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Photo by
1nose10ya
スノーマン。の第二百三十九首
第二百三十九首
漆黒の夜空をはらう月明かり
創造主の手で生まれるスノーマン
─── 音無桜花
2025.02.11.
今日の月齢は十三夜。
満月に近い月が浮かんでいます。
上空は風が強いようで普段ならば星がまたたいているような夜空。しかし、月明かりのせいか今夜は星が見えません。
月明かりだと蒼い夜空になるのをよく見かけますが、今日の夜空の色は漆黒です。
薄墨のような雲の背後から、白く輝く月が姿を現しました。
色味と輝度のコントラストが美しく際立ちます。
すっかり夕飯の時間だというのに、数名の中高生くらいの若者が、和気あいあいと雪玉を転がしていました。
雪だるまをつくっている様子。
今日の昼には存在しなかったスノーマンが、明日の朝には誕生しているはずです。
誰もいない深夜、月明かりに照らされるスノーマンは美しいことでしょう。