東海村つながるトークVol.3 開催レポート(後編)ー活動を知る、仲間を集めるー
こんにちは。T-projectです。12月17日開催の東海村つながるトークvol.3。
レポート後編は、県北で活躍されているゲストによるプレゼンと、前回のつどえるサロンの参加者によるプロジェクト続報をお届けします。(前編はこちら)
ゲストプレゼン
④「ライフステージが変わってもいつだって私らしく“自分らしく輝く為のちょっと特別な私時間”」(茨城オトナ女子会 高久香里さん)
東海村つながるトークVol.3 のゲストには、高萩を中心に県北地域で活躍する茨城オトナ女子会代表の高久香里さんが登場。食育プロジェクトIBARAKI HOLIC(いばらきほりっく)の活動についてプレゼンいただきました。
3児の母でもある高久さんが、IBARAKI HOLICを立ち上げたのは「母親として、子供たちの食育にどう取り組もうか」と思ったことがきっかけ。活動は、同じように子供たちの食への教育を見据える6名の有志と共にスタートしました。
茨城県北、そして自身が住む高萩市には物・人・場所など魅力的なモノが沢山ある、と話す高久さん。しかし、 知られていないものがとても多いと感じるのだそう。
そこでIBARAKI HOLICでは、日常や学校の教育では得られにくい、食に関連する「知る」「触れる」「食べる」という体験ができるプログラムを自ら企画することに。茨城の食のプロである生産者や料理人と子供たちが触れ合うことで、多様な生き方があること、食の大切さについて直に学ぶ目的もあるのだと言います。
主な活動をあげると、35名のいばほり隊と呼ばれるメンバーと共に、地元の農家の協力を得て畑でエディブルフラワー (食用花)や野菜を育てたり、地元企業の食品を調理して食べるという地産地消の実践を行なっています。最近では、育てたエディブルフラワーを地元の食品加工業者とともに「お花のソーセージ」として商品化しました。
コロナ禍により、子供たちの体験の機会は減ってしまったものの「作物を育てて食べるという食の実践で、地域を知る機会やシビックプライドも醸成できたら」と高久さんは、子供たちと地域の未来をにこやかに見据えて語ってくれました。
活動続報
⑤「新しい東海村・オンラインコミニュティMURA-BITO」(川崎裕弥さん)
最後のプレゼンは、前回の東海村つながるトークVol.2で、「新しい東海村を創る」プロジェクトとして、バーチャル会議システムoViceを使ったコミュニティー作りの提案をしてくれた川崎さんが登場。現在早速動き始めたプロジェクトの続報を語ります。(川崎さんプレゼン時のレポートはこちらから)
前回のプレゼン終了後、数回のoViceでの交流を経てコミュニティの名称が「MURA-BITO」に決定したと報告してくれた川崎さん。「MURA-BITO」はリアルとバーチャルの空間で、参加者が楽しく生活できる空間で、メンバーはSON-MIN(村民)と呼ぶことになったのだそう。
さまざまなオンラインサービスによって、時間や場所を問わずにコミュニケーションをとることができるようになった現在。MURA-BITOで使用しているシステム「oVice」はユーザー同士がバーチャル空間上で自分のアバターを動かし、他のユーザーの会話を聞いたり、話しかけたりすることを可能にするもの。これを利用してリアルの空間ではない「もうひとつの居場所」を作りたかったと川崎さんは話します。
MURA-BITOではアイコンを自分の写真にする必要も、必ず誰かと話す必要もないのだそう。交流するしないも自由なのだとか。川崎さんは、このコミュニティは公園のような存在と位置付けていると語ります。「ただその場所にいるだけでも良いし、自由に人に話しかけたり、誰かの話を聞いたりするだけでも良い空間」なのです。
川崎さんは現在、リアルと現実を掛け合わせることで、新しい産業が生まれる機会もあるのではないかと期待しているそう。東海村の大きな産業である農業、原子力に継ぐ3つめの産業を、今ある東海村の強みと、人があつまることで生まれる何かを組み合わせることでつくれたら、と話してくれました。
川崎さんによる、MURA-BITOの活動は今後も定期的に開催予定。「新しい居場所」となる村に興味がある方は是非ご参加ください。
最後に
T-project 東海村つながるプロジェクト
https://www.facebook.com/tokaimuraproject
主催 東海村
企画協力 カゼグミ
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