善悪の彼岸 十一

解釈を書いてます。


必要な事前知識

  • カント(私の解釈):18世紀ドイツの哲学者。主な業績は『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』という3つの「批判」にまとめられる。少し前にいたヒュームは、人間は経験でしか知識を得られないので、みんな経験は違うから、共通の知識なんて得られない、という懐疑的な論を展開した。カントはそれを否定し、人間は先天的に脳を持っていて、その脳がもつ時間的・空間的な認知は人間に共通したものであり、そこから生まれる知見は人間共通のものである。と言った。

  • 殊に(ことに):特に、格別に。多くの中から一つを際立たせるときに使う表現。

  • 総合判断:カントの用語。判断は,一般に主語と述語の結合関係を表わすが,命題の述語概念がすでになんらかの意味で主語概念に含まれている場合,分析的判断といい,含まれていないが,なんらかの外的理由のため両者が結合される場合,これを総合的判断という。(引用 https://kotobank.jp/word/%E7%B7%8F%E5%90%88%E5%88%A4%E6%96%AD-89310#:~:text=Urteil%3B%20synthetic%20judgement-,%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E3%80%82,%E3%82%92%E7%B7%8F%E5%90%88%E7%9A%84%E5%88%A4%E6%96%AD%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82 )

  • 総合判断(私の解釈):先天的にある人間の脳が共通してもってる能力(時間的・空間的に把握すること)から得られる知識は確実だけど新しくない。後天的に何かを判断すると、それは新しいけど確実ではない。新しい知識だし、確実だわこれ、ってなるすごい判断があるとき、それを総合判断という。


11の私の解釈「カントさん、総合判断って結局どうやるんすか笑」

多分こう言ってる:カントの影響力は半端ない。けど、あいつは総合判断っていうのは「能力によって」できる、みたいな表現で逃げてんだよな。肝心なところ逃げてるわ。はっきりいうと無理でしょ総合判断なんて。で、それができるんじゃねってみんなが思ってる状況はもう「信仰」なのよ。


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