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思考停止の食事指導

栄養学と生化学が大好きな豊田浩史です。
普段はパーソナルトレーナーやサプリメント開発に携わっています。

今回は「思考停止の食事指導」について話します。

栄養学を少し学ぶと以下のように言い出す人がいます。
・糖質制限は疲れやすい
・果物は果糖が含まれているからダイエット時に食べていけない
・夜遅くにご飯を食べていけない

上げたらきりがありません。

全ての学問において共通ですが、すぐに断言する人は無知です。

「タンパク質が必要である」などという普遍的なものは置いておいて、物事を深く学べば学ぶほど断定することがとても困難になります。

例えば、糖質制限は疲れやすい。
何を根拠に言っているのでしょうか?

糖質制限で疲れやすい人はケトーシスに移行できていないのが原因でしょう。

ではケトーシスに移行するにはどうした良いでしょうか?
ここで再び学ぶ必要があるのです。
しかし、学ぶのが面倒くさいため断定して新たな知識を遮断します。

次に果物否定過激派集団についてです。
果糖は確かに肝グリコーゲンを合成しやすいですが、果物に含まれている果糖はごくわすかです。
しかも、ポン酢などのそこら辺の調味料の方が果糖が含まれています。

果物否定過激派集団の方々は、味付けはなされないのでしょう。

果物にはカリウムなどのミネラルやビタミンも多く含まれているため、代謝潤滑にするためには摂取するのも良いでしょう。

まぁ、決めつけて断言するのは楽です。

なんせ、頭を使わなくていいのですから。

糖質を否定する本を読んだなら、今度は糖質を肯定する本を読みましょう。
カフェインを否定する本を読んだなら、カフェインを肯定する本を読みましょう。


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ひろし@実践で使える栄養学
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