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たなか ひろき
2021年8月20日 20:22
そぞろにぶらつく枝切れが路傍の石ころ転がして伸ばした小さな手を止めた近づかないでと声がした気のせいだ朝食の鐘の音を残し門をくぐってひた走る背を向けることは初めてでだからその日を覚えてるそれだけだ後悔したのはそうじゃなくミルクだけでも飲んでれば、だって力が入らない苦しませたくなかったのに君は消えた、君は消えた傾いだ日の瞳のなか君は消えた、君は消えた口を開け