称名山 願成寺
説明
阿座上地区の南端、江良地区との境界の近く、豊田神社から北に向かう道の西側、緩やかな斜面を10mくらい登ったところにある浄土宗のお寺です。本堂は切妻平入屋根で赤瓦葺きの小さな建物ですが、境内には多くの石像が並び、歴史の古さを感じさせます。真言宗から浄土宗に改宗したため境内には御大師堂があり、真言宗の雰囲気をを残します。参道の入り口には庚申塚もあります。(F)
沿革
豊田町西部、下八道に願成寺原という地名が残っていますが、そこに願成寺が建立されたそうです。当初は真言宗で、神上寺の末庵であり、建立年は残っていません。その後衰退期を経て開基、藤伯慶大徳により1627年に現在地に移転し、菊川町吉賀の快友寺の末寺として再建されました。
さらに高山にあった栄長寺が栄願寺と改名されて石町にありましたが、そこでも衰えて1968年に願成寺に合併されました。(F)
画像
参道
本堂
石仏群
御大師堂
庚申塚