稼ぐためのリスキリングを目指す!キャリアの選択肢が増えて人生の可能性が広がる『リスキリング大全』
今回は、『リスキリング大全』をピックアップします。
最近は、テレビやネットで転職サイトの広告を見ることが増えていますね。それは、各個人がキャリアアップを考えることが当たり前になったからでしょう。みなさんも、転職とはいかずとも、「収入を上げたい」「キャリアアップしたい」と考えているのではないでしょうか。
しかし、「何をどう身につけたらいいかわからない」「学んだことを仕事に結びつけるイメージがわかない」などの理由から、最初の一歩がなかなか踏み出せない人も多いのではないかと思います。
そこで、本書では、新しいキャリアを手に入れたり収入をアップさせるための「リスキリング」の方法、しかもそれを上手に行う方法を紹介していきます。
なぜ今「リスキリング」なのか
そもそも、なぜ今「リスキリング」をする必要があるのでしょうか?まず、「リスキリング」とは、新たな仕事のために新しいことを学び、新しいスキルを身に付けることです。
新しいスキルを身に付けると聞くと、「これまでだって仕事に必要なスキルを身につけるために学んできたよ」と思うかもしれません。しかし、今特に「リスキリング」が必要とされる理由は、産業構造が大きく変化しているからです。
多くのビジネスパーソンに直接影響する変化は、何と言ってもDX(デジタルトランスフォーメーション)でしょう。また、新型コロナウイルス感染症は、社会に大きな影響を与えました。コロナ禍以前と同じ状況に戻ることはおそらくありません。DXの必然性やコロナ禍後の状況から、歴史的に大きなリスキリングが広範囲で必要となることは明らかです。
一方で、リスキリングに失敗する人は多くいます。それは、「リスキリングを成功させるためのスキル」がなければ、どれだけ努力してもリスキリングが上手くいかないからです。本書では、そのリスキリングを成功させるためのノウハウ、すなわち「リスキリングの必勝法」をお教えします。
リスキリング準備編:「3つの稼ぐ力」とは?
本書で目指しているのは「稼ぐためのリスキリング」です。では、稼ぐためには何が必要なのでしょうか。それをまとめたのが、下の図です。上の部分は個人の能力で、下の部分はその能力を支える個人の資産になっています。
稼ぐための力の1つ目は、「キャリア・アダプタビリティ」、すなわち環境に合わせて変化を受け入れ、キャリアを適合させる能力です。この能力が高い人は、仕事の変化に対して柔軟に対応できて成果をあげやすいといわれています。
2つ目の力は、「リスキリング能力」、すなわちスキルセットとマインドセットを変革する能力です。単に新しいスキルを身につけても、稼ぎにつながりません。リスキリングに必要なマインドセットを覚醒させ維持することで、環境にキャリアを適合させることができ、稼ぐ力が高まるのです。
3つ目の力は、上記2つの力の土台となる、「有形資産・無形資産」です。
有形資産の中で、最もリスキリングに影響を与えるのはお金です。リスキリングをする際に、一時的に収入が減る場合には、その状態がどれだけの期間許容できるのかによって、費やせるお金や時間も変わります。そのため、あらかじめ転身用資産を見積もっておく必要があるでしょう。
また、無形資産とは、今は「目に見えない資産」であっても、いずれ有形資産につながりお金を生み出すことができる資産で、受けてきた教育、人的ネットワークなどが挙げられます。
これらの資産は、リスキリングの成功確率を上げるものです。それぞれの資産で、リスキリングに活用できるものは何があるのか、棚卸ししてみましょう。
この「稼ぐ力」の伸ばし方や、資産の具体的な活用方法は、本書で詳しく解説しています。ぜひ、リスキリングに取り掛かる前に、チェックしてみてください。
リスキリングでキャリアの選択肢を広げよう!
著者によると、日本人の生物学的な特徴のひとつに、不安遺伝子を保持する割合が多いことが挙げられるといいます。社会が大きく変化する中、なかなか行動に移せず、「このままで良いのか」と漠然と不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
不安は、未知なるものをしっかりと知り、対応しようとすることによって解消されます。その不安を解消させる方法が、「リスキリング」です。みなさんも、「リスキリング」によって不安を払拭し、これからのキャリアの選択肢を広げてみませんか?
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