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それぞれに幸あれ

 9月18日に最終回を迎えた「真夏のシンデレラ」。脚本があまり良くなくて叩かれたりもしたが、最後はそれぞれの到達点にたどり着いた、いい作品であった。
 まずは夏海(森七菜)と健人(間宮祥太朗)。第10話のラストで匠(神尾楓珠)が交通事故に遭い、2人は別れるという危機に直面した。しかし、仕事上の危機を乗り越えた健人は父、創一(小市慢太郎)の許しを得て互いに想いを告白した。
 続いては愛梨(吉川愛)を巡る修(萩原利久)と守(白濱亜嵐)の恋のバトル。愛梨に告白して振られた守だが、修も愛梨と別れた後に仕事で行き詰まったことを知り、修の背中を押した。修は不器用ながら愛梨に告白し、それを愛梨も受け止めた。やがて、守も司法試験でいい結果を出して修と喜びを分かち合った。
 そして、うまく行くと思われた理沙(仁村紗和)と宗佑(水上恒司)との関係。九州への異動を命じられた宗佑に告白された理沙だが、息子のことを考えここに残る決断を下した。
 最後は、海を歩く夏海と健人が互いの夢を語りながらキスをする場面で幕を下ろした。
 結ばれたカップル、別れたカップル。みんな結末は異なるがただ一つ言えるのは、この言葉。
「それぞれに幸あれ」…。

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