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勝手に判断しないことを学ぶ

リラクゼーションサロンとかアロマトリートメントにおける
カウンセリングについて
なんだかお客様のこと本当に踏み込めていないなと
ずっと感じていた。

なので今、対話学を学んでいる。
その中でも

勝手にセラピスト側が
カウンセリング時にこれは聞いてはいけないと
判断して会話を進めていることがあるという。


確かに、、。
歳なのよ!と言われればそんなことないですよ!
太っているのよ!と言われればそんなそんな!
なんてやりとりをしていたが
なぜその言葉を発したのか考えもせず
上から消すようにそんなことないから
気にしないで!というメッセージを
送っていた、、、

そう。認めたくないが
きちんと向き合っていなかったのである。


そこで思い出したことがある。
私は20歳の時に卵巣嚢腫で手術をした。

本題と関係ないが
先生が手術で取り除いた嚢腫を
スーパーの袋に入れて持ってきて、

みる?

と裏の畑で大きいじゃがいもとれたよ!
みる?のごく普通な
テンションで聞いてきたのだ。

20歳の私には自分の体の中にあった
得体の知れないものと対峙するのが
怖すぎてぶんぶん首を横に振った。

スーパーの袋っていうのが
シュールでそのシーンは
よく覚えている。


その婦人科では
術後の人と出産後の人には
エステのご褒美があるという。

エステの待合室で
同じくパジャマを着ている患者さんに
男の子?女の子?どっちだったんですか?
と唐突に聞かれて
何も考えずに

あ?私?出産じゃないんですよー!と
笑顔で返したら、
聞いてきてくれた方が

は!す、すいませんでした!!!

と謝って気まずそうな感じになり
そこで話が終わってしまったのだ。

私は誰かと話したくて
手術のことも話したかったけれど
相手からしたら腫れ物なんだと
納得した。

出産した方からすれば
私みたいに手術後の人に
どう接したら良いのかわからない、
気まずい、、
という気持ちになったのだろう。

私からすれば
そんなに申し訳なさそうにしないでーと
と申し訳ない気持ちになった。


勝手にこちら側で判断しない。
とわかっていても
お金があれば幸せそう
スタイル良ければ幸せそう
なんて見た目だけで
決めてしまうことは多々ある。


色眼鏡で見ない!と強く意識しないと
長年積み上げてきた色眼鏡は
うっかりするとすぐ
滑り込んでくるのである。


本当はかつての私みたいにそのことを
話たいと思っているのかも知れないし
本当に話したくないと思っているのかも
知れない。

でもそのことすらクライアントに聞かずに
話を進めていくカウンセリングは
もうやめようと気づけたのは
大きい。


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