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2023年 書評でご紹介いただいた本

2023年も東洋経済の本にご関心をお寄せいただきまして、ありがとうございました。本年も、各新聞・雑誌、ウェブサイトなど多くの媒体でご紹介いただきました。

そのなかでも複数の評者の方々に取り上げられた注目書を、ふりかえってご案内します。
※本の表紙をクリックするとAmazonページに飛ぶことができます。


『創造的破壊の力』

フィリップ・アギヨン著/セリーヌ・アントニン著/サイモン・ブネル著/村井 章子訳(2022年11月25日発売 )

『創造的破壊の力』

・『毎日新聞』 2023/2/11 書評より
資本主義を望ましい形で規制し、より包括的で弱者に優しく、かつ環境に配慮する方向へ導くことができるのは市民社会だという。しかし、創造的破壊の負の側面を重視しすぎると、創造的破壊による成長を止めることになる。どちらを選ぶかは私たちの選択だ。
(評者:大阪大特任教授 大竹文雄さん)

・『週刊エコノミスト』2023/2/14号 書評より
しばしば、アメリカ型か北欧型かという分類や、そのうちどちらが良いかという比較がありがちだが、本書は両者の良いところ取りをして「どちらも」を実現できると断じる。フランスの経済学者である著者たちならではの結論ともいえ、立論の奥深さがうかがえる。
(評者:慶応義塾大学教授 土居丈朗さん)

『資本主義の次に来る世界』

ジェイソン・ヒッケル著/野中 香方子訳(2023年4月21日 発売)

『資本主義の次に来る世界』

・『毎日新聞』 2023/5/28 書評より
脱成長論にもつながるが、自然に「法的人格」を与えている国(例えばインドのガンジス川)を紹介し、読者の関心を刺激している。
(評者:京都大学教授 根井雅弘さん)

・『朝日新聞』 2023/6/3 書評より
日本経済は長く低迷しているのに、この上さらに成長を諦める必要はあるのか?本書はそんな疑問をもつ読者にうってつけである。
(評者: 立教大学准教授 福嶋亮大さん)

『WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす』

カール・ローズ著/庭田 よう子訳/中野 剛志解説(2023年4月14日 発売)

『WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす』

・『東京新聞』2023/6/4 書評より
偽善とはいえ、人と地球を守る活動にいそしむことは、利益の追求だけを考えている企業よりも、ずっとましだと思っていたのだ。本書の主張は、私のそうした理解を根底から覆した。
(評者:経済アナリスト 森永卓郎さん)

・『朝日新聞』 2023/7/15 書評より
本書の問題提起を受け、消費や投資、政治の分野でどのような行動をとるかは、私たちひとりひとりの倫理観にかかっている。
(評者:同志社大学准教授 三牧聖子さん)

『「協力」の生命全史』

ニコラ・ライハニ著/藤原 多伽夫訳(2023年6月28日 発売)

『「協力」の生命全史』

・『読売新聞』2023/8/18 書評より
ただし、協力は、集団の内外で対立や紛争を生み出す。その問題含みの「協力の進化の旅」に出るのが本書。この夏、そんな旅も悪くなかろう。
(評者:東京大学教授 遠藤乾さん)

・『週刊金融財政事情』2023/11/28号 書評より
「協力が希望となるか、破綻をもたらすかは私たち次第」という本書の主張は痛切である。
(評者:フューチャー取締役 山岡浩巳さん)

『天日干し経営』

村井 満著(2023年9月27日 発売)

『天日干し経営』

・『財界』 2023/11/15号 書評より
数多の経営を目指す人々に勇気を与える本である。
(評者:経営共創基盤グループ会長/日本共創プラットフォーム社長 冨山和彦さん)

・『マーケの強化書』 2023/12/22 マーケティング関連おすすめ書籍【2023年版】より
氏が大事にされていた2つの考え方について氏の経験やJリーグの出来事をまじえて書かれている良書です。
(マーケの強化書編集部)

『M-1はじめました。』

谷 良一著(2023年11月15日 発売)

『M-1はじめました。』

・『日刊ゲンダイDIGITAL』2023/11/21 
帯のみならず、5ページにも及ぶ長文を寄せた紳助氏のあとがきも笑って、泣ける。「M-1グランプリ」を作った“もう一人の男”谷良一氏著「M-1はじめました。」、必読だ。
(評者:放送作家 山田美保子さん)

・『東洋経済オンライン』 2023/11/23
ビジネスの現場においては、実現させたいことを「前例がない」という理由で却下されることが少なくない。ビジネスパーソンは、それをいかに乗り越えていくかの力量を問われるわけだ。ただし、その際に参考となるテキストは意外と少ない。そういう意味でも本書はきっと、「こういうときはこうしたらいいのかもしれない」というヒントを与えてくれるはずなのだ。
(評者:作家 印南敦史さん)

もし気になった本がありましたら、ぜひ年末年始のお供にしていただけますと幸いです。2024年も東洋経済の本をどうぞよろしくお願いいたします!


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