この頭に手を/5分で読める現代短歌26
初読はインターネットだった。
わたしのTwitterには短歌の話題がときどき流れ、いくらかは歌そのものだったりする。掲出歌はそのうちのひとつで、わたしの目にしたツイートが誰のそれだったかは、もう定かでない。けれど一読したときから初句〈シャンプー〉と一字空けが印象に残り、およそ一年ぶりにこの一首評「5分で読める現代短歌」を書けそうだ、書こうと考えたとき、触れたくなったのはこの歌だった。
作者は、「Q短歌会」, ユニット「第三滑走路」所属の青松 輝。これを書いているなか