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【参加レポート】第2回 移住者交流会「移住のそのご」in南砺市(2022/10/09)

とやま移住note管理者スタッフの一人「S」と申します。

第2回移住者交流会が10/9(日)南砺市にて開催されましたので、その模様をお伝えします。幅広い年代の皆さんが富山に移住をしてからの「そのご」の話を交え、ざっくばらんに交流を深めました。

【参考】第1回交流会(立山町開催)のレポートはこちらから

交流会の開催地である、南砺市福光(ふくみつ)は、江戸時代には商人が行き交う宿場町として栄えていました。
かつての商家や明治時代の屋敷が立ち並ぶ通り、昭和の賑やかな面影を感じるどこか懐かしさを感じさせるまちです。
コンパクトなまちの中には様々なお店が並び、路地を歩いているだけでワクワクしてきます。

交流会開催地は南砺市福光。
古民家や古い看板がそのまま残っており、どこか懐かしい雰囲気が漂う。

まずは南砺市役所に集合後、A~Cの3つのグループに分かれて福光のまち歩きを開始しました。

Aグループはかつて花街だった歴史を紹介しながら観音町を回り、本日のメインホストの吉村華子さんが開業予定のシェアキッチンの物件を見学。美味しい手作り豆腐屋さん「名村豆腐店」に寄り、遠方から通い続けるファンもいるという鮮魚店「荒吉」(※この日は残念ながら定休日でした。)を巡ります。

Aグループの皆さんは急遽全ての行程を見て回りたいと予定変更。足早にまち歩き。

Bグループはあらゆる境界線を越え、アートを展示するギャラリー、「NOSE art garage FUKUMITSU」を見学しました。こちらでは、和菓子の販売やカフェの営業もされています。

Cグループは「福光ハミングロード東町商店街」という昔ながらのレトロな商店街を通り「石黒種麹店」へ。店主の石黒八郎さんが迎えてくださいました。すべて手作業で昔ながらの製法を守り継ぐ北陸唯一の手作りの麹のこと、原料にこだわり、安心・安全「無添加」で作られた生きた麹を摂ることで、腸内環境が改善されるお話など、約1時間では時間が足りないくらい、石黒さんの熱い想いを伺うことができました。

石黒さんが麹について詳しく説明くださり、なるほど!と思うことばかり。
Cグループの皆さん、店主の石黒さんと記念撮影

散策を終えた各グループは、本日の交流会のメイン会場となる「櫻明堂」に集合。
「櫻明堂」は、東京から孫ターンをされた店主・吉村華子さんが営む、職人の手仕事を集めたセレクトショップです。

「櫻明堂」は代々の古民家を吉村さんが引継ぎ、改修して開業されました。かつては呉服店や骨董店を営まれていたそうです。先代が亡くなった後は、地元の方々に守られながら、長らく空き家になっていました。

そんなある日、この古民家を取り壊し、駐車場にしようという話が持ち上がったことから大きく状況が変わります。この家を残したい、と思った吉村さんは、東京で漫画家として活躍されていましたが、一念発起して富山に移住されました。

吉村さんは「関わる人たちが宇宙一幸せになる商店街を福光に作ろう!」という思いから、その思いに共感する方々と共に「宇宙一商店街」と題するイベントも企画・開催されています。

続いてトークテーマをもとにグループ内で話し合い、その内容を発表し、全員で共有します。

トークテーマは以下のとおり。
「いま苦労していること、理想と違ったこと」
移住後の悩みは人それぞれ。飲食のお仕事をしている方は都会と比べ人口が少ない分、どのように集客をすればよいか悩まれているよう。また、富山ならではの「日照時間が短い」という点を挙げた方もいらっしゃいました。話には聞いていたけれど、実際に住んでみてようやく実感が湧いたそうです。

「富山で見つけたお気に入りスポット」
県内各地にお住いの方々が集まっているので、お気に入りスポットも人それぞれ。キャンプが楽しめる閑乗寺公園、立山、氷見の景色などアウトドアや自然豊かな場所がピックアップされていました。

「驚いたローカルルール」
“ゴミ袋に名前を書く地域がある”“富山市はプラごみが燃えるゴミに入れてもよいというルールで驚いた”など、地域ごとに異なるゴミ出しルールがあり意外とどのグループでも盛り上がる内容でした。

テーマが変わるごとに時計回りに一人移動し、皆さんとお話ができるように工夫。初めは緊張交じりの方も、次第に打ち解けた表情を見せ和気あいあいと楽しそうに話されていました。

グループ内で数分話し合った後はグループごとに何を話していたのか発表。
様々な話題で盛り上がっていました。
話した内容をグラフィックレコーディングで記録し、見やすく整理しました。

続いて、本日のお料理を手がけた「月桃食堂」のかとうさんからご挨拶と、料理の説明がありました。
月桃食堂さんは店舗を構えておらず、さまざまなイベントに出店し、ケータリングをされており、南砺市の新鮮野菜をベースに体に優しいお料理を作っていらっしゃいます。

南砺市で作られたお野菜でできた月桃食堂さんのお弁当。
シンプルな味付けで野菜本来の甘さが味わえます。

続いてシュラスコを担当される「さかなくん」こと池田豊さんからご挨拶と本日のメニュー紹介。焼きあがったシュラスコをテーブルごとに配ってくださいました。

じっくり焼いたお肉を目の前で切り分けてくださいます。
ほんのり塩味がついていて美味しいお肉でした!
お野菜をたくさん使った月桃食堂さんのおかずとお肉、最高の組み合わせです。

ここからは美味しい食事をしながらフリータイム。
地域のこと、お仕事のこと、育児のことなど、話の内容は様々。短い時間の中で、皆さんすっかり意気投合され、どのテーブルも話が盛り上がっている様子でした。

ついさっきお会いしたとは思えないほど皆さん気さくにお話をされていました。

参加された皆さんからは、「参加できて良かった!」「こういった機会を設けてくれてありがとう!」など嬉しいお言葉を聞くことができました。

移住後、不安な気持ちやもやもやしていた方、新境地で楽しんでいらっしゃる方、それぞれの想いを持った方々が集まり、とても有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。

次回、第3回の移住者交流会は富山市での開催を予定しています。
開催のお知らせはHPやSNSにて随時発信いたしますので、お楽しみに!

お一人でも、お友達を誘って、ご家族でなどなどお気軽にご参加ください。そこから新たな出会いやきっかけが生れると思います。

富山県移住者交流会「移住のそのご」の詳細はSNSで配信しています!
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