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Happy Birthday🎉。の第百七十七首

第百七十七首
初めぞめの淡海あふみの桜とことはに
この花咲くやににぎ八千代に
─── 音無桜花

2024.09.02.


今日はパートナーの誕生日です。

今年は誕生日の前々から「特別な言葉を」とリクエストされていました。

難易度の高いリクエストではあったのですが、短歌をきっかけに知り合った私達。
「誕生日に短歌を贈るので、相聞歌の形にしよう!」と相成りました。

始めのうちは私がプレッシャーを感じていたのですが、相聞になった時点でパートナーもプレッシャーを感じ出したようです(笑)。

さて、冒頭の歌は幾重にも解釈できるような構成にしました。

この短歌の骨子は『私達ふたりが永く寄り添って咲き続けられますように』との思いです。
そこに私達ふたりで経験した思い出や、思い入れがあるワードを織り込んで歌にしてあります。

直意はおよそ次のようなもの。

今年最初に咲いた淡海(近江)の桜よ、とこしえに咲いておくれ。
桜の花よ、豊かに賑やかに(ににぎ)咲き続けておくれ。

 

これに重ねて、私達の境遇や思いを織り込んだのが次の意です。

まだお互いをよく知らない初々しい頃、近江の桜を見に行きましたね(=逢う身)。
思い出の桜も私達も末永くありますように。
結ばれた木花咲耶姫コノハナサクヤビメ瓊瓊杵尊ニニギノミコトのように、えにし永く結ばれますように。

 

出会って間もない頃に、滋賀の桜を見に行ったことや、パートナーが木花咲耶姫にご縁があったことを散りばめました。

掛詞をふんだんに用いてあるので、色々読み取って、解釈を楽しんでいただけると嬉しいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誕生日、おめでとうね🎵🎉🎉
小さな花のように頼りなさげな二人ですが、末永くよろしくね😊

この短歌を見たパートナーは、返歌に悩んでいるようです。しめしめ………(笑)。

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