就職活動中の日大生の皆さんへ

「今回の出来事を、どう思いますか?」

そんな質問を、面接の席上で受けている、あるいは、受ける可能性に思い悩む日大生のみなさん。

まさかそんなことを聞かれるとは、と絶句してしまうことでしょう。

こんなときに、なぜそんなことをしでかしてくれたのか、と、怒りがこみ上げることでしょう。

大学名を伏せたい、自分は無関係だと主張したいことでしょう。

みなさんの置かれた状況に、陰ながら強く心を痛めつつ、なんと返答すればいいのか頭を抱える状況に、深くおもいをはせつつも、それでも、みなさんには毅然と対応してほしいと思うのです。

あなたが、もし、その立場に置かれていたとしたら、何を思い、どう行動しただろうか、どう行動できただろうか。

そして。このように社会を揺るがす状況になっていることを踏まえて、あなたは、今、何を思い、自身に何を言い聞かせるのか。

社会問題を、評論家のように語るのではなく、かといって、当事者と同じ組織団体に所属するものとして、いたずらに卑屈になることなく。

日本社会の一員として、あるいは、同じ大学生として。決して飾ることなく、真摯に対峙してくれることを、強く強く期待しています。そう、あの時の宮川君のように。

私は、あの試合があった直後に、彼の将来を危惧していましたが、そんな心配は無用でした。あのような対応ができる若者の将来が暗くなるはずがない。きっと彼は、素敵な大人になることでしょう。

みなさんは、宮川君と同じ日大生です。

自信と誇りを持ってください。

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