本草薬膳学院様でスクーリングを行いました!
皆様こんにちは。
今週は、薬膳と中医学を学んでいる本草薬膳学院様でスクーリングを行いました。
本草薬膳学院様のHP
本草薬膳学院 - 中医学に基づく本格的な薬膳を学びながら、『薬膳の専門家』を育てるための教育機関です。 (honzou.jp)
とても勉強になり、学んだことも多かったため記事にさせていただきました!
スクーリングは、午前は授業、午後は実習という形で実施されました。
授業に関しては、薬膳を考える上で重要な陰陽学説、五行学説、蔵象学説など基本的な部分を中心に講義していただきました。
使い慣れない言葉も多く、難しい部分ではありますが、薬膳レシピを組み立てる上で避けては通れない重要な分野になります。
今回全体を網羅するような内容で講義してくださったおかげでとても分かりやすかったです。
そして午後は、料理教室のような形式の実習でした。
実際に薬膳は「美味しく食べること」「症状に合わせたレシピ」の二点が非常に重要になります。
今回の実習でいうと、春という季節は陽気が育ち、生長が促進され、全てのものがいきいきとする「発生」の季節と言われます。
これだけ聞くと最高の季節で何も悪いことなどないのですが、実はいきいきとする反面、いきいきしすぎてしまい、臓器がオーバーヒートするような症状が表れたりします。
肝という部分が興奮すると、睡眠や精神的な部分に支障が表れます。
具体的には、不眠・鬱状態といった症状が表れます。また肝が興奮すると、孫的な位置の脾も影響するため、食欲不振や疲れといった症状も併発します。
すると、春の薬膳としては肝の興奮を散らしてあげるような、かつ脾の働きを養うような食材を選択すると効果が表れやすくなります。
今回のレシピでは、全て肝の働きを安定させ、脾を補い、陰陽のバランスを整えるレシピとなっています。
同様の形式で、老化防止、便秘についてもレシピを組み立てています。
中医学では、便秘はかなり細かく分類分けされており、大きく分けても4種類、その中でさらに分かれて最終的には6種類の分類になっていました。
昔の方も便秘には悩まされていたのかなと邪推してしまいました(笑)
老化は加齢により陰陽のバランスが崩れて、臓器の働きが落ちる生理的老化と病気が原因の病理的老化の2種類があります。
薬膳でアプローチできるのは、生理的老化の方になります。
基本的には、心脾肺腎の各臓器の気虚証及び肝鬱が原因となるようです。
なので、気になる症状と関連している臓器の気虚証に対するレシピが基本となるようでした。
以上が本草薬膳学院のスクーリングとしての内容です。
薬膳は症状(証)を判断し、改善するための食材を選択し、美味しく調理することがとても大切な学問であると実感いたしました。
実習も食材の効果効能を意識しながら取り組むことで、体験しながら学ぶことが出来ました。
薬膳は病気になる前の段階で、予防し健康を維持することが目的であるため物凄く愛のある学問であると感じました。
先生方も仰っていましたが、勉強すればするほどさらに知らない面が見えてくるので沼のような学問であることも実感いたしました(笑)
私も勉強を怠らないよう、日々精進を心がけていきたいと思います。
最後までありがとうございました!
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