就活日記066 なくて七草
1月7日(火)人日の節句、七草。白馬の節会を食い入るように見てたら、馬が立ち上がって嘶くのが危ないと牛車の中に引き戻される。清少納言の少女時代の思い出は季節感と人の思いを運ぶ、桃太郎よりずっと古い昔話。
季節に関して言えば暦の違いから厳密には今日じゃないはずだが、世の中がそう動いている以上お店に七草セットが売ってるのは今日しかない。粥を作り慣れていないので七草汁にしよう、平安時代にも七草粥は無かったはず。
2度目の八潮のWEGOの倉庫に17分前に着くと駐輪場は一番乗り。相変わらずここの人はギリギリに出勤してくる。やり方を忘れてるのに初回組と切り離されそうになるが、気軽に全部忘れたと言える雰囲気がここはある。
前回レディースが多いと思ったのは、そのエリアでしか作業してなかっただけで今日はメンズもしっかり扱った。ここはやっぱりいい職場、年始で物量がなく30分の早上がりだったけど給料は満額もらえた。惚れてまうやろ。
案の定スーパーの青果売場に七草セットはあった。雑草にしか見えない。保険に鶏肉と平天も買って七草汁というより七草鍋のフォーメーション。蕪と大根と鶏肉を下茹で中にハコベラを食べてみたら、もうねクセが凄い。
その時点で他の物を食べようとは思わないし、なぜかハコベラ以外は1本ずつしか入っていない。もうすずなとすずしろの2枚看板だけにしようかと思った、味噌があったら迷わず入れてる。七草の草の部分全部まずくて草。
できた鍋の蓋をあけた時点で雑草の香りがする。私は田舎育ちだ、雑草の味は知っている。ほうれん草を境にそれより土臭いのが雑草だ。ただ、悪態付きながらも食べられる植物が食用なんだろう。年に一度が旨くてどうする。