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デザインのレッスン-6「なにかとなにかを足して想像力(イマジネーション)を鍛えよう」

唐突ですが、ピカソの「雄牛の頭」って彫刻知ってますか?


はじめて見たとき、かっこいいと思いました。
パーツは自転車のサドルとハンドルです。
それがピカソの手にかかるとこんなアート作品になってしまう。
ピカソがこんなことを言っています。

「ある日、ぼくはサドルとハンドルを手にするとそれを重ねて雄牛の頭をこしらえる。上出来だ。でもその直後、雄牛の頭を投げ捨てなければならなくなったとする。場所はともかくそれを放り出さなければならない。その時、誰かが通りがかって、それを拾い、この牛の頭を使えば自転車のサドルとハンドルが作れそうだと言う。そんなことになればすばらしいだろうな。これこそアートの力だ。」


この彫刻を見ながら、
「想像力(イマジネーション)」って何だろうと考えました。
そして、「想像力」を鍛える方法はないものかと。
今回は、天才ピカソの闘牛作品にならい、
なにかとなにかをくっつけることで新しいものを生み出すことにしました。


ピカソの方程式 自転車のサドル+ハンドル=雄牛の頭
◯+◯=イマジネーション


デザインのレッスン-7「なにかとなにかを足して、想像力を鍛えよう」


まず、材料。
教室にあるものを手当たり次第机の上に並べます。


・紙コップ
・電球
・輪ゴム
・ぬいぐるみ
・クリップ
・鉛筆

いろいろあります。
気になるものを手にとってみましょう。
なにかとなにかをくっつけて面白い形を探します。

出来上がったら、タイトルをつけます。
タイトルがつくことで、ものに別の意味が付加されます。

感がつかめたら、どんどん出来きました。
以下、学生作品をご覧ください。

ビニールテープ+端子=赤目つむり

クリップ+クリップ+クリップ+クリップ=四つ巴

釘+紙コップ=メンヘラ女子

綿+mtマスキングテープ=シロ

ハサミ+チェーン=ナウでヤング

ネジ+百円ライター=80年代

輪ゴム+輪ゴム+輪ゴム=蝶々夫人

お皿+輪ゴム=お通しは焼きそば

鉛筆+クリップ=いざ、行かん!

最後は無題です。


いかがですか?
なにか想像力を刺激されませんか?
ピカソには及びませんが、固い頭を柔らかくできればいいんです。

あなたも机の上にあるものでつくってみてください。
もっと面白いものができると思いますよ。


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