スーツとセットアップの違い。の話。
僕はスーツが大好きだ。洗練されているというか、あれ以上のオシャレはない気がする。
最近のファッションの流行りのひとつにセットアップがある。古着屋にもセットアップが置いてあるが、果たしてそれは本当にセットアップなのか。綴って行きたいと思う。
1.スーツって?
スーツの歴史は1789年のヨーロッパとされている。元々はコートのような形だったが年を追うごとに短くなっていった。襟(ラペル)やボタン数などが時代ごとに異なり、そこで当時の流行が伺える。
アメリカとヨーロッパでも様式が違う。僕的にはよりワークチックなのがアメリカ(ブルックスブラザーズやポールスチュアート)
今の日本だと私服よりもビジネスで着るのがほとんどだ。
2.セットアップって?
セットアップはスーツみたいに、ジャケットとスラックスだけではなく、同素材のもの(ニット系のトップスにニット系のパンツ)や、同系色のもの(緑のシャツと緑のスラックス)などがある。
あと、大体が別売りで"セットアップも可能"等が書いてある。
3.細かな違い
①セット販売か否か
先程も言ったように、基本的に、セットアップの場合"別売り"。
レディースはセット販売されているものも多いですし、スーツを着る機会もなかなかないので良しとしますが、本来は別売りだ。
②肩パットがあるか否か
ス・ミズーラ スーツの様な、フルオーダーのスーツ以外の大半は、肩パットが入っている。あまり意識した事ない方もいると思いますが、シルエットが全然違う。カチッとしている感じ。一方で、セットアップはカジュアルなので肩パットは入っていない事が多い。
③ポケット
スーツのポケットは、フラップポケットやスラントポケットのような、上蓋が付いているデザインが多く、セットアップなどのカジュアル向けジャケットは上蓋がないアウトポケットの物が多い。
④素材
簡単に言うと、スーツの素材の大半はウール、セットアップはウール+それ以外(リネンとか)。スーツの生地は微光沢のある物が多い。
難しく言うと、ウーステッド(スーツ)かウーレン(セットアップ等)
⑤着丈
着丈の長さがまるっきり違います。スーツの方が長く、セットアップののような、ジャケット単品で売られているものの方が短い。何故そのような作りかと言うと、与える印象が違うため。短い方がカジュアルな印象を与える。
⑥汎用性の広さ
スーツはセットで着ないと柄や素材が合わないため変になるが、セットアップはシンプルなものが多いのでバラで着ても問題ない。ここで、カジュアル向けかビジネス、ドレス向けかが分かれる。
4.まとめ
見た感じビジネスかカジュアルかが大切だ。何となくビジネス向けっぽいやつは大体スーツ。
気をつけて頂きたいのが、古着屋やメルカリなどで売っているセットアップは"大体スーツ"である。流行ってるからと言って、とても良くない風潮だ。
スーツを着るならキチッとネクタイ、シャツ、革靴(なくてもいいけど)を身につけ、センターシームをしっかり付けて着る。これが1番カッコイイ。
この記事を見て学んだ皆様は、古着屋やフリマアプリで間違って買わないように気をつけて頂きたい。
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