RSA暗号って開発者3人のイニシャルなんだって【ゲーム制作日記】
こんにちはtozicaです。
今日はきんきん金曜日!
暗号解読 を読んだ
サイモン・シンの「暗号解読」を最近ちびちび読み進めていたんですけど、昨日やっと上下巻を全部読み終わりました。
面白かった~。
サイモン・シン、知ってる人には有名な作家さんだと思いますけど、なんか小難しい理論の話を面白くて分かりやすい本に仕上げることに定評がある人ですね。
もともと学生時代にサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」の文庫版をふと興味が湧いて購入して、そのままずっと本棚の肥しになってたんですけど、そろそろサイモン・シン作品もちゃんと読むか…と思ったので、Kindleで「暗号解読」上下巻を買って読んでました。
フェルマーの最終定理の方もいずれちゃんと読みます…。
本作では暗号の進化の歴史みたいなのを人間の歴史を追いながら見ていくような構成になっています。
いわゆるシーザー暗号(文章を構成する各アルファベットを何個かずらして暗号文を作る)とかから始まって、終盤では第二次世界大戦におけるエニグマ暗号にまつわるあれこれだったり、インターネットにおける暗号通信に関するあれこれだったり…が、いい感じに分かりやすく面白い文章で書いてある。
エニグマ暗号とか、RSA暗号とか、量子暗号とか、今まで名前だけは知ってたけどどんなものかは知らないものって色々あったんですけど、そういうものが何なのかをちゃんと知れたのが個人的には面白かったですね。
特にRSA暗号は個人的にもサーバーにSSH接続する時の鍵とかに使ったりしてたので、今作を読んだことで改めてなんかすごい愛着が湧いちゃったな。
リヴェストとシャミアとアドルマンが3人で開発したからRSA暗号という名前になってるっていうのも良かったし、RSA暗号の軸になってる非対称暗号の考え方もすごい面白かった。
ちょっと惜しかったのは、そもそもこの本が2000年頃に出た本なので、現代の通信技術の話はあんまり入ってないところ。
例えば、最近だと上述のRSA暗号ってセキュリティ的には微妙な扱いされてて、Githubとかだともう接続方式として非推奨だったりするんだけど、この本の中だと「RSA暗号は現代の技術だとほぼ解読不可能な超強力な暗号化技術」みたいな書かれ方してたりするんですよね。
たぶんこの本が出てから現在に至るまでに技術革新が色々あったと思うので、そこらへんの話もこの語り口の延長で読みたかったなぁって感じる。
でも、うん、すごく面白かったですね。
暗号についての知識もいろいろ得られたので、ゲーム制作にもいい感じに活かせたらいいなぁ。
ゲーム制作
カナデエスケイプ
昨日は「カナデエスケイプ」の制作を進めました。
シーン定義の制作を進めたりとか、セーブデータ周りのプログラムを色々弄ったりした。
今作においては、セーブデータを《ユーザーデータ》と《プレイデータ》の二つに分けて管理する感じにしています。
ユーザーデータはコンフィグ設定とかこれまでのプレイに関する統計情報とかを保存するためのもの。
一方、プレイデータは現在進行中のゲームにおけるパラメータ情報や所持アイテムとかを保存する用ですね。
ローグライトなので、乱数の状態とかもプレイデータに含んでる。
今まで色んなジャンルのゲームを作ってきましたけど、ジャンルごとに適切なセーブデータの扱い方が違うので、毎回なかなか気を遣うなーって思う。
「カナデロオグ」もローグライト的なシステムではありましたけど、ダンジョン攻略中に中断セーブを作ったりすることは想定してなかったので、一個一個のセーブデータはそれぞれ一つのデータ構造で済んでたんですよね。
その点、今回は中断セーブできないと間違いなく遊びづらくなっちゃうので、頑張って導入してる。
さてさて、今日も頑張って制作を進めていきましょ。
がんばるぞ~~~~。
おしまい。