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80歳まで続くキャリア戦略 「隣接スキル」を拡張しよう

こんにちは。トラックレコードの水上です。

唐突ですが、弊社では2024年下半期社員による情報発信プロジェクトを行っていて、毎週記事を公開しています。年末まで続けます。
私はこのPM(プロジェクトマネージャー)のため基本noteは書かない役割なのですが、レアキャラとして投稿します。

さて今日は「キャリア戦略」的なものを話してみます。

「最近成果出ていないな..」
「自分のキャリア、このままでいいのかな?」

そんな悩みを1ミリ以上抱いている方は読み進めていただけますと。何卒。
お話す内容をまとめると感じです。

今回お伝えしたいこと

弊社名は「トラックレコード」です

弊社は「株式会社トラックレコード」という会社名です。時おりレコード屋さんと間違われます(マジ)。何をやっているかはこちら↓で確認ください。

社名の由来となっている「トラックレコード」という言葉は、個人や組織が過去に達成した成果や実績を指した言葉です。主にスポーツや金融の世界で使われているそうです。

「track record」とは、個人や組織が過去に達成した成果や実績、行動履歴を指す言葉である。特にビジネスやスポーツの世界でよく用いられ、その人物や団体の信頼性や能力を評価する際に重要な指標となる。例えば、企業の過去の業績や、アスリートの過去の成績などが「track record」に該当する。

日本語表現辞典 

弊社は顧客企業が自社のトラックレコードを更新できるよう、人材採用を中心に支援しています。
また、社員向けにはトラックレコードを更新できる機会を提供しています。
遠矢の入社エントリーのように成長環境を提供しています(宣伝すいません)

あなたはトラックレコードを更新できていますか?

働く人のトラックレコードといえば「職務経歴書」や、Linkedin、Wantedly、Xなどのプロフィールです。人によってはnoteのプロフィールもそうかもですね。

せっかくの機会なので自身のトラックレコード(経歴/実績/プロフィール)を確認してください。

あなたのトラックレコードには何が書かれていますか?

  • 経歴として付け加えるような実績がここ最近ない

  • 経歴や実績が何年も更新されていない

なんてことはないでしょうか。

もしご自身の経歴や実績が数年間も更新されていない場合、その背後には「挑戦不足」が潜んでいる可能性があります。

世界は常に変化していて、新しい技術やトレンドが次々と登場します。そのため、何年も同じ業務やスキルセットで止まっていると、自分の市場価値は相対的に下がる懸念が生まれます。

辞めてから何年も経っている人が「元◯◯時代」の話をしていることを陰で揶揄されることってありますね。
これは周りから「昔の話は通用しないんだよ」と思われちゃっているということかもしれません。もちろん、その人の話し方の問題もありそうですが…

また、昭和の時代は60歳まで勤め上げて定年退職が一般的でしたが、今は勤続年数が長くなってきています。

最近では「80歳まで現役」なんて言われはじめました。
一体私たちは何歳まで働き続ければよいのでしょうか…(汗)

気分を暗くしないためにCanvaにあった一番派手な画像を貼り付けてみました。この画像はどういう時に使うのでしょうか?

いずれにしても、現実世界では、常に自分のトラックレコードを更新し続けて市場価値を高めることが求められます。そうでない場合、将来的なキャリア選択肢が狭まってしまう可能性が高いわけです。

どうする? キャリア戦略

やや煽りモードな文章になってしまいました。反省です。

そんなこと言われても「日常業務で忙しい」、「新たな挑戦は見つける余裕ない」、「キャリアの方向性なんてわからないよ」、そんな声が聞こえてきそうです。

自身のキャリアのトラックレコードを更新していくためには「何に」「どう」とりかかったら良いのでしょうか?

2つヒントになりそうな提案をします。

【提案1】3つのキャリア資本から「何に」取り組むのかを考える

何に取り組むかは「キャリア資源」を活用した枠組みで考えてみましょう。

キャリア資源(資本)は他にもありますが、この3つが特に需要だと思っています

スキル、知識などの「人的資本」、ネットワークや関係などの「社会的資本」、心理的な強さ「心理的資本」の中からいずれかもしくは複数を選択し、意識的に積み上げ、長期的なキャリアを構築していきます。もう少し詳しく知りたい方は下記読んでください。

1. 人的資本(Human Capital)

人的資本とは、個人が持つスキル、知識、経験、そして教育やトレーニングを通じて得た能力を指します。人的資本は、キャリア発展において非常に重要であり、キャリア開発と聞いて一般的に思い浮かぶのは人的資本ではないでしょうか。以下の要素が含まれます。

  • 知識・スキル:特定の仕事や業界で求められる専門的な知識とスキル

  • 経験:職業上の経験がキャリア発展に寄与します。経験は新たな機会を生み出します

  • トレーニングと教育:教育や職業訓練を通じて得た新しいスキルや知識は、将来の雇用機会を拡大します

2. 社会関係資本(Social Capital)

社会関係資本は、他者とのネットワークや関係性を活用してキャリアを進める力を意味します。社会関係資本は、組織内外でのつながりを強化することで、キャリアの成功を加速させる重要な要素です。たとえば30代、40代になると誰と繋がっているのかによって成功確率が変わってきますし、求められます。
次のような資源があります。

  • 信頼関係:効果的なネットワークにより、信頼できる情報やサポートを得ることができるようになります

  • リファレンスや推薦:強力な人脈は、新たな仕事やキャリアチャンスを得る際に役立ちます

  • 協力と支援:職場や業界の仲間から得られる支援により、問題解決やプロジェクトの成功に繋がります

3. 心理的資本(Psychological Capital)

心理的資本は、キャリアにおける困難に直面した際に、それに適応するための個人の心理的強さや回復力を指します。近年とても注目されていて、「希望」「自己効力感」・「レジリエンス」「楽観主義」で4Cと言われています。具体的にどうやって鍛えればよいのかは難しいですが、「心を整える」こともキャリア構築の一環であるという捉え方をしておくとよいでしょう。

  • 希望:業務に関して熱意と希望を持ち、複数の方法や手段を導き出す能力

  • 自己効力感:自分が目標を達成できるという自信

  • レジリエンス:挫折や失敗を乗り越え、再び挑戦する力

  • 楽観主義:ストレスや不安に対処し、安定した心の状態を保つ能力


【提案2】今できることの「隣接スキル」を拡張しよう

「キャリア資源」 という枠組みを把握したら、次に取り組む新しいスキルや挑戦を決めていきます。

得意なこと、出来ることの隣接エリアを拡張するイメージ。いきなり離れたこと、未経験なことに取り組まない

取り組む新しいスキルや挑戦を選ぶ際には、自分の既存の資本に隣接するスキルを習得するのが効果的であると言われています。たとえばMcKinseyの調査によると、企業が従業員に「隣接スキル」を習得させることで、長期的なキャリア成長が促進されるとされています。

たとえば、デジタルマーケティングの専門家が新たにデータ分析のスキルを身につける場合、既存の知識に基づいて新しい分野に効率的に適応できるため、学習のコストが低く、短期間で高い成果を上げやすいそうです。
「隣接スキル」の獲得は、人的資本の拡充を効率的に行う手段として推奨されています。

また別の報告書では、仕事の最も基礎的な構成要素である「ジョブ(職務)」の代わりに、多くの組織がスキルベースのモデルを適用すべきと提言しています。

「スキル」は、ハードスキルまたはテクニカルスキル(コーディング、データ分析、会計知識など)、ヒューマンケイパビリティまたはヒューマンスキル(クリティカル・シンキングやEQなど)といった人的資本に加えて、潜在的な資質や能力、また将来の成功につながる「隣接スキル」をポテンシャルと定義し、その強化の必要性を説いています。

https://www2.deloitte.com/content/dam/Deloitte/jp/Documents/human-capital/hcm/jp-hcm-skills-based-organization-report.pdf

まとめ

個人実績(トラックレコード)を更新するためには「キャリア資源」に着目してみるとよく、その中で知識・スキル・経験を鍛えるのは王道だけど、実は社会的関係資本の強化を頑張ってみたり、心を整えることも大事かも、と話してきました。
具体的には「隣接スキル」アプローチが有効。自分の強みや既存のスキルを活かしながら、関連する未習得のスキルを選んでみてはという提案でした。

80歳までと考えると長い人が多いと思うので、焦らずってやつですね。

まとめ(再掲)

トラックレコードを更新したいと思ったら

つらつら書いていたら4,000字近くになってしまいました。これより先のより具体の話は長くなってしまうのと、個人ごとに状況が異なるので今日はここまでとします。

トラックレコードの更新は一人で行うのは難しい場合があります。日常業務に追われて新たな挑戦を見つける時間がなかったり、適切なキャリアの方向性が見つからないこともあるでしょう。1人でやっていると挫折しやすい性質のものです。
解決策は簡単で、相談・伴走する人を作ることです。同僚でもよいし、上司でもよいし、外部のコーチでもよいでしょう。

人材領域でのトラックレコード更新を目指したいのであれば、弊社もおすすめかもしれません。noteをよんで、気になる人がいたらカジュアル面談を申し込んでみてください。カジュアル面談をすっ飛ばしての応募ももちろん大歓迎です。

最後に「スキ」を忘れずにお願いします!

トラックレコードの採用情報ページ

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