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■日本会議 エコーチェンバーの菅首相は自ら仕掛けた「日本学術会議マター」(憲法23条否定のふかんの観点?)で、より具体的な関係法整備、即ち自ら切望する≪国体の本義≫復活(対全世界アナクロな恥曝し!)の国会での議論に積極的に取り組むべき喫緊の責務を背負った!

=「日本学術会議マター」の“核心”について:日本学術会議マター」の“核心”とは、菅義偉首相の犯意の自白ということである!=

日本会議エコーチェンバーに嵌った菅政権は、自ら仕掛けた「日本学術会議マター」(憲法23条の否定と同意の‘’ふかん‘’的観点?!)で「真っ当かつ重大な関係法案整備=戦前≪国体の本義≫の取戻し」(超“法・学・宗教”権力国家体制への復帰はオール世界への恥さらし!)に関わる国会での議論に取り組むべき重大な責務を背負ったことになる!

<注>憲法23条が定める「学問の自由」には、学問研究の自由、研究発表の自由、教授(教育)の自由の3つが含まれると考えられている。従って、国家権力が、学問研究、研究発表、学説内容などの学問的活動とその成果について弾圧したり、禁止したり、あるいは一定の方向へ恣意的に誘導することは憲法23条によって許されないと解釈される。(東京法律事務所)https://www.chuolaw.com/blog/2017/08/post-403/

<注>エコーチェンバー・・・エコーチェンバー現象(Echo chamber/原義は共鳴箱)とは、閉鎖的空間内(日本会議らのお仲間、SNSなど)でのコミュニケーションを繰り返すことよって、特定の信念が増幅または強化、濃密化され、究極的には異常(面妖化)する状況の比喩。(@ウイキ、ほか)

水のイマージュ2 @tadanoossan2
同感!もう一つの増幅(#菅義偉 ・ #安倍晋三#日本会議 お仲間のエコーチェンバー現象https://note.com/toxandoria2/n/nd62fd0bdcf21)と共に、米トランプ亜流の「ウソでも言ったが勝ち!」の悪しき風潮が、日本社会の中で着々と政治的“悪性の病理(腫瘍”)と化して重篤化しつつある!総国民の意識改革(覚醒)と議論活発化!のワクチンで対抗あるのみ!
引用ツイート:日上雅義 @sunrisecafe1965さん/
フジテレビ解説委員、国会議員らが、よく調べもせず(もしかして意図的に?)フェイクニュース発信。あまりにも低レベル。・・・増幅する「学者への反発」 フジ解説委員や議員ら誤情報 [日本学術会議] 「学士院行き、年金250万円」フジ番組、国会議員らウソ発言、6人「学者のレベル低い」大学教授:朝日新聞デジタル https://asahi.com/articles/ASNB96DFZNB9UTIL04N.html 午後0:08 · 2020年10月10日·Twitter Web App  https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314764745795198976 

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水のイマージュ2@tadanoossan2
AとBの深い断絶の闇を埋めるモノとは一体何なのか?これも安倍政権から引き継ぐ「“仮etwas病”人」なる怪奇現象ソックリの超然ホニャラ(etwas)政治パワーの発現なのか?w →首相、(A)推薦名簿詳しく見ず決裁 が、(B)任命拒否「適法」と官房長官1012共同
学術会議任命拒否手続き「適法」 決裁前に考え方説明と官房長官(共同通信)
- Yahoo!ニュース

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画像は、https://news-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20201008-00000173-kyodonews-000-3-view.jpg?cx=0&cy=110&cw=1765&ch=1765&order=crop2resize&w=264&h=264&pri=l より。 news.yahoo.co.jp 午後5:44 · 2020年10月12日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1315573932003479553

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=その「犯意」とは具体的に何か?それは、戦前日本の総日本国民の内心を根底から支配した『国体の本義』を現代日本に復活させること。つまり、旧文部省御謹製の『国体の本義』を国家・日本の頂上へ遥かに高く掲げつつ、それを“法制・アカデミズム(人文・科学両学界)・宗教”の頭上へ祀り上げた“超然”政治権力による支配体制の一強独裁なる“異様”『国家』への復帰はオール世界への恥さらし!)しかし、これは前・安倍晋三首相の悲願であると同時に菅義偉首相の悲願でもあり、更に源流を辿ればそれは日本会議に行き着く。=

◆日本学術会議マターについて菅政権が<政治的・イデオロギー的動機で政府に批判的な研究者を「日本学術会議」から排除する目的で任命見送りを行った>とすれば、日本の学術研究の全体を<政府の方針を是認する方向の(全世界の潮流とは全く異質な)議論>に誘導しようとする「学問の自由」への介入そのものであり、ひいては研究者全体に政府に批判的な言論を控えさせる「言論の自由」の侵害にもなりかねない。このため、菅政権は、憲法23条(学問の自由)の否定と同意の‘’ふかん‘’的観点の具体的な内容に関わる国会での議論に、積極的に取り組むべき重大な責務を負ったことになる!郷原信郎氏/https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201007-00201903/ 

<注>元特捜部の敏腕検事(現、弁護士)らしく、「犯罪者の内心の矛盾を突き、その矛盾の必然性から、「そもそもの“犯意”」を自ら説明せざるを得ない立場へ犯罪者(正確に言えば容疑者)を追い込む、鋭い論理の展開は実に見事であるので、是非、郷原信郎氏の論述(↓★)をご一読乞う。

★「日本学術会議任命見送り問題」と「黒川検事長定年延長問題」に共通する構図 2020107郷原信郎 | 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士、https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201007-00201903/?

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[上★の補足]日本学術会議問題は、「菅首相の任命決裁」、「甘利氏ブログ発言」で、“重大局面”に/郷原信郎 | 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士
10/10 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201010-00202356/

・・・10月7日にアップした【「日本学術会議任命見送り問題」と「黒川検事長定年延長問題」に共通する構図】で、「日本学術会議任命見送り問題」について、「黒川検事長定年延長問題」と対比しつつ詳述した。これに加えて、以下の2つの重要な事実(↓◆)が報じられたことで、この問題は、重大な局面を迎えている。

◆菅首相は、推薦者名簿を見ることなく、会員任命を決裁していた
◆甘利氏による「中国『千人計画』」に関する日本学術会議批判(ファクトチェックの結果、事実でないことに基づいての学術会議への甘利氏からの非難であったことが判明)  ・・・以下、省略・・・

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https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201010-00202356/

[上★の補足2]日本学術会議任命問題、名簿「改ざん」、決裁文書「虚偽公文書作成」にあたるか 郷原信郎 | 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士 1012 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20201012-00202638/

・・・前、省略・・・学術会議側が指摘するように「文書の改ざん」に当たるのか、それに関して、どのような犯罪が成立し得るかについて考えてみたい。

 まず、日本学術会議が、内閣総理大臣に提出した「推薦者名簿」は、日本学術会議は、規則で定めるところにより、優れた研究又は業績がある科学者のうちから会員の候補者を選考し、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に推薦するものとする。

と規定する日本学術会議法17条の規定に基づいて、日本学術会議会長の名義で作成され・内閣総理大臣に提出された「有印公文書」だ。 もし、この推薦者名簿の中の6名を除外し、99名の推薦者名簿であるように内容を改変して菅首相に提出したとすると、「作成権限者である日本学術会議会長に無断で、既に存在する公文書である推薦者名簿に手を加えて、新たに不正な推薦者名簿を作り出した」ということになるので、有印公文書変造罪(1年以上10年以下の懲役:刑法155条1項)が成立する。

 しかし、会見での菅首相の発言を確認すると、(任命決裁の際に)「見たのは99人の任命者リスト、推薦者リストは見ていない」と述べている。この説明によれば、学術会議が提出した「推薦者名簿」自体は菅首相に提出されておらず、ニュース等で目にする「黒塗りの推薦者名簿」は、「105人の推薦者名簿」の一部を黒塗りにしたものを、「推薦者名簿」ではなく「99人の任命者名簿」として作成したものということであれば、内閣府側の作成名義による文書ということになり、「公文書の変造」は成立しない。学術会議側が指摘する「改ざん」にも当たらないということになる。

 そうなると、問題は、会員任命の首相決裁の際の「決裁文書」がどのような内容だったかである。「日本学術会議の会員推薦者が99名であった」かのような決裁文書が作成・提出されたのであれば、「事実に反する記載」ということになり、そのような内容の決裁文書を作成し、菅首相に提出する行為は、虚偽有印公文書作成・同行使罪に当たることになる(法定刑は有印公文書偽造・変造罪と同じ)。

 もっとも、菅首相の会見での発言からは判然としないが、任命見送りとなった6名については、「自分のところに任命の決裁が上がってきた段階で6名は任命対象から除外されていたので、除外された6名の名前は知らなかった」という趣旨であり、6名が除外された事実を知らなかったということも考えられる。実際の決裁文書には、推薦者が105名であったことが記載され、そこから選定された99名の「任命者リスト」が添付され、その99名を選定することの決裁を求めたというのであれば、決裁文書に虚偽の記載はないので、犯罪は成立しない。

 しかし、そうだとすれば、菅首相の説明は「舌足らず」であり、推薦者名簿が「改ざん」されたかのような誤解を学術会議側に与えたことについて責任がある。ノーカットで公開されている会見映像を見ると、菅首相は、記者の質問に答える際、終始手元の資料に目を落とし、「総合的、俯瞰的に」という言葉を繰り返している。そして、この問題について、唯一、自分の言葉で答えたのが、前記の「推薦者リストは見ていない」という言葉である。菅首相の説明能力・答弁能力の致命的な欠如を示していると言えよう。

 菅首相は、推薦者名簿の取扱い、決裁文書の作成経過などについて至急調査を行い、「見たのは99人の任命者リスト、推薦者リストは見ていない」と発言したことについて納得できる説明を行うべきである。

 官僚というのは、一般的には、「首相の意向を忖度するなどして、不当な行為を行うことはあっても、『違法行為』だけは絶対に行わない」という“習性”があるので、意図的に虚偽公文書を作成したとは思えない。しかし、まだ記憶に新しいところでも、森友学園問題での「財務省決裁文書改ざん問題」も発生しているので、全くあり得ないとは言えない。

 もし、その決裁の過程で、虚偽公文書作成などの犯罪が行われた疑いが生じた場合には、「公務員は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」として公務員の告発義務を定める刑事訴訟法239条2項の規定に基づいて、刑事告発を行わなければならない。

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佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlMさん/
甘利は第一に1983年の有権解釈との落差を説明せよ。第二に学術会議と中国「千人計画」との関係を示す証拠を出せ。そして第三にポケットに入れた100万円をはじめとする自身の口利きワイロについてちゃんと説明せよ。顔洗って出直せ甘利。 #日本学術会議への人事介入に抗議します
学術会議“任命拒否”で舌戦 自民・甘利氏と立憲・今井氏(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース
・・・日本学術会議の会員候補が任命されなかった問題をめぐり、11日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で、与野党が舌戦を繰り広げた。 立憲民主党・今井雅人衆院議員「(国会答弁の)解釈を変えるな
news.yahoo.co.jp 午後2:41 · 2020年10月11日·Twitter for iPhone https://twitter.com/bSM2TC2coIKWrlM/status/1315165635677020162

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[補足情報0]@nobuogoharaさん/
いつも姑息なことをする自民党大物議員。 ➡︎【学術会議が「中国の千人計画に積極的に協力」とした自民・甘利議員、ブログをひっそり修正】(BuzzFeed Japan) #Yahooニュース
学術会議が「中国の千人計画に積極的に協力」とした自民・甘利議員、ブログをひっそり修正(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
任命問題で注目されている日本学術会議をめぐり、中国による科学者の招聘事業「千人計画」に「積極的に協力している」とブログに記していた自民党の甘利明・元経済再生担当相が表現を修正していたことがわかった。
news.yahoo.co.jp 午後7:40 · 2020年10月12日·Twitter for iPhone https://twitter.com/nobuogohara/status/1315603133561597953

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[補足情報][「日本学術会議と中国科学技術協会」協力の陰に中国ハイテク国家戦略中国製造2025」/109遠藤誉中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20201009-00202299/

遠藤誉氏の当論(表題の付け方が、ややセンセーショナル?)から【10億円の歳費を支出負担する日本政府が『日本学術会議』を統制するのは当然である!】論を導き出し、それを「『日本学術会議』批判」の好都合な言論の武器として利用しようとする動きがあるようだが、これは根本的な誤りである。

それは、当論をよく読めばわかるのだが、遠藤誉氏は決して「日本政府による『日本学術会議』への統制必須論」を声高に主張されている訳ではなく、些かでも国民の税金が関わっているいじょう、これは決して国民一人ひとりと全く無関係とも言えないので、「菅“ふかん”発言」を良い機会ととらえて、『日本学術会議』マターについて根本から(日本国憲法との絡みも十分視野に入れて)、国民一人ひとりも自分自身と関係がある問題であることを理解したうえで、十分に考えて議論したらどうか?と言っているだけである。

ただ、[北京大学アジアアフリカ研究所特約研究員、中国国務院西部開発弁公室人材開発法規組人材開発顧問、内閣府総合科学技術会議専門委員、中国社会科学院社会学研究所研究員(教授)等@ウイキ]の同氏の経歴からも分かるのだが、同氏が、この問題を考えるに当たっては、現在の中国のような、ある意味で“非常に厳しい独裁型”の国家を相手にするというリアリズムの視点を忘れるべきではない、と言われているのは確かである

因みに、欧米(非営利組織)とアジア諸国(政府系統の組織)のいずれのアカデミーも何らかの(その殆どは、日本学術会議への国家支援(予算)である年間10億円を遥かに超えた巨額資金だが・・・苦w)、人事・運営・研究等に対する政府側からの介入はない中立機関としての機能を保持している。

(参考資料)
各国アカデミー等調査報告書(日本学術会議)http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/18youshi/18kwj.html#k1301
波紋「日本学術会議」任命拒否・米英では…政府から独立し運営(政府から何らかの支援は受けているが・・・)JCC最新TV速報https://jcc.jp/news/16455483/
主要国アカデミーの比較(内閣府)、https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/gakujutsu/haihu02/siryo1-1.pdf

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水のイマージュ2 @tadanoossan2
「“強弁:105人=99人”のナゾ(・・?/可愛いいパンケーキおじさんことスガは、算数の基本の改竄1+1=3、1+2=4、…etc.>について、我が日本国ではコレが正解なのダ!とする閣議決定を実行しようとしている鴨?!w」は、改竄というだけでなく菅首相(正確には同内閣?w)には3歳児レベルの数的判断能力が皆無である!ことの証? or というより、ヤッパそれと真逆の「自ら日本会議シンパのお仲間=オレオレ詐欺師のジャンル」である!ことの自白ではないのか?w  Cf.↓♨ →学術会議側から「これは文書の改ざんダ!」の指摘が相次ぐ1011TBS系(JNN)
学術会議側「文書改ざん」「違法性」(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
 ・・・日本学術会議の任命をめぐって、菅総理が105人の推薦者リストを「見ていない」と説明したことについて、学術会議側から「文書の改ざん」や「違法性」の指摘が相次いでいます。  菅総理大臣は9日、日本学
news.yahoo.co.jp 午前5:00 · 2020年10月12日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1315381903520800768

画像21https://twitter.com/tadanoossan2/status/1315381903520800768

橋下徹 @hashimoto_loさん/
日本の人文系の学者の酷さが次から次へと出てくる。こやつらは「自分は賢い!一般国民はバカ」という認識が骨の髄まで染みている。こやつらの共通点は、税金もらって自分の好きなことができる時間を与えてもらって勉強させてもらっていることについての謙虚さが微塵もないこと。

午前9:54 · 2020年10月11日·Twitter for iPhone https://twitter.com/hashimoto_lo/status/1315093415571288064

画像22https://twitter.com/hashimoto_lo/status/1315093415571288064

水のイマージュ2@tadanoossan2 返信先: @hashimoto_loさん
♨【参考意見デス】学者らのジャンルを問わず、その類の輩もいる鴨神社だが、果たしてそうスッパリ言え切れるだろうか?そんな非ケルゼン的な?w啖呵を如何にも威勢よく?言い切る貴方こそ立派なオレオレ詐欺師のジャンルに見えるのだが?w Cf.(参考資料)

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https://note.com/toxandoria2/n/nd62fd0bdcf21
午前5:02 · 2020年10月12日·Twitter Web App

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佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlMさん
さあハッキリしたぞ。菅の意を受けて外したのは杉田。菅は6人を外した99人リスト見て承認。結局今回は安倍や杉田ではなく菅本人が任命拒否の確信犯。次はなぜ外したかだ。邪魔だから外したんだろうが致命傷となる理由。会見開いて辞任!#日本学術会議への人事介入に抗議します
・・・菅首相、「6人排除」事前に把握 杉田副長官が判断関与―学術会議問題:時事ドットコム 日本学術会議が推薦した会員候補105人のうち6人が任命されなかった問題で、菅義偉首相がこの6人の名前と選考から漏れた事実を事前に把握していたことが分かった。除外の判断に杉田和博官房副長官が関与していたことも判明した。関係者が12日、明らかにした。                                ・・・首相は9日のインタビューで、会議側が提出した105人の推薦リストを「見ていない」と発言。99人のリストを見ただけだとして6人の排除に具体的に関与し... 今回の人事を首相が最終的に決裁したのは9月28日。関係者によると、政府の事務方トップである杉田副長官(元:内閣情報調査室(CIRO/サイロ)長・内閣情報官)が首相の決裁前に推薦リストから外す6人を選別。報告を受けた首相も名前を確認した。首相は105人の一覧表そのものは見ていないものの、排除に対する「首相の考えは固かった」という。 首相が105人のリストを見ていないと発言したことを受け、政府は12日、釈明に追われた。加藤勝信官房長官は記者会見で「決裁文書に名簿を参考資料として添付していた」と明らかにした上で、「詳しくは見ていなかったことを指しているのだろう」と説明。実態として把握していたとの認識を示し、首相発言を軌道修正した。 同時に「決裁までの間には首相に今回の任命の考え方の説明も行われている」と繰り返し、人事は首相の判断により決まったことを強調した。 日本学術会議法は会員について「(会議側の)推薦に基づいて首相が任命する」と定めている。政府が軌道修正したのは、首相がリストも見ていなかったとすれば、この規定に抵触しかねないとの指摘が出たのを意識したものとみられる。 立憲民主、共産両党などは12日、合同ヒアリングを東京都内で開催。首相発言について「明確に法律違反だ」と批判した。jiji.com 午後11:02 · 2020年10月12日·Twitter for iPhone https://twitter.com/bSM2TC2coIKWrlM/status/1315654078836293635

画像27https://twitter.com/bSM2TC2coIKWrlM/status/1315654078836293635

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<参考1>映画『新聞記者』(原案/望月衣塑子、河村光庸https://eiga.com/movie/90346/)は、内調(CIRO)と戦う新聞記者を描いている。あらゆる情報を握り、政府の秘密を守ること、つまり「政府に味方する世論をいかにつくるか」がCIROの重要な任務(つまり国民サイドの信条、思想・イデオローグの統制などが主要任務)となっている。https://news.livedoor.com/article/detail/18715104/

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<参考2>2016年に補充の候補者3人を任命しなかったのも、2018年と今年9月に内閣法制局に問い合わせをしたのも、すべては当時の官房長官だった菅義偉氏が主導していた。首相だった安倍晋三は、その菅義偉による強権人事を事後に追認していただけだった。ようするに、安倍晋三氏は単なるお飾りで、人事の実権を握って采配していたのは菅義偉、そして、菅義偉の手足として動いていた実行部隊は、コネクティングルーム首相補佐官の和泉洋人だった。(@『きっこのメルマガ』2020年10月7日号、“菅首相の6人任命拒否で暴かれた、安倍前首相が犯していた憲法違反”
https://www.mag2.com/p/news/469200)

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鮫島浩 @SamejimaH 返信先: @SamejimaHさん/学術会議への人事介入は「学問の自由」の侵害というより、政権批判を抑え込む「言論弾圧」と位置づける方が良い。内閣人事局を使った官僚支配、会長人事を通じたNHK支配に続いて学界支配に乗り出したのだ。官僚も記者も政権にすり寄る今、学者まで屈したら、この国の「言論の自由」は風前の灯火だ。午後8:44 · 2020年10月11日·Twitter for Android https://twitter.com/SamejimaH/status/1315256844592455680

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水のイマージュ2@tadanoossan2 返信先: @SamejimaHさん
同感!<この #学術会議 マター>の“根茎の在処”は非常に奥深く、しかも、再び、日本国民の内心に遍く、そして根深く染み渡りつつある(または、それが蘇生しつつあるとも言える)だけに超リスキーです。 Cf. 日本会議エコーチェンバーに嵌った菅首相は、自らが仕掛けた「日本学術会議マター」(憲法23条の否定と同義の‘’ふかん‘’的観点?!)で、「より具体的な関係法案整備、つまり<自らが強く希望する≪国体の本義≫復活(対全世界アナクロな恥曝し!)の国会での議論に積極的に取り組むべき喫緊の責務を背負った!                    =「日本学術会議マター」の“核心”について:「日本学術会議マター」の“核心”とは、菅義偉首相の犯意の自白ということである!note.com 午前6:52 · 2020年10月12日·Twitter Web App  https://twitter.com/SamejimaH/status/1315256844592455680

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佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlMさん/
これを盗人猛々しいと言う。安倍がトランプから買ったF 35は1機100億円。アベノマスク260億円。中止イージスアショア契約済み1700億円。安倍の害交バラマキ60兆円。事務局50人、会員210人、連携会員2000人の学術会議10億円。河野バカ。#日本学術会議への人事介入に抗議します
河野大臣「聖域なく例外なく」学術会議にメス|テレ朝news

 ・・・日本学術会議について河野太郎行政改革担当大臣は、会議が行政改革の対象で在り方を見直すという考えを示しました。  波紋を広げている日本学術会議の任命拒否問題。政府は河野大臣のもと、組織の在り方について検証していくことになりました。では、具体的にどこを見直そうとしているのでしょうか。  年間約10億円の国費で運営されている学術会議。このなかから「会員手当」として約4500万円、事務局の常勤職員...
news.tv-asahi.co.jp 午後7:08 · 2020年10月10日·Twitter for iPhone https://twitter.com/bSM2TC2coIKWrlM/status/1314870499315384321

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佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlMさん/菅は6人除外は自分の判断ではないと言ってる。では犯人は杉田ということになる。蜥蜴の尻尾切りかもしれないが尻尾ではおさまらないぞ。「俯瞰的」とか学術会議への言いがかりとかで、とてもおさまるレベルではない。内閣失格・内閣総辞職!#日本学術会議への人事介入に抗議します
・・・6人除外前の名簿「見ていない」 菅首相インタビュー:朝日新聞デジタル  菅義偉首相は9日、朝日新聞などのインタビューに応じ、日本学術会議が推薦した会員候補のうち6人を任命しなかった判断について、安倍前政権ではなく現政権で下したと説明した。一方、6人を除外する前の推薦者名は「見ていない」…asahi.com https://www.asahi.com/articles/ASNB96HSRNB9ULFA01Y.html
午前1:16 · 2020年10月10日·Twitter for iPhone https://twitter.com/bSM2TC2coIKWrlM/status/1314600529603907584

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[参考資料0]田村智子 @tamutomojcpさん/憲法15条国民主権として、公務員の任命と罷免国民固有の権利としている。これに基づいて任命拒否ということは、国民が6人の科学者を学術会議会員として不適当と判断したことになる。 これは、私たち一人ひとりの問題になった。#憲法23条 #憲法15条 #日本学術会議法に則り #6人の任命を求めます  午後7:39 · 2020年10月8日·Twitter for iPhone https://twitter.com/tamutomojcp/status/1314153455481626626
・・・Masashi Hirai @mhmh1205さん/返信先: @tamutomojcp
さん, @ISOKO_MOCHIZUKIさん
素晴らしい知見だ。大所高所から物を見るということは、こういうことだ。
午後9:47 · 2020年10月8日 神奈 横浜市 港北区から·Twitter for Android https://twitter.com/mhmh1205/status/1314185706328055814       ・・・水のイマージュ2@tadanoossan2 返信先: @mhmh1205さん,
@tamutomojcpさん, @ISOKO_MOCHIZUKIさん
同感!これこそが本物の“ふかん”の視座です!
午後9:51 · 2020年10月8日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314186650277146624

[参考資料1]10月6日 Choose Life Project/学問の自由とは何か?日本学術会議への人事介入に抗議する Vol.2、https://www.youtube.com/watch?v=hTkB13gI9vM          

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https://www.youtube.com/watch?v=hTkB13gI9vM 

[参考資料2]水のイマージュ2@tadanoossan2
ハンコ河野太郎ハンコ男がw)で押すが如き「総合的・俯瞰的」の繰り返しは、菅&“仮etwas病”人アベら所謂 、日本会議カルト同好会お仲間らの本音が穴クロ『国体の本義』の復活!という実にトンでもない世界に恥ずべき誤りであるから!w →学術会議、政府説明あいまい 初の国会質疑108朝日

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・・・日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかった問題で、初の国会質疑が7日の衆院内閣委員会で行われた。菅義偉首相が6人を除外した判断の基準や理由が最大の焦点だが、政府側は「総合的・俯瞰(ふかん)…学術会議、政府説明あいまい 「総合的・俯瞰的」繰り返す 初の国会質疑:朝日新聞デジタル asahi.com
午前7:56 · 2020年10月9日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314338811137024000

[参考資料3]佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlMさん/
学術会議へのデタラメ人事介入を放置すれば菅政権の横暴・介入は至る所に及ぶ。日本の記者たちはパンケーキをもぐもぐやってる場合じゃない。すぐに記者会見を要求しきちんと任命拒否の理由をただすべきだ。菅政権の真の姿を活写せよ。#日本学術会議への人事介入に抗議します
・・・パンケーキとグループ・インタビュー/菅首相と政治部記者の歪んだ関係 - 佐藤章|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
 首相を囲んでパンケーキを食べる会から、「グループ・インタビュー」という奇々怪々な会合まで、この国の権力者とマスコミ各社政治部記者との関係は、かつて見たことのない不可思議な領域に入っているようだ。 
webronza.asahi.com 午後10:19 · 2020年10月8日·Twitter for iPhone https://twitter.com/bSM2TC2coIKWrlM/status/1314193743637966849

[上3関連]菅首相の"えせ会見"仏特派員も激怒あり得ない閉鎖性」2020/10/10 日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279817

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279817

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279817

[参考資料4]水のイマージュ2@tadanoossan2/返信先: @bSM2TC2coIKWrlMさん 不気味な関連/              日本学術会議マターが菅フェルキッシュ(日本会議ファッショ)の「動態強化デキサメタゾン型のプロドラック副作用、いわば国民の内側からの「平和憲法」破壊&洗脳を狙った奸計」の一環である証拠! →菅首相が「日本学術会議人事」で理由を説明せず!・・・ →菅首相が「日本学術会議」問題を“ふかんホニャラ”で誤魔化し理由を説明せず! しかも記者会見でなく3社だけの「グループインタビュー」形式で追及封じ込め1005リテラ note.com https://note.com/toxandoria2/n/n37287d34462d
午前5:44 · 2020年10月9日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314305677737652225

画像6https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314305677737652225

・・・海外へと拡がり始めた菅政権への批判関連の動向・・・

[参考資料5]山添 拓 @pioneertaku84さん/科学を貶める政治家として、トランプ大統領とともにリストアップされた菅首相ネイチャーで!)                   ・・・「国が学問の独立性を尊重するという原則は、現代の研究を支える基盤の一つ。政治家がこの約束を破れば、人々の健康や環境、社会を危険にさらす」と懸念。「ご指摘はあたらない」では済まされない。・・・「政治家が学問の原則に反発」ネイチャーが日本など懸念:朝日新聞デジタル 英科学誌ネイチャーは8日、「科学と政治の切れない関係」と題する社説を掲載し、新型コロナウイルスの感染拡大や環境問題などでトランプ米大統領ら世界中の政治家が科学的証拠を無視したり、おとしめたりする例が… asahi.com 午後7:50 · 2020年10月8日·Twitter for iPhone https://twitter.com/pioneertaku84/status/1314156319113273345

画像7https://twitter.com/pioneertaku84/status/1314156319113273345

[上5補足]盛田隆二ビール Morita Ryuji@product1954さん/
英ネイチャー誌「菅首相・トランプ大統領・ブラジルのボルソナロ大統領は、学問の独立性を侵害する。看過できない」 日本学術会議の予算は、年間10億円と欧米の学術機関に比べると大幅に少ない。また会員は任期6年だが、各国では大半が終身制を採用
――NHKが報じた意味は大きい
科学誌「ネイチャー」 日本学術会議の任命見送り 社説に掲載 | NHKニュース 【NHK】国際的な科学誌として知られる「ネイチャー」は、政治と科学の関係性についての社説を掲載し、日本学術会議の会員候補6人が任命拒否されたこと…

nhk.or.jp 午前8:06 · 2020年10月10日·Twitter Web App https://twitter.com/product1954/status/1314703826520162304

画像15 https://twitter.com/product1954/status/1314703826520162304

[上5関連]・・・水のイマージュ2@tadanoossan2 返信先: @pioneertaku84さん【QT】米国のプリンストン大やコロンビア大でも、学者が「民主主義を守るべき」と(菅政権への批判の!)署名をスタートさせた! →学術会議叩きに躍起…菅政権の露骨な政治介入に世界も抗議1008日刊ゲンダイ
・・・日本学術会議の新会員候補6人を菅首相が任命拒否した問題。7日の衆院内閣委員会の閉会中審査でも、政府側はゴマカシ答弁に終始...
nikkan-gendai.com 午後6:15 · 2020年10月9日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314494808111501312

画像9https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314494808111501312

[参考資料6]水のイマージュ2@tadanoossan2 返信先: @pioneertaku84さん同感!駄洒落でないが菅の存在は人間の本性、ネイチャーに反する!Cf.【暴政の愛国なる政治的インポテンツ病のニッポン!】そもそも、菅&“仮etwas病”人アベら、いわゆる「 #日本会議 カルト同好会」の本音が穴クロ『国体の本義』の復活であるのがトンでもない誤り!
必参照資料 https://youtube.com/watch?v=hTkB13gI9vM
午後9:56 · 2020年10月8日·Twitter Web App 

画像8https://youtube.com/watch?v=hTkB13gI9vM

[参考資料7]朝日新聞(asahi shimbun)@asahi「教養のレベルが露見」学者知事が強く反 ・・・「日本学術会議」が推薦した会員候補105人のうち6人について、菅義偉首相が任命しなかった問題をめぐり、静岡県の川勝平太知事は7日の定例会見で、「菅義偉という人物の教養のレベルが露見した!と・・・『学問立国』のはずなのに!…asahi.com 午後6:40 · 2020年10月7日·hornet https://twitter.com/asahi/status/1313776093036380160  

画像4https://twitter.com/asahi/status/1313776093036380160

[関連1/健全な資本主義の持続・発展のためにも学問の自由は必須!]水のイマージュ2@tadanoossan2 2019年12月17日
エコーチェンバー&認知バイアスの超自閉的<重篤合併症>が「透明甲殻リバイアタン・アベ教祖様のアベサクラええじゃないか!(および、それをソックリ引き継ぐスガノミクス)祭りに取り込まれたニッポン」!特に、アベ信者(および、可愛いい令和パンケーキおじさんor爺さん?こと菅義偉の信者)である多数派日本人(妖しげな新自由主義の絡みの御託宣を垂れ流す、菅義偉の軍師?こと竹中平蔵氏の詐欺説法を篤く信仰する)が、対「資本主義」改革要求、ESG(資本主義の健全な持続・発展のためには環境、社会、民主的ガバナンスを最重視する資本主義の方向への転相が必須であること)に無自覚なのが超ヤバ!https://twitter.com/tadanoossan2/status/1206784085626015744

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 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1206784085626015744

[関連2/健全な資本主義の持続・発展のためにも学問の自由は必須!]脱・株主至上主義の行方(上) 企業も環境格差に配慮必須 ジョージ・セラフェイム ハーバード大学教授 20191216日本経済新聞 
(ポイント)
対極的な資本主義の日米が正反対の動き
企業も投資家もESG
資本主義の健全な持続・発展のためには環境、社会、民主的ガバナンスを最重視する資本主義の方向への転相が必須であること)戦略が収益性左右
株主資本主義公益資本主義の両立重要
世界中の人々が資本主義システムの改革を要求している。米国内の対立激化、英国の欧州連合(EU)離脱、フランスでの抗議運動、欧州各国での極左・極右政党の台頭はその表れだ。
過去数十年で経済は驚異的な成長を遂げたが、成長の恩恵が全員に行き渡ったわけではない。https://www.nikkei.com/article/DGXKZO53318750T11C19A2KE8000/

[関連3/思想(環境と繋がる開放系の内心世界)とイデオロギー(超自閉化した内心世界)の違いを理解するための典型事例]

Sakura Ohka@lynruntotheseaさん/
自分を拉致しようとした極右グループの計画がFBIに阻止された直後のミシガン州知事の声明、強い。 犬笛を吹いて今回の事件の原因を作ったと言われるトランプ大統領は、彼女(ミシガン州知事)の無事を祝福するどころかFBIの手柄を自分のものにして「なぜ感謝しないのか」と更に批判を重ねた。
引用ツイート NowThis @nowthisnews
‘Hatred, bigotry, and violence have no place in the great state of Michigan’ — Gov. Gretchen Whitmer spoke out hours after a bombshell report revealed that the FBI thwarted a right-wing militia plot to kidnap her
午後8:22 · 2020年10月9日·Twitter for iPhone https://twitter.com/lynruntothesea/status/1314526622091898880

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水のイマージュ2@tadanoossan2 返信先: @lynruntotheseaさん
1 この驚くべきほど異様な事件は、「寛容を伴う健全でリアル環境と繋がる開放的な思想」は人間の生命の持続と共に無限に深化するが、固定観念(化石)化し観念世界(例えば超観念化した霊界 o r 超マイ・ファーストの異常性が堂々巡りする自閉世界)を漂う(続、2へ)https://toxandoria.hatenablog.com/entries/2018/03/07
午後9:01 · 2020年10月9日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314536586021801984

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314536586021801984

水のイマージュ2@tadanoossan2 返信先: @tadanoossan2さん,
@lynruntotheseaさん
2「面妖な世界へ変容した思想であるイデオロギー」(例えば、トランプ・安倍晋三・菅義偉(#日本会議)らのソレ)は全く別物であること(@ルイ・メナンドメタフィジカル・クラブ』―みすず書房―)の証左となっている!https://toxandoria.hatenablog.com/entries/2018/03/07
午後9:04 · 2020年10月9日·Twitter Web App https://twitter.com/tadanoossan2/status/1314537160796635138 

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・・・(“仮etwas病”人アベを踏襲する)菅政権が必死に取戻しを謀る『国体の本義』/@日本会議」カルトに乗っ取られた菅政権が取戻しを謀る「追憶のカルト」の正体、それは日本会議らの中に巣食う聖戦玉砕(このみいくさ)型「国体論」・・・

1 そもそも戦前(~戦中期まで)の昭和天皇は「自分が人間である」と自覚していたが、殆どの国民は「天皇は現人神だ」とマジで思わされていた

戦前の日本を「皇国史観」批判の眼で大きく一括りすることに慣れ切った向きは意外に思うかも知れぬが、幕末以前から存在する伝統皇国史観、および明治期以降の国体論(日本の近代国家の根本はどうあるべきかという国家観についての議論)の<主流派>は、そもそも「天皇の権威はその神格化(このミソロジー(神話論理)完成者が本居宣長/更に、宣長の神話論理の理解については一般的誤解がある/委細、下記◆参照乞)や八紘一宇(天の下で世界を一つの家の如く理解する観念で戦前の侵略戦スローガンとして使われた)の伝統よりも、天皇家の精神基盤である伊勢神道が象徴する日本の伝統文化に根差した、個々の天皇の人間としての営為、すなわち天皇の個人的な優れた人格にこそ求められるべきだ」という良識的な立場であった。

◆2013-05-07toxandoriaの日記/日本会議&神政連の『伝統神道と本居宣長』曲解が安倍自民の主権制限「改憲」と戦前型「国民モルモット化」なる暴政の元凶、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130507

国体論に関わる思潮の流れのポイントを列記すると、凡そ、それは<明治22(大日本帝国憲法公布)〜明治末期頃/国家神道(神社非宗教論なる一種のカルト的超然宗教の観念)に因る天皇現人神論の時代>⇒<大正初期〜昭和10年頃/大正デモクラシー(外来民主主義思想)と天皇機関説の影響に因る人間天皇が意識された時代>⇒<昭和12年〜戦中期〜終戦期/文部省謹製の強弁『国体の本義』による天皇現人神の時代>という流れになる。

つまり、その即位直後から文部省が『国体の本義/天皇現人神論を正統化するため文部省が作った屁理屈!』(昭和12)を発表する頃までの昭和天皇は<ご自身が人間であること>を明確に自覚されていたのである。だから、終戦後における昭和天皇の『人間宣言(詔書、19460101(S21))/新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス國民ハ朕ト心ヲ一ニシテ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ・・・』は、アベのお友達一派らが強弁する如く、なにもムリくりにGHQから言わされたのではなく、敗戦までのプロセスから誤りを学び取り、昭和天皇が再び我に返られた(カルト洗脳が解けた)、と見なすべきである(出典:昆野伸幸著『近代日本の皇国史観再考、国体論』―ぺりかん社―、ほか)。

これを別の観点から捉えれば、“そもそも明治末期頃〜昭和初期にかけて、これも現代では多くの人々が誤解しているが、実は、「天皇機関説」こそが国家公認の憲法学説であった(1900(明治33)〜1935(昭和10)頃)ので「昭和天皇ご自身も天皇機関説を当然のものとして受け入れていた」ことに基づくと思われる。しかし、『国体の本義(昭和12)』と、それに併行する『軍部の台頭』で活発化した『国体明徴運動』が<国策強化のための論理(安倍首相の憲法ムリくり解釈“詭弁”とソックリ!)>として公認され、それが一方的に超然軍事権力によって広報・強化される中で、今度は天皇機関説が国体に反する学説として排撃を受けることになった(主客転倒した)訳だ。

<注記>天皇機関説
・・・大日本帝国憲法下で確立された憲法学説で、統治権は法人たる国家にあり、天皇はその最高機関として統治権を行使すると説いたもの。国家法人説(19世紀のドイツ連邦共和国の主流学説)に基づき、憲法学者・美濃部達吉らが主張した学説で「天皇主権説」(穂積八束、上杉慎吉らが主張)と対立する。

2 大正期以降の「皇国史観(国体論)」の大混乱/「人間である」と自覚する昭和天皇は、如何にしてリアル「現人神」へ祭り上げられたか?

2−1 大正デモクラシーで昭和10年代に旧「国体論/天皇現人神論」は最大危機を迎えた、しかし文部省が強弁『国体の本義(昭12)』をでっち上げ、軍事超然権力は天皇を「現人神」に再び祭り上げた

(1)そもそも明治政府が強権カルト的「憲法解釈/神社非宗教(超然宗教)論」で『大日本帝国憲法が定める“政教分離の原則(信教の自由)”と超然宗教たる“国家神道”は矛盾しない』としたことが、今に繋がる全ての災いの始まり!

◆昭和10年代に天皇を<現人神>に祭り上げた時も、『国体の本義(昭12)』(原典参照⇒http://urx.nu/aAbH/大日本帝国は、万世一系の天皇皇祖の神勅を奉じて永遠にこれを統治し給ふ。これ、我が万古不易の国体である。)の強弁は≪文部省謹製≫であった!

「大日本帝国憲法(1889公布、1890施行)」では、文面に“信教の自由“が明記されていた(条文、下記*)が、それは「国家神道は宗教ならず宗教を超えたものである」(神社非宗教論=国家神道は超然宗教であるとする一種のカルト観念)という超然権力による強権的法解釈に立脚しており、<神道と神社を他宗教の上位に置くのは憲法の「信教の自由」と矛盾しないとの公式見解>に基づくものであった。

*大日本帝国憲法第28条の条文=「日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス」

1889年の「勅令第12号」(大日本帝国憲法公布・皇室典範公布と同年)によって官立・私立の全学校における宗教教育が禁止され、<「宗教ではない」とムリくり解釈された「国家神道」は一般宗教を超越したものとして、いわば超然カルト的に理解される>ことになる。翌1890年には、「教育勅語」が発布され、軍国主義一色で洗脳するため国民教化の基本が示され、日本は「国家神道」が<宗教・政治・道徳・教育・科学>の上に超然と君臨する異常政体と化した。

このように、<明治憲法(大日本帝国憲法)の“政教分離の原則(信教の自由)”は明治政府の強権憲法解釈によって“国家神道”と矛盾しないとされたことが、今に至る迄の日本の近・現代史における全ての誤りの発端となった>ことは間違いがない。つまり、この明治期における初期条件の根本的誤り(というより明治政府による国民への嘘(明治憲法のムリくり解釈)の押付け)こそが、その後の日本(戦前〜戦中〜戦後)へ連鎖的悪影響をもたらすという意味で、諸悪の根源になったと考えられる。

やがて、帝国主義の更なる深化は、昭和10年代に入ると「徹底した天皇の政治利用を伴うネオ国体論(皇国史観ルネッサンス)」を求めるようになる。一方、帝国主義の更なる深化と併行して、大正デモクラシーで開花した“新しい社会(国民主権、自由主義、政教分離など民主主義に関わる基本的諸観念)の発見”という新たな外来ファクター(本格的な民主主義思想)の流入が、伝統的「皇国史観」の存立基盤そのものを脅かすようになり、当時の日本は<民主主義VS伝統的「皇国史観」>の対決構図を孕む危機的状況に陥った。

つまり、『伝統神道と本居宣長』の曲解というアキレス腱(世界に冠たる現人神の国という尊大な皇国史観)を抱えながら“そもそも皇国史観の尊厳の元は何に由来するか?”という最も基本的な疑問を解かず、それを放置したまま遣り過ごしてきたため、「皇国史観(国体論)が、愈々“拡大する植民地”(侵略主義)と“新しい社会(国民主権の民主主義社会)の発見”の挟撃を受けることとなり、日本は昭和10年代に国家自身と日本国民のアイデンティティー危機というクライマックスを迎えたことになる。

しかも、そのため、当時の国体論の内部は、この根本問題の解釈をめぐる様々な流派が生まれて深刻な衝突と分裂を繰り返す大混乱に陥っていたのだが、終戦直後から現在に至るまで行われてきた“皇国史観(戦前)批判」の主流的方法(論)”は、この「皇国史観」内部での国体論をめぐる“アイデンティティーの混乱”を殆ど見過ごしてきており、それは「戦前の誤った皇国史観」だとして、一派一括りで言及されることが多かった。

昆野伸幸著『近代日本の皇国史観再考、国体論』―ぺりかん社―によれば<昭和10年に発生した「天皇機関説」事件>を契機に「国体明徴問題」解決のための「教学刷新評議会」が設置され、「教学刷新ニ関スル答申」(http://urx.nu/a87d )が出された。そして、この答申を作成する過程で提出された“特別委員会”報告で、<肝心な一般国民の国体論への無関心>や<国体の尊厳の元に関する諸説の混乱>などが指摘されていた。この点は、なんとなく現代日本のキョロ・ウロ層(無関心多数派層、国政選挙5〜6割棄権層)の問題と重なり、暗澹たる気持ちにさせられる。

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<注記>「天皇機関説」事件
・・・貴族院本会議での菊池武夫議員(陸軍中将)による天皇機関説非難の演説が発端で、軍部や右翼による天皇機関説と美濃部達吉排撃が激化。著書が発禁処分となり、不敬罪の疑いで検事局の取調べを受けた。同年9月、美濃部は貴族院議員を辞職、翌1936年(昭和11)には天皇機関説の内容に憤った右翼暴漢の襲撃を受けて重傷を負った。

(関連情報)

【もし、これが「無関心多数派層、国政選挙5〜6割棄権ウロ・キョロ層」の問題と同期すれば、日本が一気に<戦前型の軍事ファシズム国家>の時代へ突入する危機が迫る!】 ⇄ ■【若者等を出汁にした3~6割“善良”国民の「権力=御利益さん」感覚は戦前から一貫する日本人のサガ!】への便乗“ビジネス”に溺れたTV等、主要メディアの“広報活動”ご祝儀相場!苦w →菅内閣支持率74%、発足時歴代3位「人柄」を評価(森・加・桜の再調要62%共同)917日経 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1306724694985306115 
・・・
しかし、当時の文部省は、これらの問題に対し冷静かつ論理的・客観的に真正面から答えることはしなかった。それどころか、「日本とはどのような国か」についてはその新たな「国体の条件」を政府が責任を持って明らかに示すと豪語する一方で、実際には上から目線の強権的スタンスで、天皇現人神論の回復を目的とする屁理屈『国体の本義(1937/昭和12)』を大急ぎで編纂・刊行した。このようなくだりは、現代日本のポスト・311フクシマに関わる「文部省謹製・放射能副読本問題」(下記▲)を連想させる。

沖縄の小学校にも「原子村の頭目、文科省(スピリチュアル好きと思しき下村博文・大臣)」作成の嘘だらけ「副読本」が回ってきた。文科省の罪は重い!@ ジョージvia Twit2014.07.22只のオッサンがリツイートhttp://urx.nu/ao0H

・・・

ともかくも、この『国体の本義』は、爾後の「国体明徴運動」(国家主導の、いわばヤラセ的社会運動)で御上の論理を有意とするための重要典拠とされることになった。そして、この時に<皇国史観に基づく国体の尊厳の核心>について国家主導の公正・中立な学術・研究や歴史的・文献学的・考古学的検証などは一切行われなかった。そのため、きわめて非論理的な一種の“神憑りorカルト洗脳”の如き状態のまま日本が戦中〜戦後を迎えることになる。

結局、この時の<文部省当局の意図的な曖昧さの放置>こそが、戦前〜戦中〜終戦〜現在に至る過程で悪しき影響を拡大させた核心的原因と考えられる。無論、軍事ファッショ政権下では、いったん出された『国体の本義』の“根拠の曖昧さ”への批判は絶対に許されないことであった。

かくして、大日本帝国憲法・第一条「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」(が、天皇は現人神だとストレートに記されてはいない!)の記述にも拘らず、そもそも「自分は人間であること」を自覚していた昭和天皇は『国体の本義』によって、再び、政治的な理由でムリくりにリアル「現人神」へ祭り上げられてしまった。

なお、第二次世界大戦後、GHQ「神道指令」(1945/昭20)が出され、国家神道は解体へ向かったが、国家と神道を巡る「政教関係」(日本国憲法第20条は“信教の自由と政教分離原則”を規定)については、靖国神社参拝問題がその典型であるが、今日も種々の議論が絶えない。それどころか、日本会議(会員数ca800~1000万人?)あるいは創生日本、国家基本問題研究所などを受け皿として、いまも今上天皇を現人神と見なしそれを信ずる人々が未だにかなり多く存在する。因みに菅義偉首相下で、法務・検察を強力にグリップ法務・検察へ強力にマウンティング)するため法務大臣として復活したとされる上川陽子氏も神道政治連盟国会議員懇談会のメンバーである。

無論、欧米先進諸国でも、例えば「厳格な政教分離原則/ライシテ」を規定するフランス(関連参照、下記◆)、あるいは宗教名政党である「ドイツ・キリスト教民主同盟(CDU)」、「(オランダ)キリスト教民主同盟(CDA)」などが存在するドイツやオランダのように、具体的な「政教分離の原則」の外形的有り方は各国の歴史事情などに応じて様々である。

◆2014-07-01toxandoriaの日記/フランス「原発依存大幅引下の決断etライシテ」とフクシマを無視し「美しい戦争と世界一安全な原発」を取り戻す安倍政権の脳髄が「靖国&複合カルト」汚染なる倒錯型「超リスク」の深層、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20140701 

因みに、これは良く問われることだが、これら宗教名付きの政党が存在するドイツ、オランダなどでは「政教分離の原則」が存在しないのでは?という素朴な疑問がある。しかし、これは「政教分離の原則」に関わる根本的誤解である。つまり、それは「政教分離の原則」が<政治・政党>と<宗教>の分離ではなく、<国家・政府(地方行政府)/公共空間&公共意識>と<宗教>の分離である、という同原則の根本についての理解不足に因る“基本的かつ致命的誤解”である。

だから、いま一番戸惑っておられるのは、<自分は紛れもなく人間であり、かつ今の日本国憲法は直近戦争における多大な内外の犠牲の上で、やっとの思いで日本国民が手にした貴重な歴史経験の賜物だ。だからこそ、これを“天皇家の精神基盤である伊勢神宮が象徴する日本の伝統文化と調和させる”ことが自分の重要な役割である。その意味でも、偽装極右ならぬ“正統保守”の立場を必死に守ることが絶対重要だ!>と思われている今上天皇(その意味で昭和天皇の御意思を継がれている)ではないだろうか?

(2)普通選挙運動・労働運動など“国家と異なる新しい社会(民主主義思想)の流入と発見”の最中に、突然『国体の本義』が登場した裏に透ける政治的謀略の影

既述のとおり、大正中期〜昭和初期ごろにかけて、天皇の役割についての学説である「天皇機関説」(1900(明治33)年代〜1935(昭和10)年頃までの30年余りにわたり憲法学の通説とされ、かつ政治運営の基礎的理論とされた学説)が主流として定着するようになっていた。

そこで、このトレンドを苦々しく思う超然軍事権力(日本政府)が、これに対抗するため当時の文部省を窓口に御用学者らを総結集させて、急ぎ編纂した出版物が天皇現人神論を中核とする『国体の本義(1937/昭和12)』であった。そして、その時に行われた強引な論理、というよりも強権的なムリくり詭弁による「国体論」解釈の手法は、現在の<安倍政権→菅政権によるムリくり憲法解釈による集団的自衛権行使に至った遣り方>とそっくりである。

「天皇機関説」の提唱者であった一木喜徳郎(男爵、文部大臣、枢密院議長など歴任/二・二六事件で内大臣斎藤実が殺害されると、事件中は宮中で“人間であることを自覚”されていた昭和天皇の相談相手を務め事件終息に尽力)と美濃部 達吉(憲法学者、東大名誉教授/大正デモクラシーにおける代表的理論家)が、一転して、空気がスッカリ変わったように激しく非難され始めたのは、一木喜徳郎の政治的ライバル平沼騏一郎の謀略によるものであったことが知られている。

なお、平沼騏一郎は、当時の法曹界で権力を持ち保守・右派勢力の中心人物(黒幕、フィクサー)として暗躍し、果ては帝人事件(1934(昭和9年)に起こったでっち上げ疑獄事件)や企画院事件(1939〜1941年にかけ、多数の企画院職員・調査官および関係者が左翼活動の“嫌疑”だけで治安維持法違反として検挙・起訴された事件)を引き起こした、典型的な“天皇の政治利用を是とする”極右(正確には、右翼ならずカルト的狂想を誤魔化しているという意味での偽装極右)政治家であった。戦後、平沼騏一郎はA級戦犯となったが、彼は現在の平沼赳夫『日本会議・国会議員懇談会』会長の血縁にあたる養父である。

(3)「国体の本義」を補完する「教育勅語と軍人勅諭」も明治天皇の意図を離れ、「国民の戦争ロボット化」を目指す偽装極右派と軍部によって手前味噌で解釈された

ところで、形式的に明治天皇が発したとされる「教育勅語(明23/原文 ⇒http://urx.nu/aAbY) は、“そもそも皇祖・皇宗、つまり万世一系の歴代天皇が日本国家と日本国民が守るべき道徳を確立したと語ることから始まり、絶対的な国民の忠孝心こそが日本の国体の美しい精華であり日本国民を教育し育てるための淵源である”と規定してある。そのうえで、“有り難くも、かくの如く歴代天皇が国家と道徳を確立したのであるから、いざ国家に危機が迫った時には国民が国と天皇家の為に全力で尽くし潔く行動すべきであることなど、国民が守るべき12の徳目(道徳)が明記され、これを死守するのが国民の伝統であると記されていた。

一般的に誤解があるようだが、この「教育勅語」(水戸学および明の朱元璋の『六諭』の影響が指摘されている)が「天皇現人神論」については直接触れていないことを注視すべきである(因みに天皇現人神論を重視する国粋主義者らは“明”朝(漢族系)までの中国文化は高く評価し、“清”朝(満洲族系)以降のそれは蔑視するようになったとされる)。

加えて、「教育勅語」を纏めた井上毅(内閣法制局長官)が「立憲主義の君主は国民の良心(内心)の自由に干渉し得ないので教育から宗教色を排するのが当然」だと主張していたことが知られている。ので、当時のフランス(第三共和政・中期頃)の政治事情に通じていたとされる井上毅はフランスの厳しい「政教分離の原則」を意識していたのではないかと思われる(厳格な政教分離の原則を指す言葉、ライシテが初めてフランス共和国憲法の中に現れるのは、「パリコミューン(1871)後に制定された第三共和国憲法(制定1875)が1884年に改正された時」である/ 関連参照⇒ 2014-07-01toxandoriaの日記、http://urx.nu/aA9N )。

つまり、井上毅(漸進主義の考え方から先ずプロイセン型国家を構想すべしと主張した人物でもあるが)は、司法省の西欧使節団(8人)の一員として明治5年(1872)に渡欧しており、この時はフランス中心に司法制度の調査研究を行った。従って、井上はライシテとパリコミューンの事情についても、ある程度理解していた可能性が高い。ともかくも、このような事情を背景としてできた「教育勅語」は、形式的に明治天皇が発したとされているものの、そこでも「天皇現人神論」はストレートに主張されていなかった。

しかし、昭和10年代以降になると、現実的には「天皇現人神論」が「教育勅語」の大前提であると理解されるようになった。

また、「教育勅語」の少し前に、同じく形式的に明治天皇から直接出された「軍人勅諭」(明15/原文 ⇒ http://urx.nu/aAc2)は“軍人に対して政治への不関与を命じる(今風に言えばシビリアン・コントロールを厳守すべき)”ことが基本であると書かれているものだが、ここでも「天皇現人神論」には直接触れていない。にもかかわらず、やはり昭和10年頃から軍部は「軍人勅諭」が“明治憲法に先行して出された”重要勅諭であると主張するようになる。

更に、彼らはやがて「軍人勅諭」は<軍部の独立性を担保する重要証拠>であるという方向へムリくりに解釈し直される。その後は軍部の政治介入が強化されることとなり、万事につき「天皇現人神論」を金科玉条とする「国家総力戦を唄う日本軍国主義の罠」に日本全体がスッポリ嵌ることになった。まさに、これこそ丸山 眞男が言う「抑圧の移譲」による「無責任の体系」の完成、そして「国家神道(靖国顕幽論)による、全ての日本国民の戦争ロボット化」ということであった。

・・・

2−2 ご都合主義でムリくり解釈される「日本民族論」、それは単一大和民族(攘夷論の一つの根拠)⇒日本人混合民族(昭和10年代〜戦中期)⇒単一大和民族(戦後期)と揺れてきた

(昭和10年代〜戦中期は軍部の露骨な政治介入で「天皇の密教政治利用」が強まり、東アジア植民地獲得(帝国主義)を支える「日本人混合民族論」へ傾斜した)

ところで、歴史的「皇国史観」(本居宣長がアーキタイプを完成した)をベースとする伝統的「国体論」とは異なる、いわばネオ「国体論」(現実的、政治的に天皇を利用するためにこそ、天皇を現人神に祭り上げることを良しとする国体論/いわば強弁『国体の本義』なる皇国史観ルネッサンスで一層悪徳化した“天皇の密教政治利用”)の原像がそのフレームを現しつつあった明治半ば以降の日本は、軍部の露骨な政治介入も加わり、やがて東アジアの植民地獲得政策を積極的に拡大させて行った。

<注記>天皇制をめぐる「顕教・密教」論(仏教の顕教・密教の意味ではない!歴史学者・坂野 潤治氏の用語)
・・・「顕教」は、「一般国民を広く柔らかく洗脳するシステム」として機能した天皇制、「密教」は特権層による<隠然たる国家支配の技術>の意味。後者は<場合によっては「玉(ぎょく)」(天皇)をも冷酷に政治利用するという傲慢な意思(“密教テロリズム・クーデタ”を超然発動する意思)を秘める悪意に満ちた、非民主主義的で狡猾な統治システム技術>である。

このため、爾後は、今までの日本の歴史と決定的に異なる困難な事態を抱え込むことになる。その事態とは、つまり異民族の同化をめぐる伝統「国体論」の有効性についての議論である。別に言えば、それは<日本の伝統トラウマでもある『世界に誇るべき純血の単一大和民族』なる妄想>と、<異民族統治の正当性を主張するためのネオ「国体論」>の相克ということである。

つまり、それは<そもそも皇国史観(特に明治期以降の国体論(皇国史観)は『伝統神道と本居宣長』の曲解に端を発する(参照、下記◆)ものであったのだが・・・)は歴史と伝統文化を共有する単一日本民族に固有のものである。しかし、拡大する一方の植民地の異民族は日本伝統の国体を理解できないのではないか?だから、彼らに対し天皇陛下への主体的忠誠を期待するのは無理ではないか?>という、もっともな危惧(憂虞)の問題であった。これが、いわゆる<日本人に関わる「混合民族論」と「純血大和民族論」の相克>の問題の発端である。

◆2013-05-07toxandoriaの日記/日本会議&神政連の『伝統神道と本居宣長』曲解が安倍自民の主権制限こと「改憲」と戦前型「国民モルモット化」なる暴政の元凶http://urx.nu/aA9N

そこで、歴史の流れから大きく俯瞰すると、日本人が「混合民族」であるか「単一大和民族」であるか?の問題について、ある興味深い傾向が見えてくる。そもそも幕末期以前の伝統皇国史観(本居宣長)では「単一大和民族論」であったのだが(尊王攘夷論の一つの根拠)、明治中期〜大正期〜昭和初期(戦中期)においては植民地獲得が拡大するにつれて「混合民族論」が主流とならざるを得なくなった。そして、興味深いことに、終戦後は、再び、左派・右派の別を問わず「単一大和民族論」が主流となったのである。

いわば簡単に科学的検証の結論など出そうもない「日本民族」の問題は、これもご都合主義的にムリくり解釈が繰り返されてきたようだ。↞直近のDNA解析では「混合民族論」が立証されつつある!


それは極めて時流に沿った政治的マターであるという訳だ。しかも、それは今も同じことで、擬装極右たる安倍政権下では皇統問題(男系Y染色体問題、日本人は全て神武天皇の子孫?これも一種の天皇密教利用の問題?w)とも関わりつつ益々不可解化しつつある。因みに、古澤満著『不均衡進化(Disparity Evolution) 』―筑摩書房―によれば、二本のDNAがほつれて複製されるとき、「二本の鎖」のうち一方は「連続鎖」、もう一方は「不連続鎖」となるが、「連続鎖」といえども100%の複製はあり得ず相対的に変異が小さいという意味で「保守的」といえるだけのことだ。

3 戦前期において実は「大混乱していた国体論の議論」から浮上する、二つの対照的な国粋主義思潮

3−1 大混乱の核心は「皇国史観/純粋精神文化主義」VS「皇国史観/聖戦玉砕(このみいくさ)原理主義」の相克

ところで、戦前期において、皇国史観に基づく「国体論」が現実的には大混乱していたという事情を少し詳しく観察すると、そのなかから主流派と見るべき二つの思潮が見えてくる(以下は、昆野伸幸著『近代日本の皇国史観再考、国体論』―ぺりかん社―ほか、を参照して取り纏めた)。

特に、下(A)三井甲之(みついこうし/1883(明16) - 1953(昭28))の「神代の神勅に始まり自然アニミズムに起源する日本の伝統文化そのものの保守」を最重視するという立場(古神道に近い考え方)に関しては、・・・

外来の“新しい社会の発見”(民主主義の諸原則、特にフランス型の“厳格な政教分離の原則”)の観念が加わり、その両者を冷静に調和させることさえできれば、当然、この三井甲之に始まる思潮は現代(ポスト太平洋戦争時代)の民主主義国家としても受け入れ可能な、最も日本的な「正統保守」の立場となり得たと考えられる。

ところで、既述の『国体の本義』(昭12/文部省編纂)は、伝統「皇国史観」をめぐる、これら二つの立場の相克による大混乱に終止符を打つことが狙いであったと考えられるが、ムリくり強弁であったその『国体の本義』によって国体論(皇国史観)の相克は鎮まるどころか、ますます対立の激化を招くこととなり、実は敗戦直前〜終戦後でもその対立は解消されていなかった(例えば、『終戦時のクーデター、宮城事件』の発生などにその典型事例が現れている)。

それどころか、終戦直後にこそ、実はこの相克が最大の危機を迎えており、そこで(A)の立場は敗退(正統保守の死!)して、擬装極右(ないしは偽装民主主義)である(B)だけが主に自民党およびその中核的「支持基盤」である日本会議らの中に生き残り、それが現在に至った。

しかも、それは今の日本にも深刻で危機的な暗い影を落としている。そして、安倍政権が“美しい戦争ができる戦前を取り戻す!”と絶叫することの危険性(超リスク)が、実はこの問題、つまり<(A)が死に絶えて(B)だけが生き残った>ことの中に潜んでいたことになる。

そして、それを狡猾に偽装しつつ引き継ぐ菅政権の恐るべき“正体の現れこそ”が、実は今回の「日本学術会議マター」の“核心”であるということになる。


結局、それこそが<現代日本に正統保守を代表する政党が存在せず、殆どの日本国民は正統保守と偽装極右の違いについて理解しようする積極的意思を失っているため、今やアベ様のお友達ら擬装極右一派の悪徳政治の抑圧下で出現した「アベ靖国&原発Wカルト汚染」、およびそれをソックリ(巧みに偽装しつつ)引き継ぐ、菅政権の国民無視の狂乱サイコパス政治の暴走に甘んじるだけ>という恐るべき事態が出現している訳だ。

しかも、殆どの日本国民は、この「菅・日本会議フェルキッシュ(カルト宗教に因る独裁)政治」が、健全な「日本の正統保守」だと思い込まされている。


(A)[皇国史観/純粋精神文化主義](代表する人物:原理日本社の三井甲之)

そもそも三井甲之は、個々の天皇の人格はともかく「皇国史観」に基づく優れた日本文化の伝統は最重視すべきだとする立場であり、「天壌無窮ノ神勅」を根拠に「神州不滅」を確信することが先決であり、「億兆一心義勇奉公(このみいくさ/近代日本伝統の玉砕型カミカゼ聖戦」などは天皇に対する随順を意味する二次的なことだとする立場を取っていた。

但し、終戦間際ではこのような考え方の人々も、日本国民が玉砕することはやむを得ないという考え方、つまり下の(B)と同じ閉塞的で異常な過激シオニスト的な思考回路(ハンナ・アーレント風に言えば“悪の凡庸さ”に嵌った状態)の中へ急速に追い込まれて行ったことも事実である。

しかし、この(A)の思潮ジャンルの人々は、もし自らの戦争体験を真正面から見据えて真摯に反省するチャンスさえあれば、やがてその思潮の中に元々潜在していた漸進改良主義的な意味での“正統保守”的な価値観(象徴天皇と日本国憲法の下で日本の優れた伝統的文化の相対化ができる、そして“新しい社会”の発見として民主主義の諸価値を受け入れつつ、それらを定着・同化・深化させることができる)を更に発展させる立場へ、つまり新たな考え方の道筋へ転向(進化)する可能性を備えていたことになる。


(B)[皇国史観/聖戦玉砕(このみいくさ)原理主義/政治学者・橋川文三の定義で、近代日本伝統のカミカゼ自爆テロリズム](代表する人物:東京帝国大学教授・平泉澄)

平泉澄は、同じく「天壌無窮ノ神勅」を根拠に「神州不滅」を確信することが先決であるのは当然としながらも、それは決して純粋精神主義に止まるべきではなく、あくまでも「億兆一心義勇奉公」の主体的実践(自爆玉砕テロリズム(このみいくさ)覚悟の美しい戦争への参加)で「神州不滅」の結果を手に入れるため具体的行動に出なければならないとする立場である。

言い換えれば、それは日本の政治家・軍人・学者・官僚・財界人・メディア人ならびに一般国民は、すべからく「天皇への“主体的な忠”をリアル戦争で実践しつつ、美しく玉砕・散華すべし」とする閉塞的観念の世界に囚われた、まさに「狂信アカデミズムの立場」である。

加えて、現代の可愛いい?“令和のパンケーキおじさん(orお爺さん?)”こと菅義偉首相は、先輩格の安倍晋三氏にも負けず劣らずの非常に執念深い「怨念のヒト」(あの超キモ~イ眼差しのとおり!)でもあるようだ!w(Cf.↓♨)

♨日本学術会議バッシングの裏に…菅首相10年越しの私怨2020/10/11日刊ゲンダイ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279820

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279820

菅政権下の今の日本が非常に危機的だ!と見るべき訳は、以上のような意味において、昨今はやりの「令和の可愛いパンケーキおじさん」などという、忖度・翼賛メディア御謹製の“おじゃらけ”キャッチに惑わされた、あまりにも無防備な多数派層の国民が、そのやんごとなき狂信アカデミズム(アンチ“学問の自由”アカデミズム)が仕込む「聖戦このみいくさ(この御いくさ)論」を素直に受け入れる寸前まで「日本会議が仕込んだエコーチェンバーの罠」に深く嵌りつつあるということである。

(完)



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