【印刷研究所コラム】 vol.20|アイテムに適した紙の厚さ
前回の vol.19 では、印刷発注の際に必要な情報である、印刷用紙の厚さ(重さ)についてお話ししました。
今回は、つくりたいアイテムの適切な紙厚をイメージできる一覧表を作成しましたので、連量(kg)と紙厚(mm)の早見表とあわせてご覧ください。
紙の厚さから見る、アイテム一例
代表的な連量(四六判ベースで記載)ごとに、適している制作アイテム・用紙の特徴・使用用途などをまとめました。
また、A4一枚当たりの重量を記載しましたが、特にダイレクトメールで必要不可欠な重量計算に役立ちます。封入物1枚当たりの重量を把握することで、合計でどのくらいの重量になるかを前もって計算することができます。
※ 四六判換算・参考値であり保証値ではありません
※ A4一枚当たりの重量は、参考値であり保証値ではありません(印刷・表面加工の内容にによっても変動します)
連量 (kg) ⇔紙の厚さ (mm) 早見表
代表的な連量(四六判ベースで記載)ごとに、一般紙として多用されるコート紙・アート紙、マット紙、上質紙、その他人気のMr.B、アラベール、ヴァンヌーボVの紙厚(mm)を早見表にしました。
同じ連量でも用紙によって厚さが異なります。作りたいアイテムに適した用紙の厚さから、使用したい用紙銘柄の連量を逆算することによって仕上がりイメージを共通認識する際の齟齬が減り、トラブルの回避につながります。
※四六判換算・参考値であり保証値ではありません
洋紙(上質紙)の 連量・坪量・紙厚 早見表
紙の連量は、最も品数の多い四六判ベースの連量に換算して比較することがあります。また規定寸法が記載されていない場合は四六判ベースで記載されていることが多いです。下表の縦軸上は全て同じ厚さを指しています。
例|上質の四六判 90kg = 菊判 62.5kg(坪量 104.7g/㎡・紙厚 0.124mm)
※参考値
※四六判換算・参考値であり保証値ではありません
最後に。
今回は、実際のアイテムに適した紙の厚さをはじめ、用紙選定時などに便利な早見表をご紹介しました。同じ種別の紙でも、銘柄によって数値が異なる場合がありますので、こちらは参考値としてご覧ください。
印刷案件の進行時には用紙の提案・束見本の提案もいたします。お気軽にご相談ください。
● 印刷に関するご相談・資料請求 は こちら
● 簡単!印刷見積もり依頼 は こちら