他社に勝つ商品の作り方

こんにちは。
トレジャーコンテンツ・メーカーデザイナーの太田です。

今回は、他社に勝つ商品の作り方をお伝えします。
商品企画の際、よほど画期的なアイデアと技術が無い限り、まず間違いなく競合品が存在します。
「競合品」とは具体的に言うと同じ使用目的で、同じ顧客を取り合う商品の事です。

競合品に負けない商品を製造販売するには
競合品に類似する商品(自分が後発組である)を販売する際のメリットとデメリットを理解しておく必要があります。

そうすることで負けない商品づくりをする際のアイデアが出やすくなり、結果として企業や商品の認知度が上がり、売れる商品が継続して作れるようになります。

メーカー業を目指す方や、せどり業から
ステップアップして売上・利益率を伸ばしたい方は必ず抑えておきましょう。

では、下記のような事例に当てはめて考えてみましょう。
「他社が売れているから自分も全く同じ商品を作って販売する場合」

メリットとしては
・商品企画から販売までかかる時間が短い。
・生産・技術が分かるので比較的作りやすい。
・どの程度の数量が売れるか予測をつけやすい。
・先行商品よりも、安く生産できる可能がある。
・先行商品よりも安い売価設定にすれば売りやすい。
・先行商品によって商品認知されている為、売れやすい。

と、一見良い事だらけに見えます・・・。

しかし、デメリットはというと

・オリジナリティのある商品が作れない、差別化戦略がとれない。
・自社の商品企画力が成長しないので、常に競合に依存しなくてはならない。
・先行品の生産能力が高い場合は、いざ販売する時に市場飽和で売れない可能性がある。
・安く作った結果、品質が低下して商品と会社評価が下がる。
・薄利多売で他のコストが上がり、利益率を上げたり次期商品を作れなくなる。
・いつまで経っても自分の会社の強み、ブランドがつくれない。

といったことが挙げられます。

大事なことは
・競合品はよく研究して、良い所は取り入れる
・改善すべきところは改善する
・自社のアイデア・技術を組み込み進化した商品を作る
・機能を省く等は良いが、品質そのものを下げるような商品はNG
・価格競争で売るような商品開発は避ける
・自信をもって販売できる自社商品を作る

と、読んでみれば当たり前のことが、できていない方が多いのです。


さて、ではまとめです。
せどり経験者の方へ。メーカー業は卸販売や、せどりと全く異なります。
もちろん、今までの経験、知識、販路は必ず役立ちます。
が、自社商品を作って売上、利益率をアップするには
他社と同じような商品を作っていては続かない、ということです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

もっと商品開発に関する情報が知りたい場合は下記を参考にしてみてください。


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