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Y+T先輩

原田通にある横尾忠則現代美術館(Y+T MOCA=Yokoo Tadanori Musuem of Comtemporary Art)はその名の通り、横尾忠則氏の作品が収蔵、展示されていて、年に2回くらいのペースで新しい展覧会をやっている。

その横尾さんの過去のツイートから、気になるものを見つけた。

灘区の青谷にも住んでいたことがある横尾さんだが、出身は兵庫県西脇市である。高校時代は西脇におられたようなので、バイト先は西脇郵便局だったのかもしれない。だとしたら私は後輩になる。

短大生の頃、私は同じ西脇で年賀状配達のアルバイトをしていた。当時は神戸の北の端に住んでいたが、父親が西脇郵便局に勤めており、その紹介だった。すでに運転免許を持っていたので、紺色のスーパーカブで年末年始の西脇を駆け抜けた。民家の庭先の玉砂利でスタックし、脱出の際にアクセルを回しすぎて納屋の壁に突っ込んだ以外は、楽しかった思い出しかない。磯崎新設計の岡之山美術館も配達先のひとつだった。

この秋も先輩の展覧会に行った。腕組みをしながらじっくり見ても、他人の描いた絵を理解するのはなかなか難しい。横尾さんが子供の頃に見た風景とか、私は見たこともないし、へーと思うしかない。そのわけのわからなさがいい。そう思って、このわけのわからない文章を書いている。

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