志登神社の紅葉 D600+TAMRON SP 45mm / dp1 Quattro
九州大学伊都キャンパスの農学部側のゲート,南ゲートを出て南下すると,志登神社という神社があります.昔からある地域の神社のようです.今回はそちらの神社にお邪魔して,紅葉の写真を撮ってきました.ちゃんとお賽銭もしましたよ.
開放で撮った一枚.本当にこのレンズは開放が楽しいですね.開放値f1.8とはいえ,十分ボケる.ピンがあたっているところはしっかり改造して,ふわっとボケる.いいレンズです.
アイキャッチの写真は紅色気味に,こちらの写真は橙気味に編集してみました.カメラの作例を見ていると,富士は赤を紅っぽく,ソニーは橙っぽく現像している印象ですよね.私は紅っぽいほうがすきなのですが,こちらはオレンジに寄せることで,寒空に残る数少ない紅葉の淋しさを表現しようと試みました.
でもやっぱり朱色っぽい色がすきなんですよね.紅葉ってむしろ枯れて,落ちると色が煮詰まって朱になる印象なのですが,どうでしょう.
D600はいいカメラですよ.高解像度でもそこまでノイズは気になりませんし,JPEGの色も満足とは言えませんが,まあ使えんことはない水準です.ニコンらしく丈夫ですしね.それに他のフルサイズ一眼レフに比べれば扱い安い大きさです.中古相場も安いし.しかしながら,この機種にはダスト問題という不治の病がありまして….画像の左上にゴミが写ることが多いんですよね.センサーに油みたいなゴミがつく.私の手持ちにもちゃんとついてます.キタムラに持ち込んだのですが,”とれるかわからない”とのこと.まあフォトショで消せばいいんですが.
奇跡的に葉が落ちずに,枝に留まっていました.うん,萎れがいい具合です.
絞りを大胆に開けた写真ばかりになってしまったので,絞った写真も.紅葉は本当に構図づくりが難しいのですが,葉がある程度散っていると,葉の整理がやりやすくなる印象です.この時期が紅葉撮りにベスト.
カメラは変わってdp1 Quattroです.フォビオンセンサーは逆光に弱いらしく.緑のゴーストが出ます.これはどうしようもないみたい.フォトヨドバシさんとかはこれを生かして森の豊かさを表現されていましたね.うーん,さすがです.
http://photo.yodobashi.com/sigma/imp/dp1q.html
これはデジタルではなく大判の紙に出して見てみたい写真ですね.一枚一枚,もみじの形がわかる.すごい解像度です.
”木はいつもまっすぐ”っていう人がいますけど,そんなことないでしょう.木だって臨機応変に曲がりながら生きているんです.それでいいんでしょうね.
これも解像度勝負の写真.このショットは結構AFが迷っちゃって,結局MFで合わせました.RX1よりはずっとAFの速度が速いと思いますが,αシリーズの速さに慣れている人には苦痛な遅さだと思います.ペンタ使いからすればごく普通です.
志登神社でした.是非どうぞ.