【再録】忍ミュ 第12弾再演 観劇レポ
※2022年10月23日にふせったーへ投稿したものの再掲です。
まずはアニメ忍たま乱太郎30周年おめでとうございます。パンフで何名かの役者さんもおっしゃってましたがわたしも同い年です。この記念すべき年に今までにない燃え上がり方で再熱していること、運命だと思っています。再熱してから毎日本当に楽しい。ありがとうございます。
一応最初にハマったのは10年前で、それから2~3年のスパンで燃え上がっては落ち着いて、というのを繰り返していたんですが、ミュには長らく手を出してきていませんでした。燃え上がっているときと公演のタイミングが微妙にずれていたので……今回は再熱真っただ中のときにチケ戦開始+公演だったということと、TLで軽率に「忍ミュってどうなんだろう」とつぶやくとどこからともなく「見ろ」「いいから見ろ」「お前は絶対ハマる、見ろ」という内容の矢羽根が飛んできたことから、観劇する運びとなりました。前置きが長い。
10月は某所で同人イベントもあった関係で土日は原稿等々むちゃくちゃに忙しかったので(※別ジャンルです)、イベント直前の確実に脱稿しているであろうタイミングの平日夜にチケを確保。ちなみに抽選申し込んだ時点ではミニコンサートの情報とか全く仕入れてなかったので直前にコンサートの情報を知って「???」ってなりました。奇跡的に伝子さん+半子さんが出てくる回をゲットしてました。すげえなわたし。
当日はクソ忙しい仕事になんとか折り合いをつけて午後休とって、アニメイトカフェスタンド行ってTDCのクイズラリーも参加して、半日を忍たまに捧げてからいざGロッソ。戦隊モノも過去通ったことがあるのでGロ自体は何度も経験している現場なんですが、舞台として使うとなると高低差と見やすさえぐいな……普段子どもたちが見に来てる現場だから座席の傾斜もそこそこ強めでいいな……と改めて思う。あと近い。最近は前3列くらい感染対策で無人列にしている舞台も多かったから、ガッツリ入れて人が詰まってる舞台にそれだけで嬉しくなる。あと近い(大切なことなので2度言いました)
そして2022年10月14日18時半。わたしの初めての忍ミュ観劇がスタート。
入場直前に「初忍ミュです 終演後死んでるかもしれません」とツイートしていたんですが、結論から言うと「しにました」
乱きりしんは子役たちが演じる、っていうのは知ってたんですが、子役ってあんなに可愛かったですっけ、ねえ!?
初っ端が乱きりしんの歌で一気に世界に引き込まれる。無理……かわいい……みんなマスクつけながら歌うの大変なのにちゃんと声出てるねえ歌えてるねえ頑張ってるねえ……三十路ぼっち女は涙腺がゆるいので子どもたちが頑張っているだけで泣けてくる。こんな可愛い子たちに夢の世界に誘ってもらえるなんてそれだけでチケット取ったかいがあるわ……
キラキラしてた乱きりしんの歌パートが終わった瞬間ステージの雰囲気ががらっと変わってちょっと緊張する。
「アニメと違ってミュは結構大人向けでシリアス」とその筋の人たちから仕込まれていた前情報の意味が分かった。冒頭5分で夜討ちで一族皆殺しで舞台上で2人も殺される、誰がこの舞台が平日夕方によいこのおともだちが見ているアニメ原作だと思うだろうか……まだ始まったばかりなのに情緒の上がり下がりがえぐい。というかまだ乱きりしん以外の既存キャラ出てきてないのにこんなに心拍数上昇していて大丈夫なんだろうか。隣にAED置いて観劇したい。
うわああああああ土井先生の家だああああああああ
お掃除きりちゃん可愛いんだけど、それよりなによりおそろしい寝相で寝ている土井先生、寝ているだけで足の長さがガンガン伝わってきて困惑する。いや……え? さっきまでちびっこ見てたから縮尺がおかしく感じられるだけか……?って戸惑いながら見てたら、土井先生が起き上がりまして、きり丸と並びましてね?
後々のおよねさんとのシーンで「土井先生は股下10メートル!」って乱きりしんが言ってたじゃないですか。マジだわ。股下10メートルあったわ。この時点で身長差を脳が処理しきれなくてエラーが多発している。
きり丸追っかけまわしてるところとか捕まえておしりぺんぺんしようとしてるとことか乱太郎しんべヱが来て即座に「土井半助」から「土井先生」の顔になるとことか、ふたりの登場でちょっと甘えるの控えるきり丸とか(ふたりきりのときこれはもう絶対先生に甘えてたよねきりちゃん……かわいいよきりちゃん……)もう何もかもが可愛くて尊くて舞台を拝んだんですが、ちょっと待て、まだ上級生ひとりも出てきてないぞ、ということに途中で気づいて青ざめる。すでに何度か尊さで死んでるのにまだ一番姿を見せた瞬間におたくを殺せそうな人たちが出てきてないんだけど!? 大丈夫かこの舞台!?
そして……組別合同訓練……ついに舞台上に出てきた六年生と四年生……
観劇終わってから何度言ったか分からんのですがまた言わせてください。平滝夜叉丸実在した……!!
動きが滝夜叉丸、表情が滝夜叉丸、喋り方が滝夜叉丸、あまりにわたしの理想の滝夜叉丸がそこにいて唖然とする。えっ……滝夜叉丸がそこにいるんだが……?
もちろん滝夜叉丸だけじゃなくて、どの子もみんなアニメのまんまそこにいて動いて喋っている奇跡。原作もアニメもあんな、等身絵ですらデフォルメみたいなキャラデザなのになんで2.5次元に降臨させられるんだ……?
文次郎は表情変化が文次郎そのもので、仙蔵はどの動きもしながあってめちゃくちゃ綺麗、完璧な六いが太ももに鈴というセクシーアイテムを纏って舞台上を駆け巡っている。そんな六いをシャンシャン鈴鳴らしながら頑張って追いかける四い……普段は自由人の四年生が悔しそうに必死で六年生を追いかける姿……ここは楽園か?
自分が見ているものが脳内で上手く処理できずに混乱してると息をつく間もなくろ組が出てくる。布ひらんひらんさせる長次かわいい。無表情なのに動きだけで笑い取ってくる長次ずるい。そして何より後輩をちゃんと指導してる長次が好きすぎてすでに情緒がしんどい。風になれませんでした~!って長次に泣きついてる三木ヱ門と守一郎めちゃくちゃ可愛い。そして舞台を縦横無尽に駆け巡る小平太……走り方がまんま小平太で感動したのに声まであまりにも小平太過ぎてまたもや脳がバグる(最初の十五分で何回バグってんだわたしの脳)
いや待て坂垣さんって神奈さんの声帯所持してるんか……? いけいけどんどーん!があまりにも小平太すぎて「あれ?わたし見てたのアニメだったっけか?」って混乱する。舞台始まってから尊くて泣くか混乱してバグるかしかしてねえんだわ。
そして満を持してのは組! 最初舞台上に三人が隠れてることに全然気づかなくて布めくって出てきた瞬間「ヒェッ」ってマスクの中で変な声出た。そんなナチュラルに忍者しないでくれ、心臓が持たない。
これが本当の初見なので全部次に何が来るのかわからん、っていう状態で見てたんですが、そんな状態のわたしでもここのは組+小平太は回替わりシーンだっていうのがすぐにわかったので、とにかく記憶に焼きつけねば……!って必死で見ました。14日の初見時は五年生のふりをするは組に(冷静になって考えたら五年生のふり(※グダグダ)ってなんなの?おたくを殺そうとしてるの?)付き合ってあげた挙句、「伊作ー!留三郎ー! お前たちも早くしないと負けるぞ!」って小平太がオチセリフ言っていなくなる、っていう感じで、それはそれでめちゃくちゃ可愛かったのですが、その後のレポで、だんだんは組のフリーダムさがひどくなっていって小平太が処理しきれなくなってマジで困惑する、というヤベェ流れが出来上がってるっぽいというのを把握しまして、リピチケ(21日)のとき非常に楽しみにしてたんですよ……ありがとう全員で推し(※長次)のモノマネぶちかますというおそろしい回を浴びさせてくれて……! 「もそ」のトーンで2文字で会話(会話……?)し続けるは組に対して、小平太が本気で「もう嫌だこいつらほんと無理関わりたくない」みたいな対応してたのに不覚にも萌えました。
そこからの「忍者のい・ろ・は!」……めちゃくちゃいい曲ですね……
わたしは長い間ジャ●ーズのおたくをやっているので、メンバー紹介ソング的なものをやられてしまうとそれだけでホームに帰ってきた感じでめちゃくちゃ楽しくなってしまうのですが、いろは、まさにそれで……わたしが委員会単位のキャラ分けが好きなのもあって、原作も二次創作も、他学年と絡む話は基本的に委員会がらみの話ばかり見てるので、そもそも組単位の縦割りが新鮮で楽しかったです。あと何より、歌詞の中に今回はいない五年生の名前も入ってることに胸が熱くなりました。
ドクタケ! まさか上からロープアクションで降りてくると思わなかったよドクタケ!
あとでパンフ見たら皆さんJAEの方だったので納得しました。先述したように忍ミュはアニメよりシリアスだから覚悟しろ、的なアドバイスをもらってたので、ドクタケに対してもアニメより残忍なのかなと勝手に思ってまして、いい意味で裏切られてほっとしました。みんなちゃんと悪いことしつつどこか憎めないアニメのドクタケだ!(とはいえ、もしかしたら今回が『共闘』というテーマだから平和なだけなのかもしれない、と後々思うなどした……一年生人質にとったり学園長先生の命狙ったりしたって文次郎が言ってたもんな……)
でもセリフ運び和むしオーバーリアクションで可愛いし曲が良いのでやっぱり憎めない。永遠にこんな感じでシリアスログアウトの丁々発止してくんないかな……
忍術学園が戦場になるかも、という話を聞いて取り乱しちゃうきりちゃんを見て胸が痛くなる。きりちゃん、は組単位だとしっかり者で大人びてて、庄左エ門とは別の方面から一年は組のブレーンだなと思うのですが、やっぱりまだ十歳で、守られるべき年の男の子なんだよなあ……そして即座に「私が行く」ってきりちゃん追いかける長次に情緒をめちゃくちゃにされる。……あの、わたし……図書の先輩後輩いろんな意味で大ッッッッ好きなんですよ……いろんな意味で……(察して)
この後、きり丸を落ち着かせてあげる+安心させてあげる長次でさらに情緒めちゃくちゃにされ、「僕に出来ることはありますか?」「平常心を持て、出来るな?」「はい!」っていう掛け合いに殺されそうになる。というかこの舞台、誰もがそうなんだけど、乱きりしんと話すとき、絶対大人たちがしゃがんだり片膝ついたりして目線合わせて話を聞いてあげるんだよなあ……ひとつひとつの小さな動作でも下級生たちを大切にしているっていうのが伝わってきて、なんというか、たまらんな……
「勝鬨を上げろ!」、アイドル学年を自称する四年生たちがこういう雄々しい歌詞の歌を歌うのとても好きだなってなりました。みんなキラキラしてるうえでちゃんと忍者だしわりと好戦的なんだよなあ……そしてやっぱり滝夜叉丸が滝夜叉丸すぎて見るたびに好きになってしまう。2回観た結果2回とも滝夜叉丸に目線奪われっぱなしだったのではやく円盤が欲しい。それぞれに視線すえて通しで見たい。
あと、今回は六い+土井先生の話なので四年生はサポート的な立ち位置が多いけども、こういう四年だけのシーンで、三木と滝の喧嘩、仲裁しているように見えて引っ掻き回してる綾部、爆笑で毒気を抜く守一郎に、みんなの頭が冷えたところで年長者らしくまとめてくれるタカ丸、というアニメそのままの四年生が垣間見えて嬉しくなる。いつもみんなの掛け合い見るのに夢中になってて絆バンド上手く巻けなくてごめんな……え? 四年生がメインの忍ミュもあるんですか? ……へえ…………
キラキラした四年生のあとにやってくる仲違い六年……わーんまた心臓が痛い……
学園を案じるがあまりに頑なになる文次郎の気持ちも、学園を戦場にさせないために柔軟に対応する仙蔵の判断も、どちらもがよくわかるしどちらも間違いだとは言えないので……昨日まで敵だった相手だもんね……そしてここ、止める伊作、煽る留三郎(を諫める伊作)、見守る六ろ、っていうのがこれまたアニメそのままだなって感じでやっぱり嬉しくなりました。
というか六いの言い争いから曲に入る流れミュとして最強すぎません!? 「嘘か真か」、大人っぽくありながら十五歳の少年たちの迷いも感じられる曲で……歌詞もメロディもド直球に好みだし、最後の「俺たちどうする」がめちゃくちゃ刺さりました……
忍たまのとても好きなところが、上級生は下級生を守ることを第一に考え、下級生は(性格や趣味にいろいろ難があろうとも)上級生を尊敬し彼らの助けになれるように尽力していて、そして先生たちが絶対に生徒を助ける、というところなんですが、カエンタケとの初戦はその関係性がガッツリ見られてすごく良かったです。上級生の仲間入りしている四年生たちにも仕事をちゃんと任せつつ、危なくなったら即座に四年生を守ることに徹することができる六年生、そして六年生も窮地に立たされたら絶対に助けに来てくれる山田先生と土井先生……土井先生の過去を聞いて、勝手な行動をとってしまったことを素直に謝れるたまごたち、いい子たちばかりで泣きそう。あと、諫めはしても、反省していることがわかったら必要以上に責めず、無事に帰ってこられて良かった、って言える先生たちもまた……戦乱の世の直前というきな臭い時代背景がありながらも根本的にやさしい世界である忍たま、ほんと好きだ……って改めて思った瞬間でした。
ドクタケとの共闘作戦の調印を見守ってるとき、六年生が(あれだけ共闘に反対していた文次郎でさえも)びしっと決めてるのに四年生がそわそわしてるのめちゃ可愛かったです。上級生とはいえまだ十三歳だし気になるものたくさんあるよね……いろんなものに興味惹かれてそわそわしちゃう四年生をそれとなく軌道修正してあげるのが、実技的には劣っているけど人生経験は一番あるタカ丸さんだっていうのがまた憎い演出。
あとですね……わたしは例の尼子先生特製巨大石火矢週間「鍛錬のはじまりの段」を履修してから観に行ったわけですが、まさかここでミュがアニメと繋げてくるなんて夢にも思わないじゃないですか……あのあらゆるおたくを焼き殺したエピソードここで流用するんです!?
その後有識者の話を聞いてそのほかの話も過去の忍ミュと繋がってたと知り、原作者先生に足向けて寝らんねえなと改めて思いました。
あとここの、土井先生の話を同級生がするたびに「詮索するなッ!」って怒る滝がめちゃくちゃ可愛かったです。滝、滅茶苦茶な性格してるように見えてわりと常識人寄りだし面倒見いいし目上の人への敬意を忘れないし、普段は突き抜けたナルシストに隠されて見えない部分がしっかり拾われてる忍ミュほんとたまらん。そして、同級生を叱りつけておいて上級生が話すと「私もそう思います」って掌かえすところがマジで滝夜叉丸。ミュの滝夜叉丸、声色がすごくいいんだよな……うぬぼれてるときと先輩を立ててるときの微妙な声の違いがとても滝夜叉丸!!って感じで……(伝われ)
合同訓練を経て少しずつドクタケとの距離縮めてくみんながほんとにたまらん。訓練後に四年生呼び集めて六年生がそれぞれ指摘するシーン好きすぎて溶けた……文次郎の指摘をちゃんと受け止める滝夜叉丸、適当に見えて理にかなったアドバイスする小平太、自信が持てないタカ丸さんを勇気づける留三郎、出来ないことを誰も責めないし、よりよくなるためのアドバイスを惜しまない、六年生全員がちゃんと四年生のことを見てあげてるのがわかってほんとたまらなくて……日本の職場は全部こうなるべきだろ、なあ……
「名前を呼ぼう!」の前後、ありとあらゆるところで様々なアドリブが発生してるのでほんとどこ見ていいのかわからなかったんですが、わたしが一番狂ったのはギンギンパウダー作る文次郎と滝夜叉丸でした。ふだん六年生と絡んでるときの滝夜叉丸は、体育委員で小平太のストッパー役的な立ち位置にいるイメージが強いので、忍術学園のお父さん的な立ち位置の文次郎がいるおかげで、小平太といるときより年相応の反応をしている滝夜叉丸、最高でした。小平太とはまた別の意味で滝夜叉丸の扱いが適度に雑な文次郎も良い……見た目は美女と野獣なのに(ごめんね文次郎)、成績優秀で手先も器用というところは似ている二人が一緒にいるのすごく良かったです。今回のミュで文次郎と滝夜叉丸のコンビめちゃくちゃ好きになりました。
他にも、あまりにも自然な膝枕の六ろとか特製宝禄火矢をうっかり投げちゃったきり丸を庇う綾部とかどんどん距離縮めてくるドクタケとか好きなシーンたくさんあったんですが、ここはやっぱり!!最推し保健委員!!伊作と乱太郎!!! あのシーンの伊作ずっと乱太郎のことかまってあげてるし、乱太郎も調合したり薬研使ったりなにか新しい動作するときに絶対伊作の方見てから始めるので、絶対的な信頼関係を感じてリアルに涙ぐみました。そこからの「名前を呼ぼう!」神曲では? こんなあったかい曲知らないよわたし……
カエンタケと遭遇してしまった乱きりしん、足が速い乱太郎を逃がす、っていう判断が咄嗟に出来るきりちゃんにもういろんなものがこみ上げてしまって、この辺からなんかずっと泣いてたような気がする。ここから最後にかけて好きなシーンが多すぎて……
残る決断をしたタカ丸さんの臆病にも取られかねない決意をみんなが理解して受け入れたこと、不用意に自分たちの情報を見ず知らずの相手に漏らしてしまった乱きりしんを大人たちが責めず、最善の判断で危機を知らせてくれたことを褒めたこと、内心はきり丸が心配でたまらないはずの土井先生がちゃんと乱太郎に目線を合わせて話を聞いてあげるところ、そしてきり丸が囚われたことを知って取り乱す長次……おま、おまえ、……そんな焦るのかお前……!
捕まって自分も不安なはずなのに、泣くしんべヱを励ますきり丸、長次の「平常心を持て」っていうのをちゃんと守ってるんだなってわかって涙が出る。一見怪しいところのない矢文に違和感を覚えた仙蔵と、そんな仙蔵を一番に信じる文次郎の、六いの絆に胸が熱くなる。作戦とは別方向に駆け出す六年生を何も聞かずに見守り、「滝夜叉丸、東のルートが早い!」「わかってる!」の会話だけで自分たちのやるべきことを認識する四いがたまらん。矢文がおとりだったとわかった瞬間に「立花先輩と潮江先輩にのろしを!」って、ほんと四い……なんて出来た後輩なんだ……
学園に乗り込むカエンタケ忍者から、乱太郎を守りながら戦うドクタケたちに、学園長先生を守って怖い敵に和鋏で挑もうとするタカ丸さん(このときのタカ丸さん、事前に留三郎から言われたことちゃんと守って、何があっても絶対和鋏離さなかったんですよね……)、あわやというところで駆けつけてくれる六い!! 「ギンギーン!」の一言でこんな安心することあります!? そして次々到着する六年生!!! みんな得意武器持って駆け回るのほんとにすごい。特に六年生は中長距離型の扱いが難しい武器使ってる子が多いのに、みんな完璧に殺陣を成立させてて……文次郎の袋鎗と留三郎の鉄双節棍カッコ良すぎやしません……!?
そして人質に取られ武器を突きつけられたきり丸を見て激昂し、なりふり構わず鵺様につかみかかろうとする長次……そんな長次を身体を張って止める小平太……!! いやもうさっきから何度も二次創作で見た大好きな関係性が次から次へと目の前で繰り広げられてるんだが、わたし何を見てるんだ!?
土井先生が身代わりになろうとした瞬間に泣き叫ぶきりちゃん……「もう僕から奪わないで」っていう悲痛な叫びに耐えきれなくて顔面ぐちゃぐちゃにしながら泣いた。ここから最後までただひたすら泣いてました……そして、劇場で見た2回とも泣きすぎてちゃんと見えてなかったんですが、確かにあのとき渋々武器を捨ててたはずの長次が、最後のシーンでは小平太の苦無(だと思う)を持っていたことに配信で気づきまして……もしかして……土井先生が身を挺してきり丸を庇うのと同時に、長次は相打ち覚悟で使い慣れないはずの接近武器構えて立ち向かっていったの……!?
もうあまりにきりちゃんのために動く長次がわたしの理想の長次すぎて、いやこんなに公式がわたしに優しいわけが無いんだが……?って頭抱えてしまった。いいのか……こんなに最高の図書委員浴びていいのか……!?
最後、怪我人を目の当たりにした伊作の「留三郎!」の一言で何を求められたか瞬時に判断する留三郎と、「守一郎!」の呼びかけだけで自身の役割を理解する守一郎も最高でした。
鵺様の最後が描かれなかったこと、良かったなあと思います。これが普段通っている某刀ジャンルのステやミュだったら間違いなく土井先生の腕の中で息を引き取って消えない傷を土井先生に与えているので……シリアス色が強くても忍ミュは優しいなあ……
エンディング、タカ丸さんがみんなの前で褒められたことにわたしまで嬉しくなってしまったし、確実にほだされて仲良くなってるドクタケの皆さんが可愛くて和んだ。長次と竜鬼はなに少女マンガしてんだあれ。
あと六いのブロマイドのやりとりも結局何だったの……? 六いほんとそういうとこだぞ??
なんだったの!?と混乱するところを多々残し脳が未だに処理エラー起こしながらも、わたしはここで終わると思ってたんですよ……なるほどここからアフターミニライブとやらにいくのかな、って……思ってたら……なんかみんなで歌始まって……おっ「勇気100%」か、フリあるのか、覚えなきゃいけなかったな!とか思ってたら……
客降りあるとか聞いてないんですよ!!!!!
ほんと焦った。マジで客降りあるとか夢にも思ってなかったので。しかも運よく何も知らずにとった席が通路席だったので隣を仙蔵、文次郎、守一郎が笑顔で駆け抜けていきました何が起きたんだ????
ただただ呆然としていて初回はファンサとか何も考える暇なかったんですが、2回目前日に「小平太に指ハート送ったら指ハート返してくれた」っていう神レポを見かけまして、えっ!?そんな高度な技が!?!?最後まで意識保ててたらやってみるか?って思ってたんですよ……2回目のリピチケは座席選べたので、一番通路に近かった中央ブロックの前から2列目を死守したんですが、まさかの前の席が最後まで空席でして……何の障壁もないところでド目線ファンサを浴びるという一生分の幸福をここで使ってしまいました。
何すればいいか全然わかってなかったんですが、とりあえず2列目だし指ハートじゃ気づいてもらえないかなって思って普通に手でハート作って、ちょうど目の前にめちゃ可愛い笑顔の小平太が来てくれたので向けてみたんですよ。めちゃくちゃ笑顔ででっかいハート作ってくれたんですよ。この時点で死が確定してるんですよ。
うわあああああほんとにファンサくれるんだああああ!?ってマスクの下で悲鳴を噛み殺してたら次に綾部が来てくれて、しかも追っかけて滝夜叉丸まで来てくれて、この時点で目の前アイドルしかいない楽園になってて、そうしたらなんと四いが!斜め前で!ふたりでハート作って!!!
ヒェッ……今日がわたしの命日か???って死にかけてるところに、いきなり目の前に滝がきてくれたので、慌ててハート送ったら、
ふふって微笑んで
ハート作って
こっちに差し出してくれて
無事にしにました。
あとの記憶がほとんどないです。ファンサしすぎたのか戻るの遅くなっちゃった仙蔵が慌てて舞台戻ってたのが可愛かったなあということしか覚えてないです。
というわけでわたしの初めての忍ミュ観劇は無事(まったくもって何も無事ではない)終了しました。終演後、何が起きたのか把握する必要があるな?と思って、2.5次元舞台通い始めて10年強、数えきれないほどの演目を観てきましたが、ついに初めてのリピチケに手を出しました(そして当然のように大千秋楽配信も買いました)
ここが沼の底ですね。情報過多すぎて息苦しいですがとても楽しいです。
ほんとは終演後のコンサートがこうだったとかそういう話もしたいんですが、これから配信大千秋楽を見るのでいったんここで切り上げようと思います。何時間かかってるんだ文字だけのレポに……
わたしも長らくいるジャンルで初見の新鮮な悲鳴からしか得られない栄養があるな……と思っているので、この書き殴りレポが誰かの栄養になればいいなあと思います。
あと有識者の皆様、良かったらおすすめの公演教えてください。
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