「障がい」に思うこと
私は福祉関係の仕事について「障がい」に対して思うことがどうやら他の人と違うのではないかと感じることが多くなりました。
小学校の時、同級生に障がいのある子がいました。
もしかしたら時代的なものかもしれませんが、一緒に授業を受けていました。今思えば、授業中に騒ぐことがあったかもしれませんが、先生に恵まれたこともあってか、同級生は皆その子を同級生として当たり前のように接していたと思います。絵が上手だったりもして、様々な形でコミュニケーションをとっていました。
中学校も地元の同じところに行き、クラスは違うようになっても同じ環境で学んでいました。中学校になると、他の地域からの同級生もおり、中には思いやりのない対応をしている人もいました。
私は「なんでそんな風に言ったりするのかな?」と子どもながらに不思議に思っていました。
高校からは違う道に進んだことで、現在に至るまで障がいのある方との接点はなくなっていました。
その接点が再度交差するようになったのは現在の仕事に就いてからでした。
相談支援事業や役所、他の事業所と交流をすることで、中学校の頃に感じた他の同級生の対応と同じ感覚を受けました。
皆とは言いませんが、なぜか、子どもに対しての言葉遣いを多くのかたがされていたのです。放課後等デイサービスではない事業所でです。
利用されている方は成人を迎えており、支援者より年上の方も多くおられます。
それなのに、なぜか子どもに対してと同じような言葉を使うのです。
いまだに不思議に思っています。
おそらく、物心がつく前から障がいのある方との接点があったが故に、昨今で言われる「多様性」の一つとしてその子の障がいを受け止めていたのかと思います。これが高校生から、大学からとなると私が不思議に思う方と同じ対応をしていたかもしれません。
障がいの違いにより対応はもちろん変わります。言葉の伝え方だったり、考え方の捉え方、サポートが必要なことはそれぞれの事情に合わせて適時行います。
しかし、基本にある対応は障がいの有無に関係がないと思っています。
年上の方に対しての対応だったり、何かをしてくれた時には、普通の対応をしています。現在も間違っているとは思っていません。
この業界に入ってからまだ数年です。
間違っていることもあるかもしれません。前職の時にしていたように、様々な書籍や文献を読み漁っています。
しかし、今の考え方を否定するようなものはまだ目に入っていません。
これからも「一人の人間」に対しての対応を私なりに考え行っていきたいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました。