【公務員の働き方改革】組織に依存せず生き方と働き方を切り離すという改革
本年もよろしくお願いいたします。
元公務員のとよぞうです。
公務員の働き方改革とは「組織に依存せずいつでも辞められる状況を構築すること」だと思う。
民間は終身雇用の終焉を迎える
これまで組織に働く会社員や公務員は人生を組織の上に乗せた、いわゆる組織に依存した人生を送ってきました。
働き方=生き方のような職場中心の人生…
それはまさに組織に依存した生き方であって自分らしい生き方とはほど遠い組織人としての人生。
好景気を背景に企業寿命が長かった時代は終身雇用が労使双方に大きなメリットをもたらした。
もちろん希望する部署に行けなかったり、人間関係だったり、正当な評価がされなかったりと不満はあってもそれなりに見返りを受けられれば我慢のしがいもある。
自分の力ではなく会社の力で生きていける時代、人生を丸ごと組織に乗っけて見返りと権利を受けられるサラリーマン人生はある意味では楽な選択であった。
家庭を築き定年まで働けて年金もある程度受けられる世の中は先進国に生きているという実感があったことでしょう。
…しかしこれから先、同じような人生設計はとても叶わない。
かつて60年と言われた優良企業の平均寿命もこれからは良くて20年と言われている。
もはやひとつの組織に依存する事は危険な生き方になる。
公務員の終身雇用は…組織に依存した職員達が組織を蝕み続ける
終身雇用の終焉を迎えて変貌していく民間の働き方に対して、組織が潰れることのない公務員はこれから先も組織依存した人間がいなくなることはないだろう。
公務員組織には依存や寄生した人間が非常に多いため、そこに足を踏み入れることで自分の人生がよく解らなくなってしまう悩みを持つ人が多い。
組織依存とは組織ありきの人生を送り、過度の権利と見返りを期待することなのです。
そして辞めたくても辞められない状況がどこまでも続いていく…
組織依存からの脱却
転職を想定している人は組織への依存度が低いと言えるでしょう。
反対に犠牲心ばかりが強く、見返りと権利を必要以上に求める身の程知らずも多い。
たいして貢献せずに定年後の再雇用、さらに雇用延長までへばりついているのは依存ではなくもはや寄生虫だ。
寄生虫に自分らしい人生などありはしない。
もはや損得勘定でしか生きられない。
自分の人生を自分らしく送るためには組織の上に人生を乗せるのではなく、人生の上に多様な働き方を並べていく事が大切です。
決して依存してはいけない。
依存ではなく共存していく
終身雇用が終わる民間企業ではもう既に組織の上に人生を乗せることはできない。
自分の人生の上に働く環境を広げて組織と共存していく
働き方=生き方
ではなく
働き方と生き方を切り離して自立した一個人として組織と共存していくことが必要。
依存しないための努力が身を守る。
依存してしまえば辞めることができない。
辞めることができないと逃げ場を失い追い詰められることになる。
組織はあくまでも働く場所であって人生を預ける場所ではない。
組織以外のコミュニティを持ち、いろんな分野に見聞を求めて自分の世界を広げていく事が組織に依存しないための手段です。
働き方と生き方を切り離して自立した生き方を探り、様々なことに興味を持つことが自分の可能性を広げることに繋がります。
大切なことは「いつでも辞められる状況」を常に構築しながら組織と共存していくということだと思います。
結果的に同じ組織で公務員として定年を迎えたとしても依存した人生にはならないはずです。
組織に利用される人生ではなく、組織で得た経験を自分の人生に活かすという意識を持ちましょう。
今年も皆さまにとってより良い年になりますように。
ではまた。