興味深いタイトルの本と出会いました。
今まで、仕事の忙しさを言い訳にして、本を読めないことを肯定していました。
本書を読み、読書について分析して読む大切さを知りました。
本ブログでは、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか/三宅香帆(著)』より引用し、本を読む姿勢について整理し、自身の行動宣言をしていきます。
▫️本が売れなくなっても、広がっているある市場
「日本人の読書離れが進んでいる」
「本を読む時間がない」
こんな言葉を耳にすることで、一般的に「忙しいから本が読めない」という論理に陥りがちです。
私もそう思っていた一人でした。
一方で、労働時間はどうでしょうか?
労働環境においても、週休2日が当たり前になり、残業も抑制される方向にあります。
それならなぜ、「読書離れ」と言われるのでしょうか?
読書というものを分解すると、ある市場は伸びていることが示唆されています。
■自己啓発書の特徴とは?
それでは、自己啓発書の特徴はなんでしょうか?
今の時代に売れる理由を読み解きます。
「ノイズを除去する」これはとても興味深い考察です。
それにより、私たちは内部を聖化している。
このように客観的に考えることはとても大切だと思いました。
自己啓発書 → 自己をコントローラブルな行動の変革を促す。
本書を読み、自己啓発書の分析について納得しました。
では、自己啓発書が売れることは、どのような社会の状態だと示しているのでしょうか?
▫️ノイズを除去しようとする社会
自己啓発書が売れ続ける社会は、ノイズを除去しようとする社会
この言葉は、恐ろしくも危機迫るものがあります。
ノイズを除去するということは、文化や人間としての営みが消える社会だと感じています。
本書では、現在我が国にある経済的背景にも触れ、新自由主義を批判しています。
グローバル化する社会で、我々は何を選択しいくのでしょうか?
それは、「本を読める社会」なのか?
我々の選択に問われています。
▫️行動宣言
1.ノイズを取り入れるため読書の幅を広げる
2.本を読める社会を実現するするため、「半身の働き方」を追求する。
あまりにも気付きが多い本のため、Kindleでも文庫でも購入してしまいました。
本を読める社会を実現するために、行動を考えていきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
これからも学びを共有していきます。