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雪と街灯。の第二百四十五首
第二百四十五首
危うげなスローモーションの雪が降る
黄色く冷たい街灯の下
─── 音無桜花
2025.02.22.
雪が降ったり止んだりの日が続いています。
今日の昼間もそんな天気でした。
日没を過ぎて気温が更に下がってきました。
牡丹雪と粉雪の中間ぐらいの雪が降っています。
キラキラ光っている様子から、見た目以上の冷たさである事が伝わってきます。
少し危険をはらむような印象を受けます。
LED街灯の明かりのなかを、スローモーションのように雪が降っていました。
一瞬、時が止まったかのような動きをして、また地面へと降り敷いていきます。
一瞬で心をつかんで何かを刺し通してくる。
美しくも危うい、そんな雪の夜です。