魂(たま)散歩1.5歩目。錬金術師さんの人生の振り返りについて
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錬金術師さんの人生の振り返りです。
●過去世の錬金術師さんに、ご自身の人生の振り返りについてたずねてみました。
「私は人生において『何か思い描いたイメージを形にしていく』ということに没頭した。場合によっては、誰かに手伝ってもらうこともあったが、出来るだけ一人でやり、一人で解決してきた」
「だから、自分の好きなことだけを出来るように、必要な金も稼いだし、稼いでいけるだけの方法も手に入れた。そして、それは概ね目論見通りに行ったし、最後は自分の好きなことだけに没頭出来る時間も手に入れた。…ただ、思ったよりは…少しだけ時間はかかったけれど」
「孤独を感じるのではないか、と周囲の方に心配されたこともあるけれど、それ以上に自分のやっていることを否定されるのが嫌だったし、まだ誰も実現していないことに取り組むことに対して、『不可能だ』と言われることも腹立たしかった。そして、相手や自分が『目の前の対照を思い通りに出来ないから』といって、もっともらしく『現実を見ろ』とか『そんなことでは一人前になれない』なんてご講釈を垂れられるのも、うんざりだった」
「なので、最後は驚いたし、残念な気持ちもあるけれど、私はちゃんと幸せだったよ。まぁ、社会的な部分とか『規範的だったり模範的な人間』からは大分外れているとは思うけれど」
「そこを色々と踏まえて、私の『人生は幸せだったのか』ということについては…、その『幸せ』の定義について、私自身の考えだけになってしまうので、的外れかもしれないけれど、私は『自分のやりたいことを色々な角度から手広くやった、ものづくりやそれに伴う旅や研究、気付けばやりたいと思ったことだけで生活していた』私にとっては、これを幸せだったと言わずして、何を幸せと言えるだろうか」
……ということでした。
その後は、大きなリュックを背負って、自転車に10メートルくらいありそうなグライダーをくっつけた乗り物に乗って、笑いながら光の中へと溶けていかれました。