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ポジティブを望む思いがネガティブを引き寄せる
ポジティブな思いは一般的に良いというイメージが強いので、ポジティブを目指しやすくなる。ポジティブな思いでいられる時は、上手く行っていると感じてしまう。
何か違和感を感じる。
ポジティブもネガティブも両方あるのが自然な姿だと思う。ポジティブもネガティブも、ただ起きている。
ポジティブなときは、嬉しいし、ネガティブなときは悲しい。
ポジティブなときが良くて、ネガティブなときが悪いわけではない。
嬉しいことが良いことで、悲しいことが悪いわけではない。
悲しいことがあって、優しい気持ちが育まれる。
嫌なことがあって、思いやりが生まれる。
辛いことがあって、幸せを知る。
ネガティブも大切な経験だと私は思う。
受け入れたくないかも知れないけれど、
避けたくなるかも知れないけれど、
避け続けることは出来ない。
受け入れることが出来てはじめて、ネガティブの存在意義が分かる。
受け入れてしまえば、もう避ける必要もない。
ポジティブを求める必要もなくなる。
苦しさを知っているから、穏やかさが分かる。
辛さを知っているから、何もない幸せが分かる。
ネガティブを受け入れたから、本当のポジティブが分かる。
ネガティブは避けるものではない、大切なことを知るひとつの経験なのだと、私は思う。
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