【子育て世代にインタビュー#1】子どもと向き合う時間も、子どもと離れて会社で働き、子ども関連とは別のコミュニティに属する時間も同じくらい大切!
こんにちは! 「東洋建設」広報部です。
東洋建設では育休取得や時短勤務など子育てしながら働きやすい環境整備に努めています。
会社として働きやすい環境整備を進めていますが、子育てしながら働くって、やっぱり大変なんでしょうか。
実際のところ、どうなのよ?と思ったので、星野早香さん(建築事業本部 設計部 2015年入社)に育休体験談をインタビューしてきました。
―産休・育休を取得した期間は?
2023年3月上旬~2024年5月上旬です。
―お子さんの年齢とかわいいところを教えてください。
1歳4カ月の男の子です。
すべてがかわいくて、息をしているだけでもかわいいと思っちゃいます(笑)。
笑顔でいることが多く、ちょっとしたことでも声を出して笑い、笑いかけると返してくれます。
最近お話しが増えてきて(9割宇宙語ですが…)、特に「まんま」とかわいい声で何度も言ってくれるのがかわいいです。
甘えん坊の、かまってちょうだいな性格でママっ子なところもたまりません。
よく膝の上にやってきて、ちょこんと座ります。
―勤務日のタイムスケジュールを教えてください。
5:30 起床(子どもに起こされます…)
6:00 朝食、登園・出勤準備
7:50 保育園登園、出勤
9:00 業務開始
12:00 昼休み
13:00 業務再開
16:00 退社
16:45 保育園お迎え
17:00 帰宅、洗濯、食事の準備
17:20 子どもの夕食
18:00 準備、大人の夕食
19:00 入浴
20:00 子ども寝かしつけ
20:00 家事、自由時間
22:00 就寝
―パートナーと育児や家事の分担を決めていますか?
料理・離乳食の準備関係、保育園の送迎、病院や看病、保育園対応(連絡帳の記入や急なお迎え、保護者会など) など育児関係の7割は、私が担当しています。
夫は料理の片づけ、子どもの入浴、寝かしつけ、ごみ捨て、荷物が多くなりがちな月曜の保育園の送りをしています。
この他は担当を決めずに適宜対応していて、各自が担当している内容も臨機応変で交代する場合もあります。
例えば、夜間に子どもに起こされて私が寝不足になったときは、夫が私の担当内容を代わってくれたりします。
家事の負担は五分五分くらいです。
基本的には料理は私ですが、片付けるのは夫なので、料理を作る側としては料理が効率的にできることを考え、洗い物を減らすことを考えなくていいのは気楽でいいですね(笑)。
育児も家事も「手伝う」のではなく、自分が「主体的に」やるのが大事と考えています。
指示待ちではなく、お互いが前向きに取り組んでいきたいです。
―時短勤務は利用していますか?
16時退社の時短勤務にしないと保育園の延長料金がかかってしまうのと、保育園の送りの時間も考慮して、9時~16時の時短勤務を利用しています。
―復職しようと思ったきっかけは?
今まで培ってきた技術を子どもが生まれてからも生かしたいと考えていました。
子どもとの時間が一番大切だと思いますが、育児だけと向き合うことが自分には合っていないと感じたのも理由です。
育休中、猛暑の時期は外出が難しかったので夫が帰宅するまでの間、家で子どもと引きこもっていました。
そんなとき、子どもはかわいいんですが…、やはり大人と話す機会もほしいと思ってしまいました。
私にとって子どもと向き合う時間も、子どもと離れて会社で働き、子ども関連とは別のコミュニティに属する時間も同じくらい大切です。
―スムーズな復職ができるように工夫した点はありますか?
育休中に人事部の担当者と定期的に連絡を取り、疑問点などをすぐ解決できるようにしました。
育休前と同じ部署・業務で復職したのですが、私から希望して部署との復職前面談も実施していただきました。
復職前面談では、「お子さんが大変なときは休んでもらってもかまわないし、時短で復職してもらうのも問題ない。ぜひ仕事は続けてほしい」と部長から復職を後押ししてもらいました。
―育児と仕事の両立で大変なことは?
産休前までは部署内の人員があまり多くなかったこともあり、一人で複数物件をやっていました。
また、同じ部署の先輩も私の後に育休を取得したのですが、二人の育休期間が重なるタイミングがあり、後輩たちの負担が大きくなってしまったこともありました。
私が復職するころには部署の人員も増え(設計部は女性職員も増えています!)、私が育児中かつ時短勤務であることを考慮していただき、業務負担が少なく済んでいます。
残業と出張ができないので、外出が必要な業務もほとんどないよう調整いただき、助かっています。
時間的にも体力的にも仕事に全力投球が難しいので、以前よりもどうしても会社への貢献度が下がってしまったり、自身のスキルアップがスローペースになってしまっているのを感じますが、今しかみられない子どもの成長に寄り添うことを第一に考え、仕事のことは割り切って考えています。
子どもがもう少し大きくなったら講演会や勉強会などにも出向いて、業務の知識をもっと深めたいです。
―これから育休を取得しようとしているママ職員にメッセージをお願いします。
キャリアを一旦中断することに後ろ向きな気持ちが沸いてしまう方も少なからずいらっしゃると思います。私もその一人でした。
でも、子どもと過ごすのは、かけがいのない時間です。
キャリアの遅れをとることは良い意味で諦めて、ポジティブな気持ちで子どもにも仕事にも向き合うことが心身ともに健康でいられると思います。
育休に理解のある方がほとんどだと思いますが、当社では子育てしながら働く女性職員がまだそれほど多くなく、身近に子育て中のママ職員がいない部署では、子育てしながら働く大変さを想像するのが難しいこともあると思います。
働き方に悩んだり、両立が辛いときは、働く女性職員のロールモデルとして自分から積極的に発信していけたらと私は思っています。
お互い無理をせず頑張りましょう。
―現在の業務内容と教えてください。
設計部のBIM(※)担当として設計図のモデリングとその活用、CGパースやアニメーションの作成、設計・現場でのデジタル活用の整備と普及活動などを行っています。
ソフトウェアも進化していくので、業務で使うソフトウェアについての勉強も日々必要です。
※ BIM:コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積・材料・部材の仕様・性能・仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建築情報モデルを構築すること。
施工計画を行う上で、鉄骨工事の工事順序の検討や仮設計画イメージなどにBIMを使用し、現場の効率化につながっています。
―現在の業務で自慢できることやうれしかったことを教えてください。
【自慢できること】
自分が携わったプロジェクトの建築物が実際に竣工され、“地図に残る仕事”をしていること。
プロジェクトの中で自分の意見が反映できる機会も多く、やりがいを感じる瞬間が何度もあります。
【うれしかったこと】
自分が作成したCGパースやアニメーションが、プレゼンテーションで案件を勝ち取るきっかけの一つになったこと。
また、お施主さんが喜んでいただいているというリアクションを意匠担当や営業から聞けたときも、本当にうれしいです。
――本日はありがとうございました!
星野さんは1級建築士(なんと2018年にストレート合格!)でもあるんです。
どんな勉強をしていたのか聞いてみました。
資格学校に通っていたそうですが、「本当に勉強しました…。大学受験より勉強したと思います」とのこと。
通勤時間も勉強にあてることに決め、1日最低3時間&1カ月のノルマ100時間を確保していたそうです。
そんな星野さんが、勉強時間の管理のために使っていたアプリが「スタディプラス」。
↓Android向け
↓iPhone向け
勉強時間や勉強量、どの教材を勉強したかなどを可視化できるアプリで、1級建築士やTOEICのような資格や語学試験だけでなく、大学受験などにも使うユーザーがいるとのこと。
同じ資格を目指す人同士でシェアもできるので、アプリ内で1級建築士を目指している人の勉強時間や勉強量などを見て、自分も頑張らなくては!とモチベーションアップにつなげていたそうです。
東洋建設では一緒に働いてくれる仲間を探しています!