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パウワウで貧血になった話

パウワウ(Pow Wow)に行ってきました。
いろんなネイティブアメリカンの部族が集まって歌ったり踊ったりする集会で、ネイティブアメリカン以外の人も見学できるし、一緒に踊れる時間もあります。入場料はありません。

ネイティブアメリカンのジュエリーや小物を売ってるテントも並んでて、食べ物の屋台もあって、毎年楽しみにしてる大好きなイベントです。何より、パウワウに行くとコミュニティの大切さを感じます。

ただ、今年は暑かった…

10月なのに熱波が来ていて、その日の最高気温は38℃。1時間ほどして「これ以上ここにいたら体に良くないかも…」と思ったものの、豪華な羽飾りの衣装で踊るダンサーたちを少しでも長く見ていたくて、日陰だから大丈夫だろうと長居してしまいました。その結果…

貧血で立てなくなりました😭
そういえば朝から何も食べてなかった。このままでは倒れる。ハアハアと息を切らしながら夫に「フルーツ、ジュース、買って、きて…」と頼みました。

夫を待ってる間にどんどん頭が重くなってきたので、このパウワウを見守っているであろうネイティブアメリカンのチーフのスピリットに祈りました。

(酋長という言葉は、なんとなく違和感があるので使いません)

絶対に倒れたくない。救急車を呼ばれたら困る(アメリカで救急車を呼ぶと消防車も一緒に来るし、すごくお金がかかるのだ!)
チーフ、お願い、助けて。

ベンチの手すりに頭をもたれて目を閉じました。しばらくしたら息切れが収まったので「チーフ、次はどうしたらいいですか?」と聞くと、「ゆっくり体を起こして水を飲みなさい」と言われた気がしたので、その通りにしたら少し楽になりました。

「私はもう大丈夫です。ありがとうございました。今度は夫が心配です。この暑さの中、行列に並んで熱中症にならないように守ってください」

しばらくして、夫がピンク色の飲み物を手に戻ってきました。どの屋台もすごい行列で、最短で買えそうだったのがコレだった、と。

ホイップクリームたっぷりの、あんま~いストロベリーバナナシェイク。飲んだら立って歩けるようになりました。一緒に飲んでいた夫が急に苦しそうに頭を抱えた時には本気で心配したけど、Brain Freeze(アイスクリーム頭痛)でした。よかった。

今年のパウワウは学びが多かったです。

私は人に助けられて生きている。
夫がいてくれてよかった。
チーフが助けてくれた。
私も人のために何かしたい。
そうだ、毎月和食を作って友達を呼ぼう。
私がコミュニティを築こう。

それともう一つ、
暑い日に空腹で出掛けちゃダメ。

「願うと叶う」も、今回も実感しました。「ネイティブアメリカンの手芸品のカワイイ髪飾りが欲しい」という意図をはっきり持って出かけたら、出会えました💖

チーフ、良い経験と学びと贈り物をありがとう。来年は体調に気を付けます。

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はるちゃん
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