若猫のがん(リンパ腫)闘病記⑤
前回の記事はこちら↓
7月から、毎週の抗がん剤治療が3週間に1回に減ったことを前回書きました。
抗がん剤治療は病院に3時間ほど預けて点滴でするので、通院頻度が減ったことは僕にとってもあきたにとってもかなり負担が軽くなり助かりました。
3週間に1回の通院&抗がん剤、毎日の家での投薬。このサイクルも3か月ほどすぎた10月、先生からこう言われました。
「半年間、人間でいうと5年間、あきちゃんよく頑張りました。これで一旦『寛解』となります」
!!!!!
そうなんです。
ほとんど事例のないレアな1歳の若猫のリンパ腫。
余命たったの1か月~3か月と言われたところから、半年間の治療を乗り越え、ついに抗がん剤治療が終わることになったのです!
嬉しすぎます。
あきた、ほんまによく頑張ってくれました。
なんて強い子なんや。ほんまにありがとう。
投薬だけはそこから2週間ほどかけて回数を減らして1日おきにして、それで一旦終了とのこと。
完治ではなく寛解。
血液のがんである悪性リンパ腫は、人間でも骨髄移植をするしか完治させる方法はないそうです。猫などの動物に骨髄移植をする技術は未だないそうです。。
つまり、いつかは必ず再発してしまう。その時は、前よりもっと強くなって。
そしてこれからのことについて、先生からは3つの選択肢を教えてもらいました。
①抗がん剤治療を続ける
②民間療法をする
③何もしない
①抗がん剤治療を続ける
動物医学にも色々な考えや方針があり、中には抗がん剤治療は半年ではなく1年間やるべき!という説もあるそうです。また、予防の意味合いで抗がん剤を続ける、という考え方もあるとのことでした。
②民間療法をする
サプリメントやワクチンなど、がんの治療と確立されたものではないけど、がんに効くであったり再発を遅らせる効果があったものなどを、いわゆる民間療法としてしていく方法がある。
その中で、「丸山ワクチン」というものがあると教えてもらいました。
③何もしない
がんになる前の元の生活にもどり、もし様子がおかしかったり、何かあれば病院にいき、検査等をしていく。
あきたの場合はのどのあたりのリンパが腫れたので、再発する時は同じような腫れがでる可能性が高いそうです。(外見で腫れ等がないリンパ腫もあるそうです)
ということで、僕とあきたは(良い意味で)新たな選択をすることになりました。
つづく。