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台北の老舗「林華泰茶行」の台湾茶が、美味しすぎて衝撃だった。

台湾茶で有名な名店「林華泰茶行」に行って、お茶を買ってきました。

ここで買ったお茶が、想像以上にめちゃくちゃ美味しかった!!!!本当におすすめだし、台北に旅行に行ってお茶を買うならぜひここで買ってほしい!と思い、記事にまとめることにしました。

台湾茶で有名な名店「林華泰茶行」に行って、お茶を買ってきました。

ここで買ったお茶が、想像以上にめちゃくちゃ美味しかった!!!!本当におすすめだし、台北に旅行に行ってお茶を買うならぜひここで買ってほしい!と思い、記事にまとめることにしました。

林華泰茶行とは

台湾の首都「台北」にある老舗のお茶屋

まずは、「林華泰茶行って何?」という人向けに概要を説明します。

林華泰茶行(Lin Hua Tai Tea)は、台湾にあるお茶専門店です。(公式サイトはこちら。)発音は「リンファタイチャーハン」。
1883年創業の老舗で、130年以上もの間お茶を販売してきました。台北で最も歴史のある問屋です。

日本やアメリカなど海外にもお茶を輸出しているのだそうで、そのクオリティーは確かな物。お茶が大好きな台湾の人も愛用していて、遠くからわざわざ買いに来る人もいる、「信頼できるお店」です。

台北市の迪化街(ディーホアジエ)エリアにあります。このエリアは台北の歴史的な商業地区で、漢方薬、乾物、伝統的な食品、そしてお茶などが購入できる場所として有名です。

値段もとてもお手頃で、もともと「問屋」なので、台北のお茶屋さんの中にはここでお茶を購入して、つめかえて高く販売しているところもあるみたいです。

実際、わたしたちが行ったときには、他のお茶専門店の人っぽいおじちゃんが様々な種類のお茶を超大量買いしていました…。

お店の概要をまとめておきます。

  • 住所:台北.林華泰茶行地址:台北市大同區重慶北路二段193號
    (No. 193號, Section 2, Chongqing North Road, Datong District, Taipei City)

  • 地図:

  • 電話番号:02-25573506、02-25579604

  • 営業日・時間:毎日、7:30-21:00

  • 最寄駅:MRTの「大橋頭駅」。
    2番出口を出て南方向に2ブロック半(約300m)で到着。駅から徒歩5分。

林華泰茶行に行ってみた

お土産のお茶を買うために、実際にお店まで行ってみました。

紛らわしい店に注意

住所と地図を頼りに、「このあたりかなあ~?」ときょろきょろ・ウロウロしていると、お茶屋さんを発見!あ、ここかな、と思い近づいてみると、なんだか建物が綺麗すぎる…。
わたしが事前調査で見ていたのは、もっとザ・卸という感じだったはず。

もう一度、入り口の看板をよ~く見てみると、「林華泰茶行」ではなく「林茂森茶行」という名前の、違うお茶屋さんでした。めちゃくちゃ紛らわしい!!(笑) そこもそれなりに評価いいみたいですが。

本物は、そこから10mくらい先でした。

これ、ぜったい「林華泰茶行」に行こうとして、間違えて「林茂森茶行」に行ってしまっている人いるよ…。林華泰茶行は、公式ホームページにも明記されているように、一店舗のみです。

林華泰茶行の建物内にも、「隣のお茶屋とうちは、全く関係ありません」という張り紙がわざわざ張られていました。

「林華泰茶行」に行きたい人は、間違えて「林茂森茶行」に行ってしまわないように!

さっそくお茶選び

お茶葉の入った巨大な缶がずらり

中に入ってみると、お茶葉のかぐわしい香りが建物いっぱいに広がっています。

お店の人は、「いらっしゃいませ~」的なことを行ってきただけで、とくに近付いてきたりしません。何か必要があれば客側から聞く、という感じでした。

お店の中には、お茶葉が種類ごとに入れられた巨大な缶が所せましと置いてあります。すべての缶に赤い文字でお茶の名前と、「600」「400」などと数字が書かれています。

この数字は、600gあたりの値段だそうです。

つまり、「400」と書かれているお茶は600gで400台湾ドル(約1,400円)です。600gはかなり多いので、普段用であれば150gや300gで買うことになると思います。

お茶の種類とランクは別物だと知る

わたしはお茶の素人なので何もわからないのですが、いろいろな缶を見ているうちに同じ種類のお茶でも全然値段が違うということがわかりました。

例えば、有名な「凍頂茶」は、お手軽な「600」台湾ドルのものもあれば、1,000、1,600、最高級レベルだと、2000を超えるものまであります!
「凍頂茶は一種類しかなくて、すべて同じ値段だ」と思い込んでいたわたしは、そこでまずビックリしました。

お店のお兄さんに聞いてみると、「凍頂茶」というのは、南投という県の、「凍頂」というエリア(標高1,200m)で採れたお茶のことで、そこでとれたお茶はさらにランクが分かれていくんだそうです。

つまり、「凍頂茶」というのはただ「どこで採れたのか」を表しているだけであって、お茶のランクではない、と。(もちろんここのエリアは比較的ランクが高い、とかはあるでしょうが。)

これ、誠実ではないお店で買ったら余裕でダマされそうですよね。
「凍頂だから、有名だし最高のお茶なんだよ~~」
って言われたら、しょぼい凍頂茶にも高いお金を出してしまう外国人(特に日本人)は多いそうです。

実際、そういう悪質な店(特に格安ツアーで連れていかれる「買わないと出してくれない」系の地下のお茶屋とか)は少なくないみたいです。
恐ろしや…!

いやでも。

もう「林華泰茶行」に来た時点で、その罠からは逃れられました。ふー!
林華泰茶行のお兄さんは、めちゃくちゃ丁寧に説明してくれます。
お茶のこと大好きなのが伝わってきました。

試飲で、本物のお茶の美味しさに衝撃を受ける

本来試飲はあまり行っていないようなのですが、タイミングがいいと一番お手頃な価格の烏龍茶を試飲させてくれます。わたしたちの時に試飲させてくれたのは、600台湾ドルの凍頂烏龍茶(一応、一番安いやつ)でした。

しかしこれが、めっちゃ美味しくてびっくりした!!!え?これでその安さ?という驚き。じゃあ、「2,000」超えの最高級烏龍茶とかどうなっちゃうの?的な。

残念ながら、最高級烏龍茶の試飲はしていないようで。でも、あの600を上回る感動を得られるなら…買うしかないよね。(←チョロい客。)というわけで、最高級烏龍茶を買うことに決めたわたしたち。失敗(ないだろうけど)しないように、慎重に選びます。

このお茶を買いました

買ったのはこの2種類。
  1. 高山烏龍茶(2400)を150g

  2. 台灣蜜香紅茶(1800)を150g

それぞれ、150g分をその場で詰めてから真空パックしてくれました。

①高山烏龍茶(2400)について

丸く見える茶葉

まず選んだのが、その時お店にあるお茶の中で一番高かった、「高山烏龍茶 2400」。(店にある凍頂の最高レベルが1,000だったため、さらに欲張ってみた。)

「2400台湾ドル(=約8,500円)」は600gの値段です。

わたしたちは、「普段使い用で2人で15回くらいお茶いれて楽しめればいいか」ということで、4分の1の150g(最小サイズ)を購入しました。

種類を楽しみたいなら、150gでいろいろ買うのがおすすめです!

②台灣蜜香紅茶(1800)について

人気高し!

こちらは、お兄さんに「ほかにおすすめない?」と聞いたら教えてくれた蜂蜜の香りがする紅茶「台灣蜜香紅茶」。

いやもうその響きだけで買うこと即決したわ。「蜂蜜の香りの紅茶」って言葉、魅力的すぎ…!茶葉を香ってみると、たしかに甘くてどことなく蜂蜜のような…(心理的作用。)

こちらはその名の通り、「紅茶」なわけですが、台湾って烏龍茶や緑茶などのアジアっぽいお茶だけでなく、紅茶もすっごく美味しいんです。こちらも150gで購入しました~!

店のおすすめのお茶

ちなみに、お店の公式サイトに「お店のおすすめのお茶」が書いてあります。それによると、おすすめなのは…

凍頂烏龍茶
高山烏龍茶
白毫烏龍茶(東方美人茶)
文山包種茶
綠茶(龍井、碧螺春)
香片紅茶
鐵觀音小種烏龍茶
袋茶等

公式サイトより

だそうです。(つまり全部…?)

  • 凍頂烏龍茶

  • 高山烏龍茶

  • 白毫烏龍茶(東方美人茶)

  • 文山包種茶

あたりは台湾名物なのでチェックしておきたいですね。
その中でどのランクのものがおすすめなのかは、またお店に行ったときに、直接お店の人に聞いた方がいいかも。

帰国後飲んだお茶は、衝撃的に美味しかった。

帰国後、トランクに詰め込んだいろんなお土産を引っ張り出して、一通りパイナップルケーキやらいろいろ食べた後、林華泰茶行で買った高級茶を試してみることに。

まずは、「高山烏龍茶(2400)」から

くるくる丸まった茶葉。

ワクワクしながらお湯を沸かして、急須にコロコロと乾燥した茶葉を入れて、熱いお湯を注ぎます(店のお兄さん曰く、烏龍茶は100℃でいれるらしい)。

1分ほど待ってから、小さなお茶用の椀にたっぷり入れて、一口。

淡いうす緑色。

ぶっとんだ。

なんだこの豊かな香りは!!!!!!

めちゃくちゃ香り高い。
「香り高い」という言葉はこのお茶のためにあったのか!とさえ思わされる。この時、奮発して高級なお茶を買ったことを、心の底からよかったと思いました。

その一口茶碗で飲み終わったら、さらにもう少し足して一口。
少し濃くなって、さらに美味しい!!
うおお、もうこれを味わったら、居酒屋の烏龍茶は飲めねえ。(飲むけど)

あまりにも素晴らしい香りなので、もっとよく香りをかごうと急須の中を開けて覗き込んでみたら、コロコロだった茶葉が、完全に葉っぱの形に戻っていてビックリしました!

葉っぱが蘇ってる!

というわけで、「本物のお茶は、葉っぱの形」という新たな発見もありました。

しかも、お湯を足せば何度でも飲めるのがありがたい。
いつまでもエグみが出なくて、口当たりがいいんです。
(なんなら貧乏性なので、次の日にもお湯淹れて飲んだ。笑)

蜂蜜の香りの紅茶も

紅茶は、細長い黒い茶葉。

後日、「台灣蜜香紅茶(1800)」の方も飲んでみました。

紅茶は、100℃だとエグみが出ちゃうから90℃くらいで入れます。小さい一口椀にいれてみると、烏龍茶とは違って紅茶らしい赤味の強い茶色のお茶が入ります。

そして、一口飲んでみる。

ファ〜〜。すんばらしい香り~。

口に入れる前から甘い香りがしていて、口に含んだ後、鼻に抜ける香りもとっても華やかです。
鼻に抜ける香りが素晴らしすぎて、一口飲んむごとにスースー深呼吸してました。

それくらい感動的な美味しさ…!!
紅茶ならではの「渋み」も全くしつこくなく、この紅茶、わたし史上確実にNo.1…!!!

林華泰茶行のお茶は、特別な人への台湾土産におすすめ!

…そんなこんなで、本当に美味しいお茶は素晴らしい、ということを林華泰茶行で買った高級茶が教えてくれました。

美味しいお茶、本当に感動します。

パイナップルケーキとか、一瞬でどこかに吹き飛ぶほどの衝撃的美味しさでした。(美味しいけども。)

ここのお茶には、大昔から人々にこだわり、愛され続けてきたものからしか味わえない感動がありました。

台湾に行く人は、ぜひぜひ林華泰茶行のお茶(できれば高級なやつ!)を自分用や大切な人へのお土産にチェックしてみてください^^

たったの600台湾ドル(約2100円、高山烏龍茶の茶葉150g分)、紅茶は450台湾ドル(約1600円)で、あんなに素晴らしい感動を得ることができるのなら、本当にお買い得だと思います!!

ただ、150gだとちょっと不恰好な袋の形になるので、200g〜250gくらいがちょうどいいのかも。

150gだとこんな感じ

そして、もし買うのであれば絶対にしっかりしたお店で、最高の台湾茶を試してみてください^^

日本では絶対に買えない値段で買えるので、お土産にも最適です♪

ちなみに、ここのお茶を飲んだ結果、(↓)の台湾のおすすめのお土産で、烏龍茶、紅茶が「1位」「2位」を独占しました。笑


追記

どちらのお茶も二ヶ月くらいで飲み終わってしまって、お茶レスで悲しんでいたところ、母が台湾旅行に行った時に、ついでに買ってきてもらいました。

ここのお茶は、家に遊びに来たお客さんに出すときも毎回感動&絶賛してもらえるので、これからは家に常備しておきたいと思います!

わが家も、台湾人流のおもてなし:「家でお客さんに出すお茶で感動させる」ことを目指してみます!

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