東京でペペロンチーノが美味しいお店10選!
こんにちは。2023年にペペロンチーノを100皿以上食べたマン(@toyotamasan)です。
パスタの中でペペロンチーノといえばポピュラーな料理でパスタ屋さんに行けばほぼ確実に目にします。家でも簡単に作れるパスタでもあるので、人生で食べたことのある人は多いでしょう。
私は毎年テーマを決めて1年を通してその料理を100個以上食べているのですが、2023年はペペロンチーノをテーマに選びました。これまでのテーマはこちら。ペペロンチーノを選んだ理由に関しては、パスタの中でもシンプルな料理で、シンプルだからこそ難しさがあり、お店がどう向き合っているのかや、しっかり考えて提供しているのかが分かると思ったからです。
2024年に102皿のペペロンチーノを食べてみて、この予測は当たりました。イタリアでも食べましたし、カンボジアでも食べました。そこで分かったのはペペロンチーノは明確にお店と手の凝り方の差が出ます。しかし、その中で日本や東京で圧倒的においしいペペロンチーノを発見するには至りませんでした。
なので、今回はランキングではなく東京でおいしいペペロンチーノ10選と忘れられないペペロンチーノという形で紹介します!でもその前にペペロンチーノについて少し語らさせてください。
ペペロンチーノとは?
そもそもペペロンチーノとは?というところから見ていきましょう。日本でペペロンチーノと呼ばれているものはイタリア語でアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ(Aglio, Olio e Peperoncino)と言います。Aglio, Olio e Peperoncinoというのはニンニク(Aglio)、オイル(Olio)、と(e)、唐辛子(Peperoncino)という意味です。そのままですね。それを略してペペロンチーノと言っているのは日本だけです。そもそもペペロンチーノは唐辛子という意味なので、それだけの呼び方ではレシピとして意味を成しません。しかし、いつしか日本ではアーリオオーリオよりもペペロンチーノという単語が先行して、こっちがメインになっているのです。
ちなみに、本場イタリアではペペロンチーノはアーリオオーリオ(Aglio, olio)と呼ばれるニンニクとオイルだけで作るパスタがベースになっており、これはナポリ発祥の料理でPasti poveri(貧民の料理)というカテゴリーに属します。唐辛子(peperoncino)を入れるバージョンはラツィオ発祥の料理とのこと。また、激安の食材で構成されており具も入ってなく、絶望の淵に立たされながらも作れることから絶望のパスタとも呼ばれているようです。
このように、ペペロンチーノはパスタ界でも最弱のメニューなため、現地のイタリア料理屋さんにはほとんど置いていません。こちらの動画に出演している Ristorante Pashaのアントニオシェフが言うには、ペペロンチーノはイタリアのどこの家庭にもある材料で簡単に試せるので、ホームパーティーや夜食でパスタを食べたいときに作るもののようです。
実際にローマでイタリア料理屋さんをランダムに4-50軒まわって外にあるメニューをチェックしましたが、3軒しかメニューにペペロンチーノを置いていませんでした。あまりにもシンプルで家庭的な料理なので、わざわざお店で食べようとはならないんでしょうね。ベーシックなレシピには具も入っていないので、お腹も満たされないですし。日本で言うと、和食料理屋で梅干しのおにぎりを食べるという感じでしょうか。あるところにはあるけど、あまり見ないみたいな。
しかし、イタリアと異なり、ペペロンチーノは日本のイタリア料理屋さんでも人気のメニュー。こちらの動画に出演してるLA BETTORA da Ochiaiの落合シェフによると、日本にイタリア料理が流行り出した30年前くらいに「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは粋だ」という風潮が広まっていたとのこと。そのような流れでイタ飯ブームで主流のパスタとなり、そのまま現代も日本のイタリア料理屋さんでは置かれてるのではないかと思います。とは言っても日本でもちょっと高めのイタリア料理屋さんに行くと途端に見なくなります。シンプルな具なしのペペロンチーノでは値付けという観点でも難しいんでしょうね。もちろん、イタリア料理で地域を限定しているお店も多いですが。
イタリアと日本のペペロンチーノの違い
ちょうど良いタイミングでペペロンチーノに出汁や化学調味料を使うのか否かの論争が勃発しています。
100皿食べた中で、ペペロンチーノに旨味を投入していたお店はおよそ1/3というところでしょうか。コンソメを入れている場所もあるし、魚醤を入れているところもあるし、鶏がらスープ的な味がするところもあります。さらにトマトを入れてトマトの旨味を足しているところもあります。ペペロンチーノは明らかに日本独自の発展をしているのが分かると思います。
一方でローマで食べたペペロンチーノというと、大体が日本では食べたことないくらいのしょっぱさがありました。そもそもローマの料理はしょっぱいなどとも聞きますが、しょっぱくすることで、パスタの小麦の甘味やワインの甘さとの対比をさせているのでしょうかね。もしかしたら誰もお店でペペロンチーノを食べないのでまったく力を入れてないだけかもしれませんが…とはいえイタリア語のペペロンチーノのレシピを見ても旨味成分は入れてる様子はないんですよね。
実際に旨味成分が入っているペペロンチーノは食べやすいですし、美味しくも感じます。いくら日本で本場に忠実なメニューを作っても、味に旨味成分が入ってないことで美味しさが分かりづらかったらお客さんが離れるかもしれません。料理の美味しさを決める大きな要因は今まで食べてきたものとの比較です。様々な食材や調味料で旨味が取れる日本の料理に慣れた舌が味の判断基準だと当然ペペロンチーノに同じように旨味が入ってた方が美味しく感じる可能性は高いはずです。そういうことで、旨味を入れて日本人向けに作っているのでしょう。個人的にもアリです。
また、もう一つの日本とイタリアのペペロンチーノの違いは、具を入れることです。前述したように具が入っていないと値付けが難しいという理由と、旨み成分を基本的には入れないレシピのため、味が分かりづらいということから具を入れる方向に進んだのではないかと思います。とはいえ、メインはパスタなので、各店工夫をしながら、パスタの味を壊さない具を選んでいるのが面白いです。定番の具はシラス、タコ、カラスミあたりの魚介と、ベーコン、サルシッチャという加工肉、キャベツや水菜といった野菜が多いですね。
このように、イタリア人もびっくりの知名度があるペペロンチーノ。今回は東京のペペロンチーノのお店を10選紹介しますが、最初の5つはアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ(メインとなる具が入っていないペペロンチーノ)が美味しいお店、後の5つは具ありペペロンチーノの美味しいお店を紹介します。その後は思い出に残ったペペロンチーノをご紹介します。前説が長くなりましたが、ぜひお付き合いください!
東京でペペロンチーノが美味しいお店10選
1. トラットリア・コン・アマーレ @池袋
ペペロンチーノを102皿を食べてみて、もう一度食べたい一皿のナンバーワンが「トラットリア・コン・アマーレ」のアーリオ・オリオ・ペペロンチーニスパゲッティです。
池袋東口の地下にあるこじんまりとした隠れ家的なお店ですが、創業は2009年とのこと。ペペロンチーノはメニューに「シェフの腕が光ります!」と書いてありますが、まさに光っていました。
ペペロンチーノにしては、オイルはかなり多め。しかし、オイルとスパゲッティだけで完成されている芸術的な料理です。オリーブオイルの中に柔らかい味わいがあり、その味とオイル感とスパゲッティの小麦の味で勝負ができるののはまさにシェフの腕でしょう。ニンニクや唐辛子の味や辛さも多少は入っていますが、ベースとなっているオイルとスペゲッティで十分美味しいのです。
他のメニューも美味しいでしょう。最近は雲丹づくしの生パスタオムレツというメニューが人気のようです。
2. CHAYA 八重洲店 @東京
東京駅の八重洲地下街(ヤエチカ)の先にある老舗スパゲッティ屋さん「CHAYA 八重洲店」のペペロンチーノも強烈に美味しかったです。この土地に四半世紀以上店舗を構えて、八重洲のサラリーマンに愛されているお店。毎日工場から直送される新鮮な生パスタを提供していて、提供が早いのも人気な理由でしょうね。カウンターのみの店内で、ファストフード感覚で50種類以上のパスタメニューを楽しめます。
ペペロンチーノにも生パスタを使用しており、もっちり食感が特徴。ニンニクがミキサーにかけたように細かくなっており、それが少し焦げていることで生む美味しさがすごいです。通常ペペロンチーノのニンニクを焦がしてしまうと、それがパスタにも移ってしまって味が難しくなるのですが、このペペロンチーノはそれが良い方向に向いています。オイルの甘さやパスタの甘さとニンニク感、鷹の爪からくるちょっとした辛さが素晴らしい塩梅で具が必要ないペペロンチーノが完成していました。
ちなみに、ペペロンチーノは具がないノーマルペペロンチーノの他にも「あさりとイカ」、「イカとトマトとほうれん草」、「甘エビとほうれん草」と3種類あるようです。
3. ヴィネリア・ラ・チャウ @田町
田町の人気イタリアンといえばリストランテ・ラ・チャウですが、その姉妹店でよりカジュアルな「ヴィネリア・ラ・チャウ」では、これぞアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノというメニューを提供しています。
アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノには通常イタリアンパセリが入っていますが、こちらのペペロンチーノはニンニク・オイル・唐辛子・パセリがすべて絶妙に絡み合っている最高の一品です。イタリアンパセリのフレッシュな香りと薬草感、唐辛子のピリ辛さ、ニンニクの美味しさと香りがパスタを引き立てています。家では絶対に真似のできない美味しいペペロンチーノに感動しました。
地下にあるリストランテ・ラ・チャウも高めイタリアンとしては数少ないアラカルトがあるお店なので、そちらも行ってみたいです。
4. パスタバル ピアチェーレ @湯島
湯島のディープな通りにあるイタリアンの「パスタバル ピアチェーレ」です。ここの特徴はパスタのメニューがなく、自分で好みや食材をシェフと相談してパスタを作ってもらうところ。具材を指定するのでも良いですし、既存のパスタ名を言っても良いようです。パスタの種類も選べます。
そんな中、「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」と言って(コスパ最悪の客ですね、でも基本的には前菜やサラダと白ワインをセットで頼んでいます)出てきたペペロンチーノが本当に美味しい!どれだけの自信があれば客に好みを聞けるのかと思ったのですが、このペペロンチーノを作れるのならシェフの腕前は一流です。
ペペロンチーノは、ニンニクがみじん切りと潰されたものの組み合わせで火通し加減が最高です。パセリや唐辛子はそこまで存在感はないですが、このペペロンチーノはニンニクとオイルとパスタを楽しむもの。みじん切りになったニンニクがパスタと絡むとまた美味しいんですよね。他のパスタも食べてみたいお店です。
5. イタリアンバール ブォングスタイオ 江戸川橋店 @江戸川橋
文京区を中心にイタリアのワインやオイル、食材を売るブォングスタイオというイタリア食材屋さんがあります。筆者も近所にお店があるのでたまに使っているのですが、江戸川橋にはレストランもあり、そちらがご紹介する「ブォングスタイオ 江戸川橋店」です。
神楽坂で金曜日の夜にパスタを食べようと何軒かのお店を直撃したところどこも満席。仕方なく江戸川橋でイタリアンを探すかと諦めていたところ、まさかの激うまペペロンチーノに会うことができました。なので、あの日、神楽坂でご飯を食べていたらランクインすることがなかったお店です。
入店してみると、シェフと店員さんが2人とも外国の方でびっくり。Googleマップによると2人ともイタリア人とのことです。これだけで分かる「ガチなお店」の雰囲気。出てきたニンニク、オリーブオイル、唐辛子のスパゲッティ(しっかりメニューにはイタリア語でAglio, Olio e Peperoncinoと書かれています)を見てびっくり。粉チーズがかかっている!?
邪道とも言えるペペロンチーノに訝しがりながらも一口食べると本物の味。正直粉チーズがなくてもランクインするレベルの美味しさです。先に紹介した4つとは異なり、ソースは乳化気味で、ソースの柔らかさと唐辛子の辛さ、柔らかく火の通ったニンニクが絶妙なバランスで合わさっています。粉チーズのおかげで味に旨味が出て食べやすいですが、正直なくてもこのペペロンチーノなら美味しさは伝わります。
店内はカジュアルなイタリアの町の食堂という雰囲気なので、着飾らずに美味しいイタリアンが食べられるのは最高です。もっと人気出てほしいですね。
6. 虎ノ門パスタ @虎ノ門
ここからは日本独自の文化である具ありペペロンチーノの美味しいお店をご紹介します。
まず紹介するのお店が虎ノ門にある虎ノ門パスタ。こじんまりとしたおしゃれなお店で、お昼はいつも大人気の虎ノ門界隈の有名店です。
ペペロンチーノは何種類かあり、選んだのは最も定番に近そうな「キャベツとアンチョビのペペロンチーノ」。彩りが鮮やかで美しいパスタです。ペペロンチーノとしては珍しくクルトンが入っているのですが、このサクッとした食感が、キャベツのシャキッとした食感、さらには自家製生パスタのもちっとした食感と合わさって食べていて楽しくなります。味は出汁の旨味と、アンチョビの塩のバランスが最高。ひとくち食べて美味しいと分かるペペロンチーノでした。分かりやすく美味しいペペロンチーノとして最強です。
7. カフェ&デリ クック @駒込
続いて紹介するのは昨年最も驚いたお店の一つのカフェ&デリ クックです。山手線沿いにある小さなお店で、このインフレの時代に「しめじのペペロンチーノ」が600円。ランチセットは890円だそうで、クオリティと値段が乖離しすぎていて心配になるお店です。(ちなみに私の個人的価値観で評価にコスパ要素は全く入れていません)
メニューに今月のパスタと書いてあったので月ごとにメニューは変わるようですが、他の人のレビューを見ても「しめじのペペロンチーノ」は通年置いていそうな雰囲気。ペペロンチーノとしては珍しいフェットチーネを使用していて、パスタ単体でまず美味しすぎる。そのパスタにしっかりと絡んだオイルがまた絶品。ニンニクとチーズの要素でさらにパスタの美味しさが増幅され、しめじからも旨味が溢れ出て非常に美味しいペペロンチーノでした。スパゲッティで作ってもある程度は美味しくなりそうですが、フェットチーネだからこそ絡むオイルが絶品ですね。
一緒に注文したキッシュもとても美味しかったのでぜひ。
8. コンチェルト @代々木上原
アラカルトも頼めるおしゃれイタリアンの「コンチェルト」のペペロンチーノも最高でした。代々木上原にあるお店で、シェフは「タクボ」から独立されたとのこと。デートに最適な雰囲気で、多少値は張るものの、一流のイタリアンの料理が食べられます。
このようなお店は年間を通して同じパスタは置いていないことが多いですが、常に何らかのペペロンチーノは置いているようなのでここで紹介します。最近もキノコのペペロンチーノを確認済。
昨年の2月に訪問したタイミングにメニューにあったのがこの「福島産肉厚しいたけのスパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」。イタリアンの高いお店に行けば行くほど、オイルがクリーミーに乳化する傾向があります。コンチェルトのペペロンチーノは例に漏れずに非常に優しくて繊細な甘さとオイルが舌を包み込みます。そしてしいたけの存在感も忘れてはなりません。しっかり味が染み込んだ肉厚のしいたけはペペロンチーノの繊細さを崩さない絶妙なバランス。でもやはりメインはパスタなのです。パスタの美味しさと丁寧さが感じられる一皿でした。
9. モノポール @中目黒
続いて紹介するのが、オリジナリティ溢れるペペロンチーノを提供する中目黒にある「モノポール」。様々なレビューから総合するとこのお店は業界人が多いらしいです。中目黒駅からちょっと住宅街に入った普通の中目黒ご飯では行かない場所にあるのも良いですね。
こちらの名物が「タコとミョウガのペペロンチーノ」。タコはペペロンチーノ界でもよくあるメニューですが、ミョウガは初めての体験。まさに日本独自の発展を遂げたペペロンチーノの終着点というような創作料理です。
ペペロンチーノにミョウガが合うのか?と疑問を持ちながら食べてみると・・・合う!一緒に入っているタコが秀逸な働きをしていて、食感的な対比と、魚介感とさっぱり感の組み合わせがバチっとハマっているんです。薬味として使われてなかなかメインに来ないミョウガがここまでハマっている料理も珍しい気がします。ペペロンチーノ的な辛味はないけど、ベースはしっかりとしたペペロンチーノで、そこに独自のアレンジを加えた創作料理になっていてとても美味しいパスタでした。
10. ラ・ファーメ @根津
最後に紹介するのは根津にあるイタリアンの「ラ・ファーメ」です。元々は代官山で人気店だったそうで、コロナ禍で根津に移転したとのこと。店内は落ち着いておりカウンターもあるので一人でもご飯を食べやすいです。おしゃれすぎないけど、デートにもぴったりな雰囲気で色々な用途で使えそうです。
「菜の花とコラトゥーラのペペロンチーノ」を注文しました。コラトゥーラというのはイタリアの魚醤のことのようです。しっかり火が通っていて香ばしい菜の花がオイリーなパスタに合います。ペペロンチーノでは珍しく苦味が出ていて、苦味がニンニクオイルと魚醤の旨味と反応して激うま。ここまで菜の花をペペロンチーノに合わせられるのはこのお店だけでしょう。塩気もしっかりしており、菜の花が引き立つパーフェクトなペペロンチーノでした。
東京以外で忘れられないペペロンチーノ
Spaghetti @ローマ
バチカン美術館の入り口近くにあるカジュアルなクッチーナです。ローマでは前述の通り全然ペペロンチーノが見つからなかったのですが、結局5件まわり、その中でも一番美味しかったのがこちら「Spaghetti」の「Spaghetti aglio, olio, e peperoncino」です。
しょっぱくて乳化気味という日本では出てこないタイプのペペロンチーノで、さらにかなりの辛さがあります。スパゲッティはもちもちタイプでしょっぱさがあるおかげでかなり甘く感じます。このしょっぱいニンニクオイルとスパゲッティの味の対比が何とも美味しい。さらに最後までヒリヒリする持続性の強い辛さが病みつきになります。日本でも食べてみたい味ですね。しょっぱくてウケは悪いでしょうが・・・。
Yelpのリンク👉 https://www.yelp.com/biz/spaghetti-roma
倶蘇酡麗 中崎店 @中崎町
「くそったれ」と読みます。どんな店名だよと誰もが思いますが、純喫茶的な店内で、日本のオールドスタイルのスパゲッティが食べられるスパゲッティ専門店です。
「ペペロンチーニ」の特徴は、尋常じゃない量のニンニクが入っていること。細かく刻まれたニンニクのみじん切りが相当量入っていて、もはやニンニクスパゲッティ。ニンニク専門店にもペペロンチーノは定番メニューで置いていますが、真のニンニクペペロンチーノはこいつです。それでいて美味しいのがすごいです。オイリーで細めのスパゲッティに絡んだニンニクが美味しすぎてまた行きたいお店ですね。
BiOsteria Komakine @蒔田町
横浜にある「BiOsteria Komakine」のペペロンチーノを最後に紹介します。こちらのペペロンチーノは見た目からもう完璧ですね。もっちりしたパスタとニンニクと、魚介系の出汁と思われる旨味がバッチリハマっていて超美味しいペペロンチーノが完成しています。ニンニクもこげない直前の美味しいところまで火入れがされているので、美味しさもしっかり感じられます。パスタの甘みと旨味、そして辛さが融合していてパーフェクトなペペロンチーノでした。
ということで、ペペロンチーノをご紹介しました。日本にも東京にもまだまだ美味しいペペロンチーノがあると思うので、このペペロンチーノは本当に美味しい!と思うお店があったらぜひ教えてください。ひとつ心残りがあり、福岡市に「カサーレ」というイタリアンのペペロンチーノの話題をXでかなり見たのですが、昨年福岡に行ったタイミングではちょうど行けず・・・次回の福岡旅でお邪魔したいと思っています。
そば100チャレンジ
2024年は「そば」に捧げます。現在住んでいる谷根千や上野、浅草、神田とそばの名店が近所にたくさんあるのに全然知らないのは勿体無いということで最もベーシックなメニューである「せいろ」を選びました。
最初は「せいろ」と名が付くそばだけに絞ろうかと思っていたのですが、あるお店で「せいろ」と頼んだら「もり一丁〜」と厨房に伝えていたので、お店によっては違いもないということで「せいろ」と「もりそば」を食べ比べます。(ちなみに厳密には冷たく盛られているもりそばの中でせいろを使って提供されるものをせいろと呼ぶ)。さらにざるそばをそばのベーシックメニューと扱っているところもあるので、お店によってはざるそばも評価対象にします。(ただ海苔が乗ってるざるそばは対象外)
ということで、2024年は美味しいそばには何が必要なのかということを頑張って調べてきます!