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座長としての覚悟

 来週の「海のはじまり」は特別編を放送することがわかった。主演の目黒蓮の体調不良が理由だとのことだが、座長の重責が手に取るように分かった気がした。
 「海のはじまり」は生方美久脚本、村瀬健プロデューサー、風間大樹チーフ監督らを中心としたスタッフが丁寧に作っている。目黒蓮を俳優としてブレイクさせた「sirents」や4人の男女の淡々とした生活を描いた「いちばん好きな花」も彼らの作品だ。
 ドラマは主人公がかつての恋人が育てていた娘を父親としてどう迎え入れるかをスローペースで綴っている。これまでとは違い、ゆっくりとした範囲で親子になっていく。テンポよく進む作品が多い中で、しっかりした作品を作りたいというスタッフの意欲を感じるのである。
 Snow Manのメンバーである目黒にとっては座長としての覚悟が求められていると言っていい。しかも、Snow Manのコンサート・ツアーや、彼らの冠番組もある。だからこそ身体は悲鳴を上げているのも頷ける。
 次回放送は、来月2日。全12話という設定で23日が最終回となる。
 せっかく高い評価を得ているドラマの座長なのだから、体調に気を遣いつつも最後まで走りきってもらいたい。ファンや物語を楽しんでいる人達からのエールをしっかり受け止めてもらいたい。それが今の私たちにできることである。

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