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【印刷相談窓口 Q&A】 小ロットの型抜き

「デザイナーのための印刷研究所」に寄せられた、印刷・加工に関する質問を、シンプルにわかりやすく解説する【印刷相談窓口】。紙もの制作に関するちょっとした疑問を、紐解くヒントになりますように。

Q.

10部だけの型抜き案件があるのですが、型を作ると予算が合いません。型代を抑えて安くする方法はありますか?

A.

少ない部数の案件には、型を作らずにカッティングできる、「カッティングプロッタ」での型抜きが適しています。


解説

型抜きは、まず抜きたい形の型を作成します。
この型で印刷物をくり抜いていくのですが、この型を作成するのにもコストがかかります。大量の部数を作成する場合に比べて、少ない部数を作成する場合にはどうしても割高になり、予算が合わないというお客様も少なくありません。

そこで、小ロットの型抜き案件にお勧めするのが、
型のデータから一つずつ抜くことができる「カッティングプロッタ」です。

​カッティングプロッタはわざわざ型を作成することがないので、特に少部数の場合はオンデマンド印刷と連携することで、印刷からカッティングまでを安価でかつ効率よく生産することができます。


部数・目的によって選択しよう

● 少量の抜きがある場合
→ オンデマンド印刷 + カッティングプロッタがおすすめです。

【Q&A】小ロット型抜き-01

特徴 : 型データを読み込むだけでカッティングできるので、型が不要。
カッター刃のヘッドは360度回転します。
カット範囲 : 640mm×850mm迄
最大厚み  : 7mm迄
目安部数  : 1~100部程(サイズにより異なります)
注意事項  : 形状によりカットが難しい場合があります

【Q&A】小ロット型抜き-02
【Q&A】小ロット型抜き-03


● 大量の抜きがある場合

→ オフセット印刷 + トムソン式型抜きが主流です。

【Q&A】小ロット型抜き-04

特徴 :一般的に良く使われる手法で、木板に溝を掘りその溝に刃(トムソン刃)を埋め込んだ型を作成します。平盤打抜き機に型を装着し、紙を1枚ずつ自動で型抜する事で、大量部数の生産性をあげる事が可能です。

【Q&A】小ロット型抜き-05


小ロットのカッティング事例

カッティングプロッタでは型を作らずにカッティングをするので付加価値の高い製品づくりも思いのまま。オンデマンド印刷と連携することでプリントからカッティングまでをトータルで効率よく生産します。自社オリジナルの商品を小ロットで気軽に作る事ができます。※試作にも有効利用できます

【Q&A】小ロット型抜き-06

付加価値の高い製品を。
型抜きに関するご質問・お悩みがありましたらお気軽にご相談ください


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