REPORT②_照沼勝将さん 場づくりスクールTAKE!
場づくりスクールTAKE!第二弾!
東海村のつながるプロジェクトが今年もスタート!
2023年は、「場づくりスクールTAKE!」としてリニューアル
前回の田中隆太さんのレポートはチェックしていただけたでしょうか!?
まだチェックしていない方、またおさらいでもう一度という方,
ぜひこちらをチェックしてください!
おしゃれな場所Lien
第2回目のレポートです。
今回の会場は、こちらのおしゃれな場所「コミュニティスペース Lien」で行いました。
部屋の明かりが灯されると、まるで暗闇に浮かび上がるような空間が誕生し、思わず立ち止まって見とれてしまう、そんな雰囲気の場所で第二弾のTAKE!を開催しました。
ゲスト紹介
第2回目のゲストにお呼びしたのは、ほしいもを生産する株式会社テルズの代表取締役 照沼勝将さん。
皆さん、「茨城と言ったらほしいも!ほしいもと言ったら茨城!」ですよね⁉
茨城県民には慣れ親しんだほしいもですが、茨城が誇るほしいもの裏側には、生産者さんのたくさんの努力とあふれる思いがありました。
そんな、ほしいもの知られざる裏話を含めて、照沼さんにお話しいただきました。
照沼さんの話を聞いた後は、ほしいもがもっと好きになるかも、、、!?
【ゲストプロフィール】
照沼 勝将
株式会社 テルズ 代表取締役
茨城県出身。2015年よりさつまいもづくりに携わり、2016年(株)テルズを設立。初めて出展したほしいも品評会で銅賞を受賞、さらに翌年には金賞と茨城県知事賞をダブルで受賞するという快挙を成し遂げる。テレビ番組で取り上げられたことにより、一気に知名度がアップし、全国から注文が殺到。よりおいしいほしいもを追求することで地元に貢献すべく日々奮闘中。
【活動URL】
https://teru-s.com/
恐るべし受賞の数々
こちらのほしいの品評会の受賞歴をご覧ください。
すごい数の受賞ですよね!
特に注目すべき点は、なんと創設1年目で金賞を受賞しているところです。
また、毎年受賞しながら、試行錯誤を重ねて、おいしいほしいもを追い求めているそうです。
つくる品種は、べにはるかから生産をはじめて、たまゆたかなど地元品種の生産もはじめていったそうです。
ほしいも品評会では、見た目・食感・味の3項目の点数で競い、全ての要素を兼ね備えたほしいもでないと、金賞を受賞することは難しいそうです。。
東海村やひたちなか市には強豪がひしめいており、その中でも特に東海村の若手生産者が切磋琢磨することで、近年、結果を残しています。
また近年、ほしいもの生産が他の地域に広がっていて、東海村としてブランド力を上げていかなければと危機感を持っており、意地とプライドをかけて毎回戦っているそうです!
ほしいもができるまで
株式会社テルズのほしいもの製造過程は、まさに長期戦!
春から秋にかけてさつまいもを生産し、秋から冬にかけておいしいほしいも作りが行われています。
また少しの気候や時期の影響でおいしさが変わってしまうそうです。
そんなほしいもを製造に欠かせない、蒸したさつまいもをスライスする工程は、すべてが手作業。多い時には1日で、コンテナ50台分ものさつまいもをスライスするそうです!(重さでいうと2~3トン)。※確認
従業員さんのほとんどは、地元のお母さんが中心。綺麗に皮をむかないと黒ずんでしまうため、しっかり皮むきを行うことが大切とのことです。
こんなにも製造が大変なんて驚きですね、、、
ほしいもの生産には地域の方が多く関わっているということで、地元の方の愛情が伝わりますね!
株式会社テルズのこだわり
良いほしいもは土づくりから!
土を分析して数値にすることで、さつまいもに適した土壌にするためにはどうしたらよいか、常に研究されています。
いもだけでなく、機械や土にもこだわっているからこそ、美味しいほしいもができるんですね。
ほしいもだけじゃない
なんと!
地元のデザイナーさんとコラボして、新たなアイテム「ほしいもトレイ」を作り出したそうです。
しかもただのトレイではないんです。本物のほしいもから型を取って作った、本物そっくりな錫製のトレイなんです。
株式会社テルズ、エスプレッソデザイン、株式会社澤幡製作所とが連携して作り出した商品で、錫の特性を生かした「自由に曲げることが出来るトレイ」なんです!
※錫器は柔らかく曲げることが出来る金属から、ほしいもの柔らかさも表現できるトレイ。
「常陸錫器」について詳しくは下記のリンクをクリック。
ここまでほしいもを忠実に再現したトレイを作り上げるには、開発構想から1年もの時間がかかったそうです。
ぜひこのほしいものトレイに乗せてほしいもを食べたいですね!
トレイまで時間をかけて作る株式会社テルズのほしいも愛が伝わります。
参加してみての感想
今回株式会社テルズの照沼さんにお話しいただきました。
ほしいも深いですね、、、
茨城県民が慣れ親しんだほしいもには、ここまで生産者さんたちの努力や思いが隠されていたことを今日初めて知りました。
また、照沼さんはほしいもを始める前にハーブ農家で土づくりを行っていたそうです。
そこからほしいも農家を始めたので最初は右も左もわからない状態だったそうですが、周りの生産者さん等に積極的に聞きに行き、自分なりに試行錯誤を重ねおいしいほしいもができたそうです。
当時の事を、照沼さんは「一人ではできない、周りの方の支えが必要である」と感じたそうです。
それから地域に積極的に貢献されるようになったと話されていました。
良いものを作り上げるには、みんなで力を合わせて作り上げていったからこそ、創設1年目で賞を受賞できたのではないかと感じました!
今後も生産者さんと消費者さん一致団結した東海村でありますように。
次回のTAKE!は10/13(金)
株式会社 Coelacanth 代表取締役 佐藤穂奈美さんのお話です!ご参加お待ちしています!
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