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魂(たま)散歩9歩目。家族のために女性を捨てたお姫様。

来ていただき、ありがとうございます!

今回は「月の雫」様からの鑑定依頼となっております。

それでは、本日も魂の散歩にお付き合いくださいね。

●月の雫様に現在一番影響を与えている過去世について

大勢の武士が慌てている姿…そして、燃え盛る炎の映像が視えます。
場所と年代が、400年くらい前の備前だと言われています。

沢山の人達が行き交い、怒声とも歓声とも判断がつかない声が響いてきます。
その様子を少し離れたところから眺めている方がいらっしゃいますね…その眺めている方が、月の雫様の過去世の方のようです。
女性ですね…格好から、お姫様のような印象を受けます。
便宜上「お姫さん」と及びすることにしましょう。

お姫さんは、生まれた時から「将来的に家族の役に立つ」ということを是として、教育されてきたそうです。
上に異母姉が一人と、異母弟が2人、同母妹が1人という割と大家族というか、当時はよくある感じのお宅に育っていた、ということを話されています。

弟達はともかくとして、教育を受けることが許されていたのは、お姫さんと妹だけだったので、小さい頃は「なぜ姉は受けなくても良いのか」と不思議で仕方がなかったそうです。

ただ、妹の方も大人になる前に「少しだけ不適合なところ」が見つかり、結局、元服をするころ「家族のために教育を受け続ける必要がある」のはお姫さんだけになった、と話されています。

その後、妹は2周りほど年齢の違う主人の居る大きなお宅へ「花嫁候補?見習い?」として出かけていったそうです。
姉は実家に残っていたそうですが、18歳くらいの頃に父親の知り合いのお宅へ嫁いでいった、と話されております。

その後、姉の結婚がサインだったかのように、すぐにお姫さんも父親の知り合いのお宅へ嫁ぐことが決まったそうです。
見たこともない、会ったこともないところへ嫁いでいくのは、とても不安だった、と話されています。

もう少しでその結婚相手のところに出発する…という時期に、冒頭の焼き討ちのようなことが起こったそうです。
驚きはしましたが、実際に被害が出たのは、食物などを置いておく蔵の一部がメインで、本当に大切な金品や調度品、嫁入り道具などは無事だったため、暴れている人々を大騒ぎさせないように、10日程、物見櫓のような場所に息を潜めて過ごしていた、と話しております。

その間の生活について、弟たちは食事や時間の潰し方などで不満も多く、ストレスでイライラしたり尖った雰囲気を撒き散らしていたそうですが、お姫さんは「食事があるだけありがたいと思えば良いのに」とずっと思っていたそうです。

父親は「こういう時は囮になる蔵を空っぽにしたと思ったら落ち着くだろうから、被害を最小限に考えることが大切」だと弟たちや、お姫さんを始め家族達に話されていた、その姿がとても立派だった、と話されています。

その焼き討ちというか暴動が落ち着いた頃を見計らって、予定よりも3ヶ月ほど遅く、お嫁入りされたそうです。
そのせいか、お嫁入りされたばかりの頃はとても周りが優しく、気を使ってくれていたので、初めてのことばかりだったけれど、とても助かった、と話されています。

お嫁入りをした旦那様は2つ年上の方でしたが、物腰が柔らかい…といえば聞こえは良いのですが、優しすぎて自分自身で決断することが苦手な方だったため、そのことに長年とてもお姫さんも含めて周囲も振り回された、と話されています。

子どもが出来れば少しは気概が持てるだろう、と期待されていたようですが、子どもが出来ても、子どもが増えてもあまり気性は変わらず、それどころか時を追うごとに、部屋の中に籠もって必要な時以外は本を読んだり、書を書いたり…とより一層、屋敷内のことに対して何もしなくなっていったそうです。

お姫さんは4人のお子様を産み、お妾さんの子どもを含めて8人の子どもを育てたそうです。
お妾さんは3人いらっしゃったそうですが、1人目は子どもを出産する際に亡くなり、2人目は(多分脳出血か何か)朝起きたら亡くなっており、3人目は子どもを生むことが出来なかった、と話しております。

そうやって、旦那様の代わりに屋敷内の家事や人事、育児に追われ、使用人を始めとした色々な人達からの意見をまとめて、行事を決めたり、旦那様と周辺の偉い方々との交流を助けたり…と全く自分の時間がなかった、と話をされています。

そして、気付いた時には15歳で嫁いだ場所で30年近く休まる気持ちを持てずに、ずっと何かに追われるように過ごしていたそうです。

その後、40代の終わり頃に旦那様が気を病んでしまい、自死されています。

…少し時を進めてみましょう。

旦那様が亡くなられた後は、一番年上だったご自身の長男に跡を継がせ、そのお嫁さんになった方を助けたり、領民の方々の教育を行うための寺小屋のような場所を作って、自分たちである程度計算や読み書きが出来るようにする、という土台を作られています。
(でも、その時は新しい試み過ぎて、中々上手く行かなかったようです)

60代になるかどうか、というくらいの頃に、糖尿病の合併症での腎炎のようなもので、ご自宅でご家族に見守られながら、亡くなられています。

…というのが、月の雫様に現在一番影響を与えている過去世となっておりました。

当時の文化的なものとしては、当たり前だったのかもしれませんが

お家のため、家族のため、領民のため…
そして、何よりも旦那様のため…

すべての人達の生活と、メンツ的なものを
必死に守って、そのためにご自身が女性であることを
諦めざるを得なかった…そんなイメージを受けました。

強くあるためには、女性で居続けることは難しいのかな
そもそも女性らしさや男性らしさというのは何だろうか?

なんてちょっと考えてしまう内容でしたよ。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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