【動画】コロナ後、イタリアのクレモナから良いバイオリンがたくさん生まれます【新型コロナ】
先日、「ロコタビ」運営の株式会社トラベロコと株式会社ガイアックスの2社共同でYouTubeにて「海外在住日本人に聞く、世界の今」を始めました。ロコタビに登録する世界2468都市、5万人以上のロコ(海外在住日本人)を通じて現地情報をお届けしていきます。
第1回は特別にマックスむらい氏がインタビュアーとして、マックスむらいチャンネルにて配信しました。
今回は、新型コロナウイルスの陽性確認件数が公式データで3万人近くに達しているイタリアの中でも最も感染が広まっていると言われているクレモナ在住のえみこさんに、現地の状況についてお話いただきました。
イタリア・クレモナについて
イタリア北部に位置する小さな街クレモナ。大都市ミラノとベネチアに挟まれたこの街は、ストラディバリやグァルネリといった有名なヴァイオリン職人が暮らした街として名高く、80を超える工房が点在し、音楽の街として有名。
今回、イタリアの中でも最もコロナの影響を受けた街でもあります。その現状について、現地に住むえみこさんがお話ししてくれました。
「落ち着いてきた」イタリアのコロナの状況
毎日、統計グラフをみてるんですが、確実に折れ線グラフが全てにおいて下降線に向かいつつあります。、感染者数も減り、亡くなる方の数もピークに比べて半分以下になっている。同時に、治癒される方の数が増加している状況です。クレモナの街も、ピークの3月中旬に比べて、何週間も前から落ち着きを見せている。一方で、ミラノなどは上昇傾向があるのでまだこれからですね。
スーパーに商品が増えてきた。
スーパーは、一週間に一回行っています。現状は品薄で大変という訳ではない。少し前までは生鮮食品がイマイチだったんですが、今はお野菜も新鮮。魚もおいてあります。イタリアでは、規則として遠くのスーパーに行っては行けないというのがあるので、近所のスーパーでも充実しているのは良いですね。
イタリアの政府に対する国民の反応
コロナという訳ではなく、元から政治家に対して批判的ではあります。いつの時代でも。そういう意味では今回の騒ぎだからという訳ではなくいつも通り政府に対しては、国民が強く意見していますね。ただ、ここで文句を行っても何かが変わる訳ではないとわかっている雰囲気も感じます。
良いバイオリンがたくさんできているはず!
いずれは収束します。そのあとに良い意味での反動がくると思っています。経済的に下がった後は、上がるしかない。クレモナの街はバイオリンの街なので、みんな今は息を潜めているけど、今たくさんの職人が楽器作りに集中している。だから、終わったあとに良いバイオリンがたくさんできていると思う。こういう形ではありますが、クレモナという街の名前が日本にも広まったので、これを機会に知ってもらえてよかった。
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