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【TOYO×TOUYA スペシャルインタビュー】小林柊矢さんが語る『ハイライト』
こんにちは! 「東洋建設」広報部です。
東洋建設として初のテレビCM『どこまで愛せるか』篇が、現在放映中です。
今回は東洋建設のテレビCMテーマソング『ハイライト』を書き下ろしていただいた、シンガーソングライターの小林柊矢さんにインタビューしてきました。
『どこまで愛せるか』篇は、東洋建設の若手職員が企画・出演しているテレビCMなんですが、小林柊矢さんも新入社員と同世代なんです。
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小林柊矢さんプロフィール
神奈川県相模原市出身、23歳、 シンガーソングライター。
幅広いジャンルの楽曲を自ら創り上げ、色のある魅力的なその声で、老若男女を問わず聴く人の支持を集めている小林柊矢。
幼少期から野球に人生を捧げていたが、16歳で肘を壊したことをきっかけに音楽の道へ。
ギターの練習を始めると同時に作詞作曲も始め、初めてギターを触ってから僅か2年、興味本位でネットにアップした歌唱動画が話題を呼び、SNS開始と同時にフォロワーが急増した。
シングル5曲とミニアルバムをインディーズで配信。
2021年11月24日「君のいない初めての冬」で待望のメジャーデビュー。
その後も配信シングル、EP、フルアルバムを立て続けにリリース。
CM、ドラマ、アニメなどのタイアップ曲にも多数起用されている。
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―普段、どういったスタイルで楽曲制作をされていますか?
自宅の自室か、事務所の防音室にこもって制作することが多いです。
部屋の片隅の机と向き合って、ノートを広げて歌詞を書いています。
―シャワーを浴びている最中に楽曲のアイデアが降ってきて、忘れたらもったいない!と慌ててバスルームから出て、iPhoneにハミングでフフーン♪ってメロディを録音しておく…みたいなことも、あったりしますか?(笑)
そういう制作エピソードも聞きますけど、本当なんですかね?
ちょっとカッコつけてるんじゃないですか?(笑)
もちろん、そういうミュージシャンの方もいらっしゃると思うんですけど…。
僕は2つのことが同時にできないせいなのか、シャワーを浴びているときは、“気持ちいいなー”くらいしか、思ってないです(笑)。
小さな部屋の片隅で歌詞もメロディも絞り出して作っているので(笑)。
でも、そうやって作って、たくさんの皆さんに聞いてもらえる大きな曲になっていくって、とっても嬉しいですし、ロマンがあるなー!と思うんですよね。
自室か事務所の防音室で作業をしていて、“…アイデアが出てこない!”と煮詰まったら、ドライブして海に行ったり、雑踏の中で人間ウォッチングして作ったりもします。
例えば、『白いワンピース』は、海で歌詞を作った曲です。
実際に白いワンピースの人が目の前を通り過ぎて、そこから書き出しました。
―詞先と曲先、どちらで作ることが多いですか?
ほぼ詞先で、“ノートに手書き”にこだわっています。
字はめちゃくちゃ汚いんですけど…、iPhoneに文字を打ったりしているよりは、手書きのほうが心の底から出てくるものがあるというか。
基本的にAメロ(冒頭)から順番に書いていますが、珍しいスタイルかもしれません。
サビの強いワードは急には出てこなくて。
Aメロから詞を書いていくうちに魂がだんだん乗ってきて、サビでようやくこのワードが出た、みたいな感じなんです。
※ 詞先:作曲より先に作詞を行う手法。
曲先:作詞より先に作曲を行う手法。
―詞と曲、どちらが大変ですか?
どちらかというと曲よりも詞が大変ですね。
詞ができれば、曲はまあまあできちゃいます。
詞も書き進めちゃえば、こっちのもんなんですけど、テーマを決めたりだとか、書き出しをどうしようとか、第一歩が大変で。
でも、どの楽曲も毎回“絶対、いい曲書こう!”と思って作っているので、詞を書き出すときはいつも大変だけど、同時にワクワクもしています。
大変だからこそ、毎回出来上がったときには、“ああ、いいのが書けた!”と本当に快感なんです。
―柊矢さんの楽曲の特長として、“リアル感のある歌詞”というような表現をよく見ます。
そうですね、リアル感を大切にして、その場にいるように感じられる細かな描写を心がけています。
実体験から生まれた歌も多いです。
『プレイボール』は、小学生時代に強豪野球チームでレギュラーキャッチャーになれなかった自分の悔しさを書いた歌ですし、自分や友達の恋愛経験からイメージを膨らませてラブソングを作ることもあります。
友達から「彼女と別れた」と連絡があったときは、「話、聞くよ!」とノートを抱えて飛んでいきます(笑)。
友達も「歌にしてくれていいよ」と言ってくれるので、友達の経験談から失恋ソングも作りました。
書きたいと思っている曲を作っていたら、気づけばデビューから5曲ぐらいはずっとラブソングでした。
ラブソングも好きなんですよね。
失恋ソングも、ハッピーエンドも、どちらもいいなと。
―歌詞の世界観として“君と僕”(男性曲)と、『名残熱』のような“わたしとあなた”(女性曲)が、両方ありますね。
ライブに来ていただいている女性ファンも多いですし、女性目線にも挑戦したいなと思って女性曲も作っています。
最初から女性曲として歌詞を書き出すこともありますが、男性曲として書き始めても今回は女性曲のほうがしっくりくるかも?と感じたら、途中から女性曲に変更したりもします。
―曲はギターで作っていますか?
曲はアカペラで作ることはなく、ギターかピアノでコードを弾きながら作ります。
―ピアノはいつから?
ピアノはギターよりずっと後です。
家にピアノはありましたが、『ネコふんじゃった』くらいしか弾いてなくて(笑)。
ピアノを始めたのは専門学校1年から。
最初、ギターよりもピアノは難しいと思いましたが、ギターと違ってピアノは手元が見えるんですよね。
そういう意味ではやりやすいのかも?とも感じましたが、ピアノは今でも弾けているとは思ってなくて、まだまだこれから、です。
―東洋建設テレビCMテーマソング『ハイライト』も、普段と同じ制作スタイルで?
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『ハイライト』は、ちょうど楽曲のイメージ画像に使用しているような「女性が髪をなびかせて高台から海を眺めている」という一枚の画像を見つけて、そこから湧き上がる感情を書きました。
普段はAメロから歌詞を作っていますが、『ハイライト』は、サビの“青にしがみついた“ “無敵になれる”のワードが、早い段階で出てきました。
曲はギターで作りました。
よりキャッチーなサビにしたくて、サビはピアノで一音一音、気持ちいいところを探して作りました。
というのも、『ハイライト』は皆さんにも一緒に歌ってもらいたいと思って作っています。
サビの高音のロングトーンとか、歌っていて気持ちいいと思うんですよね。
流れをガラッと変えたくて作ったのが、“秘密基地に置いてきた あのオマジナイ”の、三拍子の部分。
拍子を変えるだけでなく、楽器数も減らしてライブのときに皆さんで歌えるようにしたいと思いました。
子どものころ、自宅の近所にあった公園の“秘密基地”をイメージして作ったんですが、皆さんにもきっと同じような経験はあると思うんです。
“秘密基地”ではなくても、青春時代に置いてきたものは皆さんそれぞれにありますよね?
僕も自分の青春時代を思い返して作ったので、野球だとか、グラウンドのイメージも、曲の世界観のどこかにあるかもしれません。
―『ハイライト』を通して、聴く人がそれぞれの人生の“ハイライト”を思い出すのでは?
そうですね。
誰にでも人生の“ハイライト”、“無敵になれる瞬間”はあると思うんです。
自分が一番輝いていた時代はどこなんだろう? 一番誇れるところはどこなんだろう?とか、この曲を通してもう一度見つけてもらいたいなと思います。
他人から見たら些細なことでも、自分の中ではこれが“ハイライト”っていうのが、きっとあると思うんですよね。
―ちなみに、柊矢さんの人生の“ハイライト”は?
やはり、野球ですかね。
小学1年から10年くらい野球をやっていて、小学生のころは全国大会に出場するような強豪チームだったので、なかなかレギュラーメンバーとして試合に出られなかったりしましたが、そんな中でも、声を思い切り出すだとか、礼儀だとか、青春時代の野球経験は、自分の人生の核となる部分だと思うんです。
それから、自分から挑戦したいと言って実現した、先日のバンジージャンプも“ハイライト”の一つです(笑)。
みんなの「ハイライト」な写真や動画でリリックビデオを制作する企画が始まってます!
— 小林柊矢 (@touya_0123) October 15, 2024
「#小林柊矢_ハイライト」を付けてどしどし投稿してくださいね📸
詳細は↓https://t.co/LnsqfkbUOU
僕のハイライトはこちら👇 pic.twitter.com/tQP8qToIGy
―『ハイライト』の楽曲と合わせた形で東洋建設のテレビCM映像を初めて見たときの感想を教えてください!
めちゃくちゃ感動しました!
実際の東洋建設さんの若手職員の方が、企画も出演もされているCMと聞いていましたが、映像の中の職員の皆さんのまっすぐな目が熱くて、鳥肌が立ちました。
まさに『ハイライト』の世界観で思い描いていた“熱”が、CM映像の中にもありました。
“青にしがみついた”というフレーズどおり、東洋建設さんのコーポレートカラーも青、映像の中の空も海も青ですし、すべてがマッチしていて、この曲の良さを改めて感じました。
自分で作った曲ですが、それさえも忘れてしまうほど、新鮮な気持ちで没入感がありました。
…あんなに映像と楽曲がマッチしているCM、あります?(笑)
―『ハイライト』を上手く歌うコツを教えてください!
サビの高音とか、自分で歌っていても難しい曲なので、僕としても、どうしたら上手く歌えるかを考えていかなきゃいけないんですけど(笑)。
皆さんにも一緒に歌ってほしいと思って作っているので、カラオケやライブなどでは、いろいろ考えすぎずに、叫ぶように気持ちよく歌ってほしいです。
―肘を壊して野球の道を諦めていなかった場合の人生を考えたことは、ありますか?
野球をあのまま続けていたら、シンガーソングライター・小林柊矢は生まれていなかった?
小学1年~肘を壊した高校1年まで野球をやっていて、小学生のころには“プロ野球選手になりたい“と思ったこともありましたが、だんだん現実を知るじゃないですか。
実は幼稚園の卒業アルバムとか、小学校のころの将来の夢には、「かしゅ」と書いていました。
肘を壊してなくても、今のシンガーソングライターとしての形ではなかったかもしれないですが、音楽はやっていたと思いますね。
歌うことと、人前に出ることは、早い段階から好きでした。
叔父の結婚式で親族で歌うというのがあって。
当時2歳でしたが、マイクをもらって、一人でめっちゃ大きい声で歌っていたので「度胸があるね」と周囲から言われていました。
小学校のころ、有志で歌う「ミュージックコンサート」というステキな企画があり、志願して毎回出ていました。
『消臭力』のテーマソングを熱唱したり(笑)。
中学校のレクの時間にも、みんなの前で『アナと雪の女王』のテーマソング『レット・イット・ゴー~ありのままで~』を歌っていましたし、中学~高校の野球部時代も毎日ずっと歌っていたんです。
周囲にリクエストされて、休憩時間とか、先輩が着替えている前で一人で歌うとか(笑)。
坊主頭で歌っている様子などを動画で撮られて、それがSNSで数字が伸びて…、みたいなこともあったりしました。
あとは、高校の入学祝に祖母からギターをもらっていたことも大きかったかもしれないです。
祖母としては「ギター弾きながら歌えたらカッコいいんじゃない?」って。
野球で忙しくて、もらったギターにしばらく手を付けられていなかったんですが、肘を壊したことがきっかけになって、バットからギターに持ち替えました。
いろんな要因が組み合わさって、今、この場に立てているんだなと思います。
人前に出るのも好きなので、お笑い芸人や俳優に憧れた時期もあったんです(笑)。
でも、お笑い芸人や俳優を目指したとしても、きっとどこかで音楽は、やっていたと思いますね。
―野球の道を諦めたのは、挫折ではない?
挫折とか、“夢がなくなった瞬間”ではなかったかもしれません。
10年間続けていた野球を辞めたいと家族に打ち明けるのは、つらかったです。
長い間、家族がユニフォームを洗ってくれたり、弁当を作ってくれたり、試合に応援に来てくれたりもしていたので、そういうのがなくなるのは寂しいなと。
でも、バットをギターに持ち替えた瞬間に、僕は“これから音楽で食っていく”と気持ちが切り替わりました。
それもガラッと切り替わったわけではなく、肘を壊して部活を見学する日々が増え、それを知った友達がバンドのボーカルとして誘ってくれたりもしていたので、そういう中で音楽の道を考えるようになっていたのかもしれないです。
“夢が変わった”と考えて、両親も音楽の道をすぐに後押ししてくれました。
―今後の夢を教えてください!
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もっとたくさんの人に自分の楽曲を聴いてもらいたいですし、ライブにもたくさんの人に来ていただきたいです。
野球は今も自分を支えている要素でもあるので、高校野球のテーマソングを作るのにも憧れます。
祖母からもらったギターを抱えて、いつか武道館でライブもやりたいです!
―本日はありがとうございました!
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撮影協力:六本木バードランド
↓テレビCM『どこまで愛せるか』篇の見どころなどを紹介しています。
東洋建設では一緒に働いてくれる仲間を探しています!