期待してたんだけどな、是枝さん。 設定は良かったけど、脚本ゆるいと思う。 追う立場のチンピラと刑事がさ、ご都合主義すぎ。 ただただソンガンホは素晴らしい。 是枝さんの「ワンダフルワイフ」は、青春が詰まってる。 老いないで。 まだまだがんばってほしい。日本で。世界で。
朝から神奈川某所をうろうろ。 生きてお会いしたかった師匠の師匠のお墓参りを(3回目)。 道中容赦ない日差しで真っ黒になったり、 ネパール料理屋で頼みすぎたり、 生牡蠣食べたり、 マギー司郎のステージ見て緩んだり、 喫煙まみれの店の自家製さつまあげに舌鼓をうったり、 駅前でソフトクリーム食べてたら横のおばちゃんがヒョウ柄にラメベスト、パイナップル帽で感動したり、 いい夏の日となった。 明日からまたがんばろう。 いつかあの世でお話がしたい。
認知症を患う桐島洋子。 途中まで書き上げた自伝を子供たちが仕上げたという今作。 彼女はわたしのはじめて触れた「おとなの女性」であり「自由」であった。 小学校低学年のときに、下の名が同じだからという理由でなんとなく手に取った「渚と澪と舵」。ぶん殴られた。 来る日も来る日も貪るように読んだ。 そしてその年の夏休み、読書感想文に。 既婚者のアメリカ人との間に3子をもうけた話に、担任は「まだ早い」と別の本を読み直すように言った。 なんで読み直さなきゃならないんだ、 改稿して再度提
息子と行った。 4回目かな。 いつ行っても最高においしくて、最高にイケてて、最高に店員の愛想がない。 店員美女たちは、めったなことじゃ笑わない。 私にだけ笑ってくれないわけじゃない。多分。 が、2度目あたりから「こんなカスにピザを恵んでくださりありがとう」という気持ちになるから不思議。 4度目にもなると、ピリッと睨まれたい、ガツンと怒られたい、てなる。 今回試しにPayPayの支払いにもたもたしてみた。 睨んでる?イライラするでしょ? チラッと顔を上げた。 美女
久々に食べた。 浅草で根を這わしてる味がする。 ドンって甘くてデカい。 上品さはないけど、無骨な優しさがある。 これこれって思う。 400カロリー近いどら焼きを2つ。 豆大福と豆餅を1つずつを胃に収めた。 膨らんだ腹。 亀十に罪は、ない。 だからカロリーも、ない。 どら焼きと言えば、不動の1位うさぎや。 阿佐ヶ谷より上野のが好み。 初めてうさぎやのどら焼きを食べたのは、監禁された兄を助けに住吉会系事務所に行った9歳のとき。 半殺しにされ血だらけの兄の横、組員に囲まれ
中目からわざわざ引っ越してきてくれた明天。 下北に行くと、準備体操のようにまずいただいてしまう。 いろんな豆花を食べてきた方だけど、どこも大概シロップがあまったるいし、フルーツなどは缶詰が多い。 明天はフレッシュなフルーツかつ豆花もクリームの固さも甘さもぜんぶちょうどいい。 一口ごとに、芸術ぅ、て思う。 珉亭は今日休みだった。 前を通っただけだけど、調子に乗ってるな。 バイトしてたのはもう20年以上前か。 どんどんぴかぴかになってゆくこの街に文句言いながらも、なん
ハイヒールの踵をお直しにいった。 とある駅近のお直し屋さん。 初めて入った。 先客のおばあちゃまの後ろに並んだ途端「ちょっと!外に書いてあるでしょ!人がいたら次は入ってくるなと!」 『あ、すみません…』 めちゃくちゃキレられた。 日焼けを気にしながら外で待つこと7分。 おばあちゃまが帰られ、再び中へ。 「あのね、コロナ減ってると思って調子に乗ってると(略)』 また怒られた。 ただ踵を直しにきただけなのに、なんでこんなに怒られなきゃならないのか。 面白くなっ
いただいた。 老舗らしからぬ、そっとした佇まい。 が、店内に足を踏み入れた途端、ピリっ。 店主の鋭い眼光。 焼き場にいちばん近いカウンターに座らせてもらった。 焼き場見るの初めてかも。この親父いくつだろう、とぼんやり思っていたら、 女将がサッと横に来て「今蒸し上がるから焼き始めるわよ。グッと集中するからその間は親父に誰も話しかけられない。あなたのは特上だから、串の余りが1センチくらいしかないから、火の中に指を突っ込まないとひっくり返せないのね。熱いわよ〜職人技だか
表参道ヒルズで内山拓也監督の短編を。 11分の作品。 ジュネかな。 衣装と家とフォントが可愛かった。 「佐々木インマイマイン」で度肝を抜かれたのが一昨年の年末。 あのとき、書くことと人生に迷ってて、救われた、というか、まだやりたいなって思い直させてもらった。 男子校みたいな前作たち、今作は対極のファンシーさ。 なんでもやれちゃうのね。 MEGUMIプロデュースで、歌はPESだった。 なぞの3ショットでトークショー。 不思議な夜だった。
ご無沙汰です、の池袋。 TOBU地下で懐かしの五家宝に出会う。 きな粉と砂糖と水あめと米粉で出来た素朴な菓子。 小さい時、これ、好きだったな。 歯にくっつくし、100パーきな粉にむせるけど、 その簡単に食べられない感じ含め良かった。 買った。 西口のスタバ横に出た。 池端先生と麒麟最終話翌日にここで待ち合わせし、 死ぬほど不味いイタリアンを食うたな。 何となくもうお会いできない気がするけど、お元気で いてほしい。 目に見える「神様」ってああいうことなんだと思う。 そのま
1ヶ月くらい前、場所は某テレビ局。 仕事でショックなことがあり、トイレに駆け込み、声を殺して泣いていた。 しばらくして隣の個室から、わああああーという盛大な泣き声が聞こえてきた。 君も悲しいことがあったんだね。 抱きしめてあげたい。 声をかけてあげたい。 でも私はあなたを知らない。 ただ同じタイミングで、泣きたくなることがあっただけの仲。 バッグにはあとで食べようと買っておいた瑞穂の豆大福。 それから近所のばあちゃんにとさっき作ってもらったピンクと黄色のガーベラの
今日、近所のスーパーで万引き事件があった。 わたしがちゃんと万引きをしたのは、16のときだ。 当時通ってたブタとサルしかいない語学系の女子高は3年間で62日しか行かず、バイトの時間まで台東区あたりを徘徊してるのが常で。 その日は上野に居た。 アメ横を歩き、みはしであんみつを食べ、ふらりとABABへ入った。 入り口付近で、北海道展だかがやっていた。 高級メロンがズラリ。 1玉、手にとってみた。 ずっしり。 そして、ほんとに、なんとなーく、なんとなーくメロンをお腹
oasisとドビュッシーに浸っている息子(14)。 「下北まで散歩いかない?」て珍しく誘ってきたから、あら母の誕生日にデートしてくれんのねって、行きましょ行きましょで行ったら、楽器屋に直行。 で、あれよあれよとアコギ一式購入されられた… そうきましたか。 楽器屋の目と鼻の先に母ちゃん生誕の地「Club Que」あり、せっかくだから地下に降りた。 あの頃と変わらぬ悪臭よ。 息子、鼻をつまみながら「こんなとこに居りゃそうなるわな」とボソリ。 はい、こうなりました。 途
バケツをひっくり返したような(使いたかった)雨の中、北口で人を待つ。 あと10分で到着予定。 その間に何が書けるかな。 いま目の前にドむらさきヘアのおばあちゃんが、雨に「敵わんなあ〜敵わんなあ〜」と連呼中。 敵わないよ、雨には。 敵わないなって人、いま思い出せるだけ思い出してみよう。 マドンナ、インスタライブの利用停止措置を受け「私の事務所に、乳首の露出が原因との通告がありました」と。 私も死ぬまでに1回はまったく同じ理由で利用停止処置を受けたい。敵わない。 福
私には、12こ上の兄がいる。 名は、ひさし。 父が当時大ファンだった競輪選手から頂いた名らしい。 職人一家の長男に生まれ、異常に手先が器用、異常に生きるのが不器用な人間。 中学時代のヤンキーブーム(横浜銀蠅など)に乗っかり、青夜會という暴走族を結成し、全盛期100人強を束ねた総長だった。 親に無理矢理入れられた高校は2日でやめた。 仲間はほとんどが高校入学を機に更生し、兄から離れていった。 残ったのは、田中とムックだけ。 毎日うちに来てはシンナーを吸い、女を抱き
観た。 これは、アヴちゃんのボヘミアンラプソディ。 アヴちゃんを起用した人らぶ。 (野木脚本感は、ゼロ)。 数年前、 アヴちゃんにパンの差し入れしようとしたら、「小麦アレルギーなんだ」と言われたことと、「最近おっぱいが大きくなってきたの」と言いながらすっごい体勢で何か食うてた思い出。 (妹とお母ちゃんは巨乳らしい) あと、あの美脚な。 彼女には200万年生きて欲しいと思ってる。 若くして死んで伝説になんてならないで、 いつまでも死なない妖怪でいて。 あと改めて