memo31【炎症反応】疲労が「うつ病」につながるメカニズム
最近「疲労」についていくつか記事を書いてます。
これまで書いてきた疲労は生理的な疲労であり、休めば回復するものなので問題はありません。
しかし「慢性的な疲労」や「うつ病」はそう簡単に治るものではありません。
現代社会でもうつ病は問題になっていますよね。
生理的疲労が生理的疲労のまま回復してくれれば問題ありません。
しかし、生理的疲労が慢性疲労になり最終的にうつ病を発症するというメカニズムが発見されています。
そのメカニズムについてメモ程度に紹介します。
①生理的に疲労すると、潜伏感染しているヒトヘルペスウイルスが唾液中に出てくる。
②唾液中に出てきたヒトヘルペスウイルスは、鼻粘膜から嗅球に潜伏感染し「SITH-1」というタンパク質を発現させる。
③SITH-1は嗅球の細胞のカルシウムイオン濃度を上昇させ、嗅球の細胞をアポトーシスさせる。
④嗅球の細胞がアポトーシスすると、嗅球にアセチルコリンを供給している脳の部位の機能も下がる。
⑤アセチルコリンの分泌量が減少するので、コリン作動性抗炎症経路の効き目が悪くなる。
⑥抹消での炎症(火種)があると脳内に炎症が波及する。
ざっとこんな感じです。
詳しいところは、近藤先生の本をご覧ください。
参考図書・文献
近藤一博、疲労とは何か、2023、講談社
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