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【詩】ためらう

心に重くのしかかる

手が止まる 立ち止まる 立ちすくむ

おびえる心

ひるまずに 怖れずに進む
そうできたら いいのだけれど

大声を出して 両頬を叩いて
鼓舞できるなら それもいい

でもそれって私に向いている?
私はそんなに 強くない

無理に頑張ったこともある
そのあと 反動で
動けなくなったことも


目を閉じて 落ち着いて 振り返る

そんなに強くはないけれど
私にできることもある

目を閉じて 繰り返し 呟く

怯んでもいいよ 怖いものは怖いでいい
助けを求めてもいい 

下を向いたままでもいい
足元の花に気づけるから

歩みを止めさえしなければ 
きっといつか辿り着く


震えながらでも 一歩だけ

次の一歩は 深呼吸した後に

一度に何もかもを やろうとしないで

少し空を見上げよう

西にはまだ眩しい 赤い夕陽
東には虹

夕焼けの虹はすぐに消えてしまうけど
これはきっと私への応援エール


どこかから 声が聞こえた

大丈夫 大丈夫

変わらないものはない


そっと呟く

大丈夫 大丈夫 

私は変われる

怯える心も 一緒に ゆっくり

歩んでゆこう








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