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魂(たま)散歩1歩目。大空を夢見た錬金術師。

見てくださって、ありがとうございます。
今回は、みそら様の過去世となります。


●みそら様に今、一番影響を与えている過去世について

波の音と一面に広がる透き通るような空の色が視えます。
今で言うイギリスにとても近いオランダの港町のようです。
500年くらい前にその地で生まれ育っていた男性ですね。
錬金術師だと仰っていますが、今で言うところの機械工学とか物理的や力学エネルギーなどの研究と、それに伴うエンジンに近いものでしょうか…そういったものを開発されていた方のようです。

普段は、生活などで主な燃料源となる木炭の製造やそれに由来した製品の修理、火薬の開発をメインで行っており、その延長線上の業務として、鉱石やそれに由来する宝石類の研究、宝飾品の作成、卸業など手広く関わられていたようです。

天気が良い時は、ご自身の住まわれている街の小高い丘から、イギリスの土地が見えていて、ものすごく裕福ではなかったけれど、それなりに豊かで穏やかな土地柄だったと話されています。

お仕事をしながら、趣味…というか、もう一つの研究課題として、今で言う飛行機のようなものを作れないか、とずっと取り組まれていたようですね。
10代の終わり頃に、有名な錬金術師のスケッチを元にして、風力を使った「グライダー」のようなものを作成した、と話されています。

そこから、風向きに左右されずに空を飛んでいけるような装置と、そこに乗せる動力エンジンについて、ずっと開発されていたようですね。

しかしながら、当時は「空を飛んで移動するのは、どっちかって言うとファンタジー。魔法使いとかなら出来るかも?」みたいな風潮が多少あったため、周囲からは「ちょっと変わっているけど、色々仕事が出来る人」くらいな感じで見られていたようです。

20代の半ばくらいの時に、風力とエンジンの推進力を利用して動くソリのようなものを作ったそうです。
ただ、その時は雪が積もっていないと使えないこと、エンジンの熱で雪が溶けてしまい、プラスエンジンの重みでぬかるみに沈んでハマるため、人と荷物が加わった状態で使うことすら出来ないものだった、と話されています。

でも、そのエンジンの基礎になり、いくつか燃料を使った小舟用のエンジンを開発したりした、と話しています。

飛行機の開発についてはその後も失敗を繰り返し、正直スランプに陥ります。
そして、皮肉なことにその研究費と生活費のために行っていた、宝飾品の細工や鉱石などの売買のほうが軌道に乗って行ったため、段々と飛行機の開発から足が遠のいていってしまいます。

特にガラスを加工して作ったものが好評だった、と話されています。

元々研究者で職人気質の方だったため、お仕事にはどんなことであっても、全て没頭する、というか完璧な状態だったり、細部に(期限ギリギリまで)拘ったりするところがあり、ご自身の仕事の出来には興味があるけれど、その名声や評判には「食べるのに困らず、仕事自体も途切れないくらい入ってくれれば良い」という方だったため、お仕事が評判になり、増えていった時も生活は大きく変わらなかったようです。

ただ、ご自身のやりたいことが多すぎて、異性との恋愛にあまり興味がなかったため、気付いたらずっと独身だった、と話しています。

しばらくはお仕事で忙しい姿が続いているので、時間を進めましょう。

40代の半ばほどになった時に、ある程度財産を作った時点で「今後は自分の好きなことだけして行けそうだな」と考えたそうです。
そして、少しだけ蓄えを増やしつつ、仕事の整理をしていき、50代に入る頃に隠居生活に入られます。

そこから、今までは中々手がつけられなかった飛行機の開発にのめり込んでいったようです。

そして、実際に空を飛んで見るような実験を行ったのは1回だけですね。

大きなグライダーに出来るだけ小型のエンジンで動くプロペラを付けて飛んでみたそうです。
結果としては、風力のおかげで少しだけ浮いたそうですが、エンジンのエネルギーが弱く稼働時間も短かったため、プロペラが殆ど動かなかったそうです。

しかし、その失敗をバネにして更に開発を続けていたそうですが…
(その際に、エネルギーとなるものをもっと小さくしたり、もっと効率の良いものが作れないのか、という点を実験されていたようですね)
その実験から数日後、ご自宅に強盗目的で入られた方と鉢合わせをしてしまい、自衛する術があまりなかったみたいで、そのまま亡くなられています。


…というのが、みそら様に今、一番影響を与えている過去世となっておりました。

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