体がマットレスにめり込んできた話
最近ぐっすり眠ることができない。
理由はいくつかあるだろうが、体重の増加が一番の原因だろうなというのはわかる。
体重の増加とともに、ベッドのマットレスに埋もれる具合が変わってきているように感じる。
すぐ横にある妻のマットレスに横たわってみると確信に変わった。
間違いなく俺はマットレスにめり込んでいってる。
毎晩ゆるやかなサバ折り状態で睡眠をとっているせいで、ゆるやかに気道がふさがれ、ゆるやかな呼吸困難に陥っていると考えられる。
我が家の経済状況は決して貧しいわけではないと思うが、即座にマットレスを買い換えるほど裕福ではない。とりあえずマットレスを上下ひっくり返してみるが、これといった変化は感じられない。小手先の応急処置でどうにかなるようなものではないのだよ、俺の体重は。
今日も浅い睡眠の間中マットレスに深くめり込んでいく僕の心身。いつの日か気分爽快な起床を再び経験できる日を夢見ている。ゆるやかな酸欠状態で。