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勇気を持ってwifiレンタルしない。でもGoogle Mapsを駆使して地球一周する方法。

その昔、adobeのイラストレーターを初めて触った時に、地図の作り方を習いました。ベジェ曲線と直線を使う練習に最適だからでしょう。

また当時は、地図を色々なデザインに入れ込む必要が、今より大きかったように思います。
人がどこかに向かうためには、詳細な個別の地図が必須だったわけです。

ところが時代が変わり、スマートフォンとgoogle Mapsがあればどこにでも行けるようになりました。
「私はどこにでも行ける!」
と確信するために必要な機能があるので紹介します。

まず、海外で必須の振る舞いは、スマホをwifi利用にだけ制限することです。
所属先が携帯代を払ってくれる場合は必要ないかも知れませんが、僕にはそのような組織はありません。
自分で払わないといけないので、携帯代が高くなりすぎたら困ります。
そこで、日本を離れた瞬間から、日本に帰国する瞬間まで、ずーっと機内モードにします。

海外用のwifiレンタルがありますが、最近はこれを借りません。
色々な意味で必要がなくなったからです。
・ホテルやレストラン、時には町全体にも。どこに行ってもwifiがある。
・そもそも、そんなに急いで返さないといけないメールは無い。
・Google Mapsの進化。
がその理由です。

ワーカーホリックでもあった僕は、かつてはメールの奴隷でした。
「仕事のできる人間はメールを5秒で返す」と、かつかの立派な方々がおっしゃっておりました。
なるほど、僕もそうしよう!
と、なるべく瞬発的に返信していました。

そのためには、常時ネットに繋がっていることが肝要に思えました。
24時間戦う男を目指し、必ず海外出張ではwifiをレンタル。wifi電波が届かないとイライラするような人間でした。

でも、本当に瞬時にメールを返すことって必要なのでしょうか。
メールの返信が早いということにのみ拘り、その内容や、相手の気持ちを考えることに疎かったように思います。

大切なことは、相手を思い丁寧にメールを書くことや、相手と同じくらい自分の時間を大切にすることなのでは無いでしょうか。

また、僕の状況を軽んじてまで、瞬時に返信を求めるようなビジネスマンは周りにはいないと気がつきました。

以降、簡単な決断ではありませんでしたが、wifiをレンタルすることを止めました。

Wifiを借りなくなって思ったことは、トイレとネットは似ているということです。
出かける前にちゃんとトイレに行けば、出先で困ることが無いように、出かける前にネットで必要な用事を済ませば良いだけです。

どうしてもという時は、カフェに入ればトイレもネットもあります。

いつものように話が大きくずれましたが、google Mapsの使い方についてです。
まず空港に着いたら、空港の公式wifiに繋ぎGoogle Mapsを開きます。理屈はわかりませんが、これを一度やると、wifiが切れてもある程度の範囲で自分が現在いる場所を表示してくれます。

つまり、wifiがなくても、いつでも自分がいる場所がわかるわけです。
これは非常に便利です。

今回の旅でもパリのシャルルドゴール空港でwifiに繋いでGoole Mapsを更新し、以降は繋がずにオペラ座のホテルまでたどり着くことができました。

ホテルに着いたら、wifiに繋いでGoole Mapsを開き、次の目的地までの経路検索をします。その画面を開いたまま目的地まで推奨ラインを辿ります。

次の目的地に着いたら、またwifiに繋ぎ、Goole Mapsを開き、次の目的地までの経路検索をして、、、

と、このように目的地で目的が終わった時に、目的地のwifiでGoole Mapsを更新していけばどこにでも行けます。

実際には寄り道をしたり、お店に入ったりでまっすぐに目的地に行くことは稀ですし、好奇心を優先すればルートは大きくずれていきます。

でもそれが個人旅行の大きな魅力のはずです。
大いに迷子を楽しみましょう。
ダイレクトに目的地に着けることだけが優秀な旅ではありません。

もちろん、これには危険察知能力も必要になります。
危険な路地に入らない。知らない人についていかない。
話しかけられた人は無視します。
自分から話しかけた人だけ信用します。

念のため、現在地から目的地のルートが出た時点でスクリーンショットを撮っておき、いつでも元のルートに戻れるようにしましょう。
完全に集中力を切らしてはいけません。

このようにwifiを借りずとも目的地には行け、さらに借りないことで、メールやSNSからも離れ、その地をより感じることができるかも知れません。

インターネットの力を存分に活用して計画を立てながらも、現地に入ったらリアルタイムではネットに頼りすぎない。そういう旅のスタイルはいかがでしょうか。

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