【アニメ感想】嘘から出た実「妄想代理人」

いつも読んで頂きありがとうございます。とぜです。

今日の夕方よりちょっと前、ふとサスペンスもののアニメが見たいと思いました。

そこでDアニメストアでサスペンスで検索してきて出てきた本作に目が留まり、「これたしか有名な作品だよな」と思って勢いで見ることにしてみました。

★ざっくりとしたあらすじ

鷺月子(さぎ つきこ)はマロミという大人気キャラクターを生み出したデザイナー。

彼女は次のヒット作を会社で求められるもなかなか作れず思い悩んでいました。

納期も差し迫る中、彼女は追い詰められていきます。

そこで彼女の取った方法は、いもしない通り魔こと”少年バット”をでっちあげて自分を被害者にしてしまおうというものでした。

目論見通り、世間はだまされ、彼女は納期を先延ばしをすることに成功します。

ところが、不思議なことが起こります。

少年バットの被害者が2人目、3人目と増えていくのです。

警察が事件を捜査した結果、模倣犯の犯行であることがわかりました。

しかし、模倣犯の供述から、模倣犯が犯行に及んでいない被害者もおり、事件の解決を難航化させていきます。

そんな中、街中では追い詰められている人に救いのごとく少年バットがその人のもとへ現れるといううわさが流れだします。

噂に尾ひれがつき、少年から青年、青年からモンスターへと姿を変えていきます。噂の内容が変わるにつれ、作中で描写される少年バットの姿も変わっていきました。

少年バットの正体は鷺月子が昔、自身が飼っていた犬が車に引かれたことを父親に言えず、説教から逃げるためについた嘘が発端であったことがわかります。

鷺月子は事実をゆがめてしまった現実を認め、少年バットと別れを告げます。

すると、日本中にあふれていた少年バットは存在を消したのでした。

★感想

上記ざっくりあらすじでは鷺月子と少年バットのことしか書いておりませんが、この作品は序盤は話数ごとに主人公が変わるオムニバス形式で展開されます。

この作品では1人の人間が後の無い状態まで丁寧に追い詰められていくさまが丁寧に描かれており、見ていて気持ちのいいものではありませんでした。

中でもアニメ制作回で制作進行の人がスケジュール管理が出来ず、周りをどんどん不幸に陥れていく回は現実で起こりそうな出来事なだけにきつかったですね。

結局のところ、この作品は少年バットとはなんだったのか?という疑問が残ります。

いろいろ解釈のしようはあると思いますが、私は率直に言い訳の理由だと感じました。

人間だれしも合理的で都合のいい言い訳ができるなら、やってしまうと思います。これはそんな人の心の弱さを描いた作品なんだなと思いました。

★こんな人におすすめ

・考察するのが好きな人

・胸糞悪い展開に耐えられる人


★終わりに

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